川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

総括、レッサーパンダが立ち上がると見えてくるもの

2005-08-02 18:53:05 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
すでにブームは沈静化したけれど、「風太君騒動」についての総括めいた特集が、市民ZOOネットワークのニュースレターVol.15に出ている。「レッサーパンダが立ち上がると見えてくるもの」というタイトル。
ぼくが書いたコメントも載っているので送ってもらった。

さすがに「動物園のことをよく分かっている外部者」が作っているだけあって目配りがよい。千葉市動物公園にインタビューに行って、騒動の一部始終をまとめたセクションでは、風太の立ち姿についての情報が意図せぬ形で報道され、「立つ」という事実だけが広がっていったいきさつが述べられている。
旭山の風太君騒動批判に対するコメントとしてもこのブログで書いたのだけど( リヴァイアさん、日々のわざ: ケンカを売ってる旭山動物園。でも、ちょっと素朴すぎないか? いや、しかし…….)、彼らが同業者批判として述べたことの大部分は、実はメディア批判だ。メディアを操縦できなかった同業者批判という意味合いはあるにしても。

千葉市動物公園でも、ちゃんと説明はしている。立つことの意味、彼らが野生で置かれている位置……等々。事前に放送チェックするのは「検閲」なのでできないわけだし、どのようにマスコミに意図するメッセージを伝えてもらうかは、とても難しい。

たぶん、動物園も対マスコミ戦略って必要なんだと思う。旭山はたしかにそれに長けており、ほかの動物園がナイーヴであるというかんじもしないでもない。だからメディア批判をしていればよいというわけではなく、じゃあ、どうやって分かってもらうのかというのは、とても大事なことなので、日頃のメディアとのつきあい方を含めて、ああだこうだと模索すべきなのだ。

たとえば、興味を持ってくれる地元記者を招いて、「勉強会」とか「お茶会」なんかを始めるとかね。

閑話休題。
市民ZOOネットワークのニュースレターの特集では、彼ららしく「レッサーパンダと環境エンリッチメント」という項目が立っていた。

レッサーパンダが立つことと、エンリッチメントの周辺。
「なぜ、ヒトが入っているみたい?」、「立ち上がる姿から、進化が分かる!」、「野生でも立ち上がり行動は頻繁にするの?」、「飼育環境が与える影響」、「How to エンリッチメント for レッサーパンダ」という項目からも、かなりそそる、でしょ?

残念ながら、ニュースレターは頒布はしていないそうです。
サポーター(会員)になった人には送られてくるとのこと。4月から翌年3月までの一年単位の会員制で、12月までに入会するとその年度の会員あつかい(この号も含めて今年度のニュースレターがすべて送られてくる)になるそうです。
宣伝ね。でも、本当にいい特集です。

リンク: 市民ZOOネットワーク.


キダチアロエ液汁の謎

2005-08-02 14:44:38 | 日々のわざ
たぶんもらい物なんだろう。まわりまわって、「キダチアロエ液汁100パーセント」なるものが、手元にある。

カテゴリーは「清涼飲料水(有機)」となっているのだから、とにかく飲みものである。

パッケージのいちばん上には、「厳しい衛生管理の下に製造されており、美容と健康のために毎日ご利用ください」とある。

どうやら、体にいいものらしい。でも、どういいのか、よく分からない。

さらに、下の方の注意書きに、「空腹時にはのまないで」とか、「のみ過ぎるとお腹がゆるくなる」とか、「身体に異常が認められたら量を減らしてください」とか、なんか怖いことが書いてある。これさ、体に悪いんちゃう??

飲んでみた。すげー苦かった。
清涼なんてとんでもない。ニガニガだった。

いったいどうしたものか。500mlもあるんだよ。


妹はビニールに入れたままコレクションしている

2005-08-02 00:18:55 | 自分の書いたもの
実家に電話したら妹が帰省しており、少し話した。

そして、衝撃の事実が……。

「いつも本送ってくれてありがと、でも読んでないんだけどさー」というのはまだしも、どうやら一番最後に読んだのは、「へんてこな動物」らしく、以来、すべての本が本棚にビニールに包まれたまま保存されているのだそうだ。
おいおい、ビニ本かよ(古っ)
「コレクションは完璧」というが、その完璧ぶりにあっけにとられる。

別に収拾癖がある子ではない。単に「にいちゃんの本だと思うと、ドキドキして中身が見られない」のだそうだ。
「自分の写真集とか出したら、やっぱりみられないと思わない?」というのだが、それは明らかに自意識過剰だぞ、妹よ。
その過剰なる自意識をさらに広く、ぼくの著作にまで広げてどうするね。

謎な女、である。我が身内ながら。