事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

うまい店ピンポイント 2022年春休み何でもあり祭りPART3 やっぱりラーメンっす。

2022-03-31 | 食・レシピ

PART2「お弁当三昧」はこちら

「伍長、忙しいんですよね」

「だよ」

「それなのに白南風(しらはえ)や侍や哲や満月ってどういうことですか」

「何も知らない人は判じ物だと思うじゃないか。みんな酒田のラーメン屋の名前」

「あ、なんか忍者っぽいすね」

まずは職場近くの白南風。よくぞ東泉町に開店してくれました。チャリで行ける範囲にこういう店ができると助かる。

哲も同様。チャリだけがここに通う理由ではございませんよ(笑)

満月は激混み。とんでもない時間に行ったのでなんとか。東京とか仙台ではどうなんだろう。木村くん、どうなんだね。

侍ではこの業界の人事を訊かれてまいりました。あの頃、ここに来ていた連中がどんどん帰ってきています。鮭が帰ってくるように。

PAER4「ラーメンとふきのとうと。」につづく

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今月の名言2022年3月号PART1 非戦の音楽

2022-03-30 | ニュース

Pete Seeger - Last Night I Had the Strangest Dream

2022年2月号「懐かしのソ連」はこちら

「年寄りが勝手に始めた戦争で若い人が命を落とす。本当に悲しむべきこと」

ロシアのウクライナ侵攻をうけてオンエアされた「村上RADIO特別版 戦争をやめさせるための音楽」における村上春樹の発言。まったくだ。

「アジアでも力による一方的な現状変更の試みや経済的威圧は深刻な脅威だ」

「反対の声を上げていくべきだ」

……おお、あの安倍晋三元首相までこんな発言を。しかしこれだけは指摘しておく。

「ウラジーミル。君と僕は同じ未来を見ている」

「2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」

27回もプーチンと会談を重ねてきて、結果がこれですか。いやひょっとして同じメンタリティの持ち主なのかなという気も。

さて、彼が現在も首相の座にあったとして、はたしてどんな対応をしていたものだか。プーチン、安倍晋三、そしてトランプの三人がトップにいたとしたら……

本日の1曲は村上が番組でかけた「Last Night I Had the Strangest Dream」

「ゆうべ、とっても不思議な夢を見たよ。どんな夢かって? 世界中の人々がもう戦争は終わらせようと心を決めたっていう夢なんだ」

PART2「消費財としての五輪」につづく

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うまい店ピンポイント 2022年春休み何でも祭りPART2 お弁当三昧。

2022-03-28 | 食・レシピ

PART1「馬場&すき家」はこちら

「伍長、何やってんですか痛風男のくせに」

「ラルーチェと八月(はづき)のお弁当」

「八月のお弁当は食べきれないからおみやにしたんでしょ?」

「いまそれで呑んでます」

「ビニールの風呂敷で持ち帰る姿は日本の正しいサラリーマンですねえ」

……他にも善べえとヤマリョーのお弁当をいただいております。3月とはそんな季節です。分会と職場のお別れ会で。

意外だったのはラルーチェのベビーリーフ?のサラダのおいしさ。いろいろと考える。

PART3「白南風&哲&満月&侍」篇につづく。長い。

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鎌倉殿の13人 第12回「亀の前事件」

2022-03-27 | 大河ドラマ

第11回「許されざる嘘」はこちら

三谷幸喜はこのドラマを「ゴッドファーザー」のようだとプレゼンしていたけれど、同時にサザエさんのようだとも形容している。彼がサザエさんの脚本を書いて、プロデューサーが目の前でその脚本(タラちゃんがムキムキのオトナになる話だったらしい)をゴミ箱に捨てたのは有名な話。

「お前はサザエさんの心がわかっていない!」

この大河はその意趣返しと考えてもいい。

今日も2回見ました。どうしたってサザエさん。彼女(小池栄子……お魚くわえたどら猫を裸足で追っかけるようだが、財布を忘れるようには見えない)が子を産むために実家に帰るのをマスオさん(大泉洋)は歓迎する。ゆっくりして来いと。それは愛人(江口のりこ……サザエさんにはもちろん登場しない)の存在があったわけだけど、カツオ(小栗旬)はそのことで右往左往する。

フネ(義母だけど……宮沢りえ)はそういうときに本妻がやれることがあると。ちょっと仕返ししちゃえと。それはルール違反じゃないと。ちっちゃい話におさめようとしていたのに、ことを大きくしてしまったのが義経(マスオの弟ってことよね……菅田将暉)。彼のなにかが反応し、愛人の家に火までつけてしまう。

「派手にやれ」

と武蔵坊に命ずるあたりのセンス。

そしていよいよ登場するのが波平(坂東彌十郎)。マスオのやり口に激昂して自領に帰ると宣言。呆然とするマスオ。ずーっと困った顔ばかりのカツオ。そして批評家としてコメントするワカメ(宮澤エマ)。ホームドラマとして完璧。

あ、タラちゃん(源頼家)がとてもかわいかったです。いっしょに見ていた妻が大喜びの回でした。

第13回「幼なじみの絆」につづく

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「ナイル殺人事件」Death on the Nile (2022)

2022-03-26 | 洋画

映画館で映画を観るのは「梅切らぬバカ」以来。そろそろいいんじゃないか、とフォーラム東根へ。県内では庄内の方がコロナがまん延しているので、向こうの方々にとっては迷惑な話かもしれないけれど。
 
ケネス・ブラナーが「オリエント急行殺人事件」につづいて名探偵エルキュール・ポワロを演じるアガサ・クリスティ原作作品。そういえば前作のラストで「ナイルで起こった事件を調べてくれ」なんていうセリフがあったので、シリーズ化は最初からもくろまれていたのでしょう。

パーティ。サイモン(アーミー・ハマー)とジャクリーン(エマ・マッキー)による熱情的なダンス。明らかに後背位をイメージさせる強烈なからみ。彼らは婚約している。そのダンスをじっと見つめるポワロ。そこへ、ジャクリーンの友人である大富豪リネット(ガル・ガドット)が現れ、ジャクリーンはサイモンを紹介する。

結婚式。サイモンの隣でほほ笑んでいるのは、ジャクリーンではなくてリネットだった……

悠然たる演出。広大なナイル川を航行する船は、つまり密室。ピラミッドやスフィンクスなど、定番のエジプトの風景をふんだんに盛り込みながらドラマは進む。なにしろ最初の殺人が起こるのは上映開始から1時間も経ってから。もちろん、さまざまなヒントをふりまきながらなのでワクワクしますが。

ちょっと残念だったのはキャストが弱い。こういうミステリ映画では老優をどこまで起用できるかが勝負。

前作のジュディ・デンチの位置にアネット・ベニングを据えただけでは軽くないですか。それにミシェル・ファイファーやペネロペ・クルスのような、圧倒的な美女が不在なのがさみしい。いや、もちろんガル・ガドットにディファニーの宝石をまとわせた豪華さはうれしいんですけど。

こういう映画はやっぱり映画館に限る。ディスプレイと違って、役者や風景がとにかくでかいんですもの。

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「ドライブ・マイ・カー」(2021)

2022-03-25 | 邦画

ほぼ3時間の作品。しかしまったく退屈しないし、むしろこの長さが必要だったのだと見終えて感得。

主人公の家福(かふく……西島秀俊)は役者であり、舞台演出家。妻の音(おと……霧島れいか)は脚本家で、家福とベッドにいる時も(このファックシーンは相当に激しい)不思議な物語をつぶやいている。

家福はロシアの演劇祭に招かれるが、荒天のためにフライトがキャンセルされ、自宅にもどる。そこでは、妻が他の男(誰かは描かれない)と寝ていた。そのことで彼はさほど動揺しているようには見えない。

家福は緑内障のために片目の視力が落ち、車(サーブ900ターボ)で事故を起こしてしまう。狼狽する妻。ある朝、彼女は家福に「話があるの。今夜聞いてくれる?」と告げる。家福が帰ってきたとき、彼女はすでにクモ膜下出血で死んでいた。

二年後、家福が瀬戸内の演劇祭に招かれ、チェーホフの「ワーニャ伯父さん」を多言語で上演することになる。その条件として、みさき(三浦透子)という、若い女性にサーブを運転させることを求められる……。

脚本(濱口竜介&大江崇允)がとにかく周到。チェーホフのセリフと登場人物たちの生活が次第にリンクしていくあたり、うなる。また、演者たちに最初は台本を棒読みさせるのは実際の濱口のやり方でもあるらしい。

その、感情をそぎ落としたままの演技を見せるのが三浦透子で、無愛想だが、やがて彼女がなぜ運転がうまいのかが語られ、家福の再生につながる。片目の視力が落ちているのは、妻の一面しか見ていなかったことの象徴だろうし、犬の使い方もうまい。そして“韓国の手話”の迫力も圧倒的。妻と寝ていたのではないかと思われる高槻という役者(岡田将生)の独白もすばらしい。

そして村上春樹原作作品で最も成功した映画になった最大の要因は、西島秀俊の名演のおかげではないだろうか。わたしはまさか最後に感動させられるとまでは予想していなかった。大傑作です。ぜひぜひ。

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「魂手形 三島屋変調百物語七之続」宮部みゆき著 角川書店

2022-03-23 | 本と雑誌

語って語り捨て、聞いて聞き捨て……三島屋シリーズ最新刊。百物語の聞き手がおちかから三島屋の次男坊の富次郎に代わっていて、そのおちかが幸福であるらしいことがうれしい。

三篇所収。いずれもみごとなお話だが、冒頭の「火焔太鼓」がすばらしい。語り手は小藩の武士。江戸詰めとなったので三島屋を訪れ、不思議な太鼓の話を始める。その太鼓のおかげで、その藩ではめったに火事は起こらず、起こっても小火ですんでいる。

一種の化けもののお話だが、その化けものの真実が泣かせる。高名な落語のタイトルをいただきながらここまでの展開にもってくるとは。

宮部みゆきの才能の容器として、このシリーズは格好のものとなっている。同じ年生まれとして、ずっと読み続けていくことをここに誓います。

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日本の警察その130「ドクター・デスの遺産」The legacy of Dr. Death (2020 WB)

2022-03-22 | 日本の警察

その129「偽装同盟」はこちら

中山七里の、犬養隼人と高千穂明日香のツンデレコンビの同題のミステリが原作。テーマは明確に安楽死。死を目前にし、苦痛にあえぐ人間に安らかな死を与える(塩化カリウムを注射する)行為は犯罪として糾弾されるべきなのか。

中山原作だから、あっと驚く仕掛けがラストに仕込んであるのだが、映画では早々にそれは明かされている。メディアが違うから仕方のないことかもしれないが……

犬養を演じたのは綾野剛(ちょっとイメージ違うと思った)。高千穂は北川景子(こちらはなかなか)。他に柄本明、木村佳乃など。ワーナーはシリーズ化をもくろんだはずだが、ちょっとそれきついかも。

その131「ビター・ブラッド」につづく

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うまい店ピンポイント 2022年春休み何でも祭りPART1 馬場&すき家

2022-03-21 | 食・レシピ

龍上海のカップ麺篇はこちら

春休み何でもあり祭り開始でございます。

「伍長、この脈絡のない画像はなんですか」

「映画を2本見る間の時間が30分しかなかったからすき家。ほいで春休みなんでも祭りのスタートだから馬場。そして雪の中から……」

その映画とは東根まで行って見た「ナイル殺人事件」と「ドライブ・マイ・カー」どっちもよかったなあ。

ようやく春。そして、わたしは春というものが大嫌いなのでした。もっと除雪していたい……

PART2「お弁当三昧。」につづく

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鎌倉殿の13人 第11回「許されざる嘘」

2022-03-20 | 大河ドラマ

第10回「根拠なき自信」はこちら

平清盛(松平健)が逝く。圧倒的な存在だった彼については、いろいろ語られてきたわけだけど、印象深いのは

「いかさまこれは虫ばかり」

という一節。元ネタが何かも知らないのだけれど、筒井康隆が引用していたのを今でも忘れられないでいる。清盛の腹から、大量の寄生虫が出てきたという話。大物は違いますね。

寄生虫のせいではないのだろうが、彼の死によって状況は激変する。おそらくは、嫌気がさしていた平家から(得体が知れないとはいえ)新興勢力である頼朝に、少なくとも無視はできない世になっている。なにしろ平家の所領を頼朝は勝手に差配し始めたのだから。

事務だよりでこの大河をとりあげたら

「あたしの(小栗)旬を簡単にあつかわないでよー」

と職員から。

「そんなに好きなんだ(笑)。じゃあ毎週大河見てるんだな?」

「もちろん見てるわよ。んで、日曜夜8時っていう時間帯に、どうしてこんな年寄りくさいドラマを見てるんだって娘から怒られたんだけど」

ポツンと一軒家よりは年寄りくさくはないと思うのだが。

「その娘も面白がって、ドアんとこに立ちながら最後まで見てるの(笑)」

「いいよなーこの大河」

「義経の危ない感じもいいわよね」

今回も義経の邪悪さが増してました。そして、権力者にとって暗殺者として最強の武器である善児(梶原善)が雇い主だった伊東祐親を屠り、次の雇い主にスカウトされる。うわー殺し合いが始まるなあ。あ、小栗旬は今回も困った顔がキュートでした。

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