映画と本の『たんぽぽ館』

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ターミネーター2

2015年08月05日 | 映画(た行)
帰ってきたシュワちゃんはもっとすごい



* * * * * * * * * *

引き続き見ました。
ターミネーター2。
この際、3連載ということにしちゃいましょうか。


本作は第一作の7年後に作られています。
続編としては少し時間を経ていますが、
ストーリー上は前作から10年後の設定なので、
サラ(リンダ・ハミルトン)の年齢の重ね方が絶妙にマッチしていて、ステキなのです。
この2作は必ずセットで観るべきです。


前作のラストで、「戦士の母」としての自覚を強めたサラ(リンダ・ハミルトン)は、
南米で体を鍛え、戦闘や組織論を学び、武器を蓄えていきました。
また、息子ジョンに戦士としての教育もしました。
そして、あるコンピュータ開発企業の爆破を目論んだのですが、失敗。
ターミネーターのこと、審判の日の人類の破滅のこと、
それを説明するサラは、強度の統合失調症とみなされ、
警察の精神病院に監禁されてしまっているです。
養父母に預けられたジョン・コナー(エドワード・ファーロング)は10歳。
そんな彼の前に未来からまた二人の男がやってきます。
彼を抹殺しようとする新型ターミネーターT-1000(ロバート・パトリック)、
彼を助けようとする旧型T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)。
始めのうちどちらが敵か味方か、わからないところがミソです。
一作目を見た人はやっぱりシュワちゃんの方を敵と思いますよね。
T-1000のほうが一見紳士風でもあるし。
だからサラが、息子とともに精神病院に乗り込んできたT-800を見て
逃げ惑うシーンがあるのです。
けれど、味方についたシュワちゃんほど頼もしいものはない!! 
やってくれます。
またこの時期、近い将来の「審判の日」を呼び起こす
マイクロチップの開発が今にも完成しようとするところ。
結局その元になるのは、前作で未来からやってきたターミネーターに組み込まれていたものだった
というのがまた、皮肉ですよね。
倒しても壊してもまた起き上がってくる不死身のT-1000をどのように倒すのか、
スカイネットの興隆を阻止できるのか。
これもまた見どころ満載。
そして、ラストシーンは意外にも泣かされますよ・・・。
文句なしのすごい作品です!!



ミーハー的なお話を少し。
ジェームズ・キャメロン監督は何人もの女性と結婚したり別れたりしていますが
リンダ・ハミルトンもその一人。
少年ジョン役のエドワード・ファーロング、まあ、なんて美少年なんでしょ!
でも今はその名前を目にしないけれど・・・、
と思って映画サイトで調べたところ、現在も俳優を続けていますが、
まあ、すっかりいいオジサンに。
・・・当たり前ですけどね。
知らないほうが良かった。

ターミネーター2 特別編(日本語吹替完全版) [DVD]
アーノルド・シュワルツェネッガー,リンダ・ハミルトン,エドワード・ファーロング,ロバート・パトリック
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン


「ターミネーター2」
1991年/アメリカ/137分
監督・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング、ロバート・パトリック、アール・ボーエン
シュワちゃんの魅力度★★★★☆
満足度★★★★★


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