川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

天国と地獄の日韓戦

2005-08-07 23:16:14 | サッカーとか、スポーツ一般
東アジア選手権の最終戦。
実は負けた方が、最下位に沈む、そういうネガティヴな闘いでもあったりして、ちょっと漫然としつつも、負けたら嫌だな感が強い試合だった。

この前の中国戦は眠ってしまってみなかったので、アテネ世代の選手たちの代表戦は初。
気になったのは、今野と村井。
今野みたいな読みベースのプレイヤーは、経験がすごく大事なんだろう。すでにアジアでは戦える水準だと証明してくれたけど、欧州タイプ、南米タイプ、アフリカタイプのチームにどう対応できるかは、これからチャンスを与えられてこそ、という気がした。まだまだだね。でも、のびしろがすごくある。

村井。この人はフル代表に定着していいと思う。アーリークロスも、抉ってのクロスも、両方とも精度は三都主より上なんじゃないか。それに、守備ちゃんとやってくれるもんな。

駒野はよく分からなかった。茂庭は安定してた。巻はふだんプレーを知らないのできょうがどうなのかさっぱりわからなかったけれど、最後までモチベーションを失わなかった。ああいうがんばりって、空回りと紙一重で、勝てなかったら逆に「噛み合わない」と一蹴されておしまいなのだろうけれど、とにかく、前線で仕事を探し続ける姿勢を維持できなければ、その瞬間におしまいだ。

とはいいつつも、実はかなりテンション低くて、仕方がない。
試合も、勝てる気が全然しなかったし、中澤が決めた時も、これで勝ったらなんか韓国に悪いよなあなんて思ったり。

全体の結果としては、「二位」なんだって? そして、韓国が最下位? ほんとかよ。
ボンフレール監督、解任されたり?

ひとつだけ言えるのは、この大会、悪くない。
二年前の第一回の時には、こんな大会いらないよ、とか思っいたけれど、やはり近隣の国々でしのぎを削るってのは、選手にとって成長の機会なのだろうな。

最終戦で優勝をねらえていたチームが最下位に沈むくらい実力が拮抗しており、そうい者同士が真剣になって戦うサッカーはいいもんだ。
なにより、今回みたいに新しい選手が飛び出してくる(というには地味か?)機会にもなる。

ジーコがいざとなれば、どんでもないカンフル剤を打ったりすることもわかって、その意味でもやはりよかった。
宮本が「もう一度、代表として戦うことの歓びをかみしめてピッチに立ちたい」みたいなことを言っていたけれど、心の中でモチベーションがへたれることって、やはりあるんだろう。長い間出続けると。

とかいいつつ、やはりテンション低い。
なんでだ。