事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2019年8月号PART3 最悪のシナリオ

2019-08-31 | 国際・政治

Phil Collins - You Can`t Hurry Love [HIGH QUALITY] VideoClip

PART2「学校の働き方改革その2」はこちら

「米国が中国に焦点を合わせようとしている時、日韓がゼロサムゲームを演じるのは米国にとって最悪のシナリオだ」

カーネギー国際平和財団のジェームズ・ショフ上級研究員が日米韓の安全保障体制を懸念して(朝日新聞8月26日付「激震 日米韓安保体制」より)

ショフ氏は、高官レベルの3カ国協議を実施し、合同軍事演習を今こそ行うべきだと考えている。しかしその可能性は低い。考えるにそれは……

・日韓トップの政権維持が、他国を批判して身内の支持を固める手法に依っていること

・両国民ともに感情的になっているのに加え、メディアがそれを煽りまくっていること

・アメリカの大統領が、日韓の関係修復など実はどうでもいいと考えていること。

……最初のふたつは、テレビのワイドショーや新聞の論調で日々実感できる。おれの出番だ、とばかりに浮薄な発言をくり返す“文化人”が調子こいているのを見るのは一種の拷問ですらある。そしてまた想像したように、その尻馬にのってネトウヨたちはお祭り状態である。

そんなメディアのなかでも、この動きに警告を発している人はいて、たとえばテレビ朝日の羽鳥慎一モーニングショーにおいて玉川徹氏は

「こうなってくると、日本の方がもしかすると感情的にエスカレートしている風に僕には見える。そうなったときに今度はメディアがあおる可能性がある。」

この人は森友・加計問題のときも冷静だった。テレ朝はいい社員をかかえているなあ。

「韓国もこの国もそうだけど、隣国を敵対してあおって、一部の支持者から支持を得ようとする、そういうせこいことばっかりやって、またそれに忖度してあおるメディアがどうかしてると思う」

別の局では室井佑月氏が鋭いつっこみ。まったくである。

さて、トランプが日韓関係の修復に熱心ではない理由には複雑なものがある。いや、むしろ単純なのかな。以下次号

本日の1曲はフィル・コリンズの「恋はあせらず」。ソロの2枚目だったかに入っていて、だから彼のやりたいことってこういうことだったのかと。ジェネシスじゃやれないもんねえ(笑)

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今月の名言2019年8月号PART2 学校の働き方改革その2

2019-08-30 | 受験・学校

Little Italy - Stephen Bishop

その1はこちら

「一応、勤務不要日ってことになってるからいないことにしてくれ」

4週5休だの4週6休だのという中途半端な時期に「まとめ取り」なる折衷案に翻弄されたその頃の学校では、休みであろうが職員が学校に来るのは当然のように行われていて、まとめ取りは完全に形骸化。

勤務割表なる、ほんとうに何の意味があるのかさっぱりな事務も発生して学校事務職員も気が遠くなっただけだった。お若い方々はご存じないと思うけれど、あの事務はそんな不幸な出自があり、だから初手から不良事務職員だったわたしは、勤務割表なるものへはモチベーションが上がらないことおびただしいのであった(言い訳)。

この日本教育学会では、佐久間亜紀慶応大学教授が

「子どもを包摂する業務を、これ以上減らしてはいけない。生活支援と学習支援をトータルに行う教職文化は宝だ」

と注意を促したそうだ。この発想の人がまだ主流だとすれば(少なくとも保護者の多くはそう考えている)、学校の働き方改革の道は険しいと言わざるをえない。

もっとも、佐久間教授は、だからこそ正規雇用の教員をもっと採用しろという、きわめてまっとうな考えの持ち主のようで、その意味からすれば彼女の意見は傾聴に値する。

さて、本気で改革しようと思えば、解決策はまことにシンプルなのである。

・教員の仕事を減らす

そのためには

・教員、および学校事務職員やスクールサポートスタッフなどの職員を増やす

それが嫌なら

・教職調整額を廃止して時間外勤務手当を支給する

これしかない。ちゃんとこの問題と向き合わないかぎり(聖職観をこれまでのように利用し続けるかぎり)破断のときは近づいているとつくづく。金も出さず、人も増やさずになんとかしようというのは横着ってもんでしょうよ。

本日の1曲はチャカ・カーンつながりでスティーブン・ビショップの「リトル・イタリー」。この曲が入っている「ケアレス」というアルバムは名曲ぞろいです。泣いた泣いた。

PART3「最悪のシナリオ」につづく

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「シーソーモンスター」 伊坂幸太郎著 中央公論新社

2019-08-30 | ミステリ

海族と山族という、出会ってはいけない、しかし遭遇することで軋轢が必ず起こるふたつのグループ。そしてその紛争に介入せずに見守るだけの審判……このテーマは版元が“螺旋プロジェクト”として用意したもの。多くの作家が一大サーガを完結するために時代ごとに書いている。

で、伊坂幸太郎が受け持った表題作は昭和の時代。そして次の「スピンモンスター」はその数十年後。

“お題”を設定されることは、伊坂にとってむしろ望むところだったのではないか。何を書くかよりも、どう書くかにひたすら傾注。

嫁と姑の気が合わないという普遍的なお話(笑)が、とんでもない方向に転がっていく快感は、もうわたしの家庭から過ぎ去っているからこそ楽しめるのかな。あ、実は終わってなかったりするのかな。怖いから考えるのをよそう。

そしてスピンモンスターへのつながり具合が伊坂の真骨頂。こういうことがやりたいから伊坂ワールドではレギュラー陣がかたまっているんだろうなあと納得。

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今月の名言2019年8月号PART1 学校の働き方改革その1

2019-08-29 | 受験・学校

Steve Winwood - Higher Love

2019年7月号PART4「喝っ!」はこちら

「学校現場に新しい教育内容や課題を押しつけたところで、残業代が発生しないため、国や自治体は身銭を切ることがない。『子どものため』という殺し文句のもと、次々と学校現場に仕事が追加されていった」

……おなじみ、内田良名古屋大学大学院准教授が教育展望誌において「学校の働き方改革に高い壁」と題して。

「(教特法の基本的枠組みを前提にした中央教育審議会答申に従っていては)教員の勤務時間管理は絶対にできない」

「(教職調整額4%を必要に応じ中長期的な課題として検討すべきである、とした答申に)『官庁文学』であり、やらないのと同じだ」

……日本教育学会における樋口明星大教授の提言。

いずれも孫引きでもうしわけないが、学校における働き方改革なるものの雰囲気がおわかりいただけるだろう。端的に言えば、いまはみんな騒いでいるけれど、そのうちにおさまるだろうと考えている人が確実にいるということだ。要するに、何もしたくないってことだよね。

その証拠に、解決策のひとつとして提示されたのが1年単位の変形労働時間制。つまり、日常の勤務を10時間にして、夏休みなどを6時間にするとか、そのあたりを弾力的にしますよと。

わたしは笑ってしまった。

そんなことが働き方改革だと考える方がどうかしている。現状追認で19時までを勤務時間にする結果(だって朝10時からの勤務は、授業があるんだからありえない)、現状よりも労働過重になることは目に見えている。17時から19時までの年休届という笑えない書類が生まれてくるに決まっている。

第一、週5日制導入当時、どうあっても土曜日を休みにできないからその分を「まとめ取り」と称して夏休みなどに休ませようとした経緯を忘れたのだろうか。それで教員の勤務が軽減されたか?以下次号

本日の1曲はスティーブ・ウィンウッドの「ハイヤー・ラヴ」。バックボーカルはチャカ・カーンです。

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うまい店ピンポイント もう夏休みじゃないのに ケンちゃんラーメン酒田店

2019-08-29 | 食・レシピ

夏休みラーメン祭り2019総集篇はこちら

相変わらず画像がブレブレですみません。出張帰りに思い立ってケンちゃん好きにとっての聖地、酒田店に行ってまいりました。

別に、給食のメインディッシュがチキンだからラーメンに逃げたとかそういうことではございませんよ。ございませんってば。

駐車場には県外車多数。客のおっさん濃度高し。例によって「身入り」とかの符牒が飛び交うこのお店に、どこかで見たことがある女性が勤務している。おお、酒田駅前の某店にいて、わたしが東京から帰ってきたときに

「さっきまでここにマッチ(近藤真彦)がいたの」

と教えてくれたお姉さんじゃないですか。わたしはケンちゃんファンとは違った意味でまた来ようと思いました。

富重篇につづく

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「炯眼に候」 木下昌輝著 文藝春秋

2019-08-28 | 本と雑誌

時代小説でもっともヒーローとして採り上げられる織田信長。ハンパな形では読者は納得してくれない。そこを、決戦!シリーズの書き手のなかで、朝井まかてとともに頭一つ抜け出した木下昌輝がさすがの手管で。

伝説的な信長のエピソードを、合理的な背景があったと解説するのが基本線。それってミステリじゃないか。

特に、最後の「首級」において、本能寺に信長の遺体がなかったのはなぜかというネタ(というよりトリック)はいい感じでした。有名な作品で1回使われてるけど(笑)

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極私的大河ドラマ史PART39 炎立つ

2019-08-28 | 大河ドラマ

その38「琉球の風」はこちら

さて、7月という中途半端な時期にスタートした「炎立つ」だが、そもそもどうしてNHKは暦年放送という大河の伝統を壊そうと思ったのか。邪推かもしれないが、受信料徴収のためだと思う。

朝ドラと大河はNHKにとって金看板で、徴収率が悪いところをドラマの舞台にするという噂すらあった。まあ、その土地の人たちにすれば、大河ドラマの舞台になれば、それだけで観光客が激増するわけだし、だから招致合戦も熾烈。となれば、一年にふたつの大河があれば、それだけNHKとしてはおいしいことになる……はずだった。

でも「琉球の風」そしてこの「炎立つ(ほむらたつ)」は視聴率的に惨敗。以降はもとの暦年スタイルに戻る。その方がやはり大河っぽいのは否定できない。“今年の大河”“来年の大河”という呼び方がかくて復活することになった。正解だと思います。

さて「炎立つ」は奥州藤原氏のお話。

奥州藤原氏?東北人のくせしてさっぱりわからない。中尊寺は関係あるよね。義経もからんでくるんじゃなかったか……ああ判然としない。まあ、くどいようだけど日本史未履修だし(笑)。

ものすごくざっくり総括すると、東北に独立した文化や政治体制を確立した奥州藤原氏が、しかし源平の争いから源義経をかくまうことで鎌倉幕府に打ち倒されてしまう……合ってますか。

黄金をおごった中尊寺でわかるように、当時の東北地方は金の産地で、奥州藤原氏の繁栄にはそんな背景もあったのでは?いやいや、半可通がうかつなことは言えません。

ドラマは3部に分かれ、第一部が藤原経清が主人公。演じたのは渡辺謙。妻に古手川祐子。第二部は経清の子、藤原清衡が主人公で演じたのは岩手出身の村上弘明。仮面ライダー出身の役者が出世するのは当時から。奥さん役はなんと坂本冬美。

第三部の主人公はふたたび渡辺謙が主演した藤原泰衡。その父、藤原秀衡(渡瀬恒彦)が義経をかくまうように命じたことから滅びへの途は始まった。

源頼朝は長塚京三、義経は野村宏伸。そして武蔵坊弁慶は時任三郎。うーん、いい感じだけれどちょっと地味かなあ。原作は高橋克彦、脚本は中島丈博。いろいろと、もめたらしいです。

その40「花の乱」につづく

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「イヨッたっぷり!高田文夫の大衆芸能図鑑2」高田文夫著 佐野文二郎(絵) 小学館

2019-08-27 | 芸能ネタ

 

前作の特集はこちら

永六輔大橋巨泉井原高忠玉置宏すでに亡く、小林信彦が倒れてしまった今、高田文夫は数少ない芸能の目利きとなっている。もっとも、本人も臨死状態になるなど危ない状況ではあるのだが。

彼が週刊ポストに連載している、特に関東の芸人についてのエッセイ第二弾。前作につづいて、長く芸能に携わった人間でなければ知り得ないネタが続々と。佐野文二郎のイラストも楽しい。

◆今から30年も前、「たけしのお笑いサドンデス」(TBS)という番組があり、司会がビートたけし、審査員が立川談志、上田馬之助(ただ竹刀で素人を殴るだけ)、構成が私という最悪の番組。番組出演者を選ぶオーディションを私とスタッフで毎週やっていた。

そこへいつも不思議なネタを持ってやってくる名物大学生がふたりいた。落とされるのがわかってても必ずやってくるのだ。その若い衆は

「明治の大川です」

「早稲田の小暮です」

と名乗った。これがたった数年後、大川興業総裁デーモン小暮閣下になった。

◆若き日、私はフジテレビの野田宏一郎(SF作家としても有名)に呼ばれ、「ひらけ!ポンキッキ」の企画を立ち上げます。深夜まで各局で仕事をして、夜やっとこさ家へ帰ると、佐瀬(寿一)はいつも赤ら顔で

「お先にいただいてまーす」

とカミさんに酌までさせている。少しは働かせようとフジテレビのポンキッキへ連れて行き「なんでもいいからこいつに曲書かせて」と置いてきたら、3ヶ月後、今でも記録を破ることができない、ギネスにも載っている「およげ!たいやきくん」が誕生します。

◆73年、(笑福亭)松之助が京都花月にいるとひとりの長髪の高校生が立っていた。

「なにか用?」

「弟子にしてください」

「なんでわたしの弟子になりたいの?」

「あんたはセンスがあるから」

弟子志望とは思えぬ口の利き方なのに松之助、うっかり「ありがとう」と言って頭を下げた。明石家さんまの誕生。

◆いつか渥美清に会えるかもしれないと同じ芸能マスコミに入ったわたしは78年、(男はつらいよ)第21作「寅次郎わが道をゆく」撮影中の渥美清を大船撮影所に訪ねた。

NHKの番組のインタヴューということで、スタジオから出てひなたぼっこをしながら私の質問に嬉しそうに答えてくれた。私がガキの頃からズーッと好きだという気持ちが伝わったのだろう。30分の予定が1時間もふたりで喋りつくしてしまった。終わって機材を片づけていると私だけを手招きして小声で

「お兄さん、売れるよ」

と言ってくれた。

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極私的大河ドラマ史PART38 琉球の風

2019-08-26 | 大河ドラマ

その37「信長 KIBG OF ZIPANGU」はこちら

さて、1993年は大河史上もっとも(商売的には)しんどい年となった。まず「琉球の風」を1月から6月まで。そして「炎立つ」を7月から翌年3月までのオンエアと、年の途中でぶっつりと切ってしまったのだ。

特に「琉球の風」は、大河史上初の(そして唯一の)半年間だけの大河ということになった。視聴率は急降下。さて、その要因はどんなものだったか。

・架空の人物を主人公にした

……これまでも「三姉妹」「獅子の時代」「山河燃ゆ」「いのち」など、主人公が歴史上の著名人ではない例はあった。しかしこの大河の低視聴率がよほどきつかったのだろう。以降、実在の人物しか主人公に選択されていない

・半年という(大河としては)中途半端な期間でオンエアした

……つまり、新年から12月までという、番組改編期などというテレビ局の都合ではなく、日本人にもっともなじむ暦年でオンエアしている大河の強みを自ら否定した結果が惨憺たるものだったわけだ。

薩摩藩の琉球侵攻って、いま思えばネタ的に面白そうな背景だったのに、わたしも見ようという気には当時なれませんでした。主演は東山紀之渡部篤郎沢田研二萩原健一という、泣かせるキャスティングも光る。尾上菊五郎と富司純子を「源義経」以来27年ぶりに共演させ、娘の寺島しのぶも出演。

「信長」の豊臣秀吉役だった仲村トオルをそのままシフト、徳川家康に小林旭。他に原田知世小柳ルミ子工藤夕貴。うわあわたしの大好きな毬谷友子も出てたのかあ。

島津義久に室田日出男を起用したのだからかなり悪~く演じさせたのだろう。鹿児島県の人たちは複雑な思いでいたかもしれない。

そしてこれらの工夫がありながらも、残念な結果に終わってしまった。今思えば、初のジャニーズ主演大河でもあったが。主題歌は谷村新司。うーん(笑)。

その39「炎立つ」につづく

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いだてん 第32回 独裁者

2019-08-25 | 大河ドラマ

第31回「トップ・オブ・ザ・ワールド」はこちら

ロス五輪で大活躍した水泳選手団を、日本国民は大歓迎で迎えた……だけではなかったのが今回のアバンタイトル。

東京市長は前畑秀子に、なぜあと1/10秒縮めて金メダルをとらなかったと責め、叱咤激励という名の告発のような手紙も山のように届く。

かつて千葉すずが「メダルき×がい」と失言した国民性、前にも紹介した札幌オリンピックの70m級ジャンプで優勝した笠谷幸生が90m級で失敗したときに「バカヤロー」と叫んだ観客の心根……その萌芽はこのころから。

さて、今回のタイトルは「黄金狂時代」につづいてチャップリンの映画から。こうなると次は「殺人狂時代」ですか。どんなお話だ。

ヒトラー、ムッソリーニなど、トップダウンの極致とも言える政治体制を構築した彼らは、オリンピックというスポーツの祭典を政治的に利用しようとする。頭のいいスタッフにとって、独裁者という存在はとても便利なものだったはず。まあ、誰とは言いませんが、今だって言いたい放題のトップに右往左往しながら、ほくそえんでいる人間も多いに違いないぞ。

そんななか、東京招致をめざす途上で岸清一が急逝。演じた岩松了が本人にあまりにそっくりなので妻は驚いている。わたしは岸のお孫さんが演出の大根仁にそっくりだったので笑ってしまいましたが。

そういえば、東京市長を演じたイッセー尾形も現実の永田秀治郎にそっくり。他にもそっくりさんキャストはたくさんしこんであるのかも。

さて熊本。相変わらず走っている金栗四三のもとへ、九州を走って一周しようという青年が訪ねてくる。お遍路さん九州バージョンですか。

おお、あいつじゃん!「ゆとりですがなにか」で最凶最悪の部下を演じたあいつじゃん!四三は「じゃあ」と自分も走ると……こらこら、また奥さんを妊娠させといて軽く出かけるなよ。大竹しのぶが黙ってないぞ(笑)。

田畑政治は“地味な女”菊枝と結婚。あいかわらず田畑の意味不明な言語を彼女だけが理解しているあたりがおかしい。

今回泣かせたのは、岸清一の片方の目だけが二重まぶたになるあたり。そのことに、唯ひとり気づいた人物も倒れてしまう……

第33回「仁義なき戦い」につづく

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