事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2011年11月号~顔が大きくても。

2011-11-30 | 芸能ネタ

Togashimakotoimg01 2011年10月号「コメント芸ふたたび」はこちら

「太っていても、顔が大きくてもこの素材でいいって言う人がいればいいと思うようになったら、すごく楽になって太らなくなりました。」

「恋の罪」公開記念イベントにおける冨樫真のコメント。あまり細かいことは申し上げませんが、わたし、すごく勇気をもらいました(笑)

 にしても、この映画は観たいなあ。東電OL殺人事件をモデルに、「冷たい熱帯魚」(こちらは愛犬家殺人事件がモデル)の園子温が監督。あの作品のあとに神楽坂恵と園が結婚しちゃうというびっくりなニュースもあり、しかも水野美紀がフルヌードを披露しているとか。当然R-18。県内ではどこも上映しておらん。根性ないなあ。

「彼がどんどん昇進して巨人のオーナーになった時はとても驚いた。というのも彼は相撲は大好きだが、野球には関心がなかったからだ。」

あの、ロバート・ホワイティング(「和をもって日本となす」)が渡邉恒雄の英語の家庭教師だったとは。まったく、意外なふたりである。ボブさんは英語を教えることはできたかもしれないが、ベースボールの楽しさを彼に教授することはできなかったわけだ。

「マスコミがまずいのは、強きをくじかず、弱きをくじくところだ」

BS11の特番における田原総一朗のコメント。もっと正確にいうと、強かろうが弱かろうが、要するに視聴者や読者が食いつくフックがある人間が優先されるのだろう。叩くか賞揚するかは世間の空気次第。そんなのがジャーナリズムであるものか。もちろん、関西方面に関する報道について言ってます。ついでだから言っちゃいますけど、これから維新の会とやらにすり寄っていく勢力こそ、節操のない政治屋ですよ。

2011年12月号~「5秒後に。」につづく

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「スマグラー おまえの未来を運べ」(2011 WB)

2011-11-29 | 邦画

Smugglerimg01 鮫肌男と桃尻女」「茶の味の石井克人監督最新作なのだから見逃すわけにはいかない。でもなんだかんだで公開最終日前日にようやく鑑賞。地元のシネコンへ。平日夕方だからひょっとして客はオレひとりでは……おっと5人ぐらいいる。よかった。

「horiさぁん」

後ろの方から小さな声でわたしを呼ぶ人が。おっとー、同僚じゃないか。しかも兼務校の方の。

「こんなこともあるんだなー。」

「しかもチョイスしたのがお互いこんな映画で(笑)」

そう、“こんな映画”の名に恥じず、徹底した暴力描写がつづくPG12指定。背中に背骨のTATOOを入れた、その名も『背骨』という殺し屋を演じた安藤政信と、「探偵はBARにいる」における弟よりも弾けまくった高嶋政宏のサディストぶりが強烈。

もっとも、吹き出る血や汗は記号のように美しく撮られていて、背骨があやつるヌンチャクによって飛び散る血反吐は、冗談のように透明だ。みずからもアニメ作家である石井の本領発揮。

我修院達也、島田洋八など、おなじみ石井ファミリーがいいのは当然として、生活に流されるだけの主人公(妻夫木聡)を、結果的に男に仕立てる永瀬正敏と、最も邪悪なる存在が最も美しいことを痛感させる満島ひかりが渋い。

あからさまな残虐さのおかげでむしろ希望が見える、という狙いは、ラストのクロスロード(十字路)の別れで念押しされている。

「どうだった、面白かったろ?」

「む、胸くそが悪くなるというか」

これこれ、独身女性がそんなことを言ってはいけません。

「『闇金ウシジマくん』の原作の人だから覚悟はしてましたが」

そしてそんな胸くそが悪くなった彼女と、年末調整の話なんかする。

「これ観たあとに年末調整ってのもー(T_T)」

まあ、ね。

Smugglerimg02

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「ゴッドファーザーPARTⅡ」The Godfather PARTⅡ (1974 パラマウント)

2011-11-28 | 港座

The_godfather_part_ii オープニングからすばらしい。

20世紀初頭、シチリアのコルレオーネ村でひとりの男がマフィアに反逆したために殺される。その葬儀の最中に、復讐しようとした長男も射殺され、母親はマフィアに次男をつれて慈悲を乞う。

「この子は弱虫なんです。あなたに復讐などできるはずがありません」

「大人になれば強くなる。」
まさしく。

母はマフィアにナイフをかざして次男を逃がし、自らは射殺される。移民船でニューヨークにたどり着いたその子どもは、移民審査で名前を訊かれるが英語が理解できず、名札にあった「ヴィト・アンドリオーニ。コルレオーネ村より」から、ヴィト・コルレオーネを名のることになる。天然痘の疑いがあったため、3ヶ月間隔離されることとなり、病室で彼は故郷の歌を口ずさむ……この時点で観客は初めてヴィトの声を聴くことになるのだ。

そして孤独な彼に、ヴィトの三男であるマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の息子アンソニーの初聖体式におけるきらびやかな姿がかぶる。

「ゴッドファーザーPARTⅡ」は全篇にわたってこのような世代の対比が行われている。若きヴィトが次第に顔役として勢力を増していく状況と、巨大なファミリーを維持するために苦悩するマイケル。常に夫を信じて生きてきたヴィトの妻と、夫を憎悪し、離れていくマイケルの妻ケイ(ダイアン・キートン)。

とにかくゴードン・ウィリスの撮影した画面にため息が出る。アメリカ的なるものと、イタリア的なるものの混合を、むき出しのまま提示。ワイン、パスタ、そして血の、レイク・タホの水辺で行われるパーティの美しさと、同じ場所で行われる哀しい殺人の冷たさ

PART1で見られたように、惨劇の前後には例外なく宗教的意匠が用意され、その哀しみを倍加させている。

義兄弟である弁護士トム・ヘイゲン(ロバート・デュバル)の冷静さと、イタリア人の誇りのためにある決断をするペンタンジェリ(マイケル・V・ガッツォ)がつくづくと味があり、ゴッドファーザーサガを背負って立つアル・パチーノと、若きヴィトを清新に演じたロバート・デ・ニーロまでそろえて、役者見てるだけでもお腹いっぱいだっ!必見!

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日本フォーク私的大全(なぎら健壱著)~1曲目「赤いアンブレラ」

2011-11-27 | 音楽

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YouTube: 赤いアンブレラ

語の本来の意味からすれば、フォークソングは民衆の抵抗の詩。きわめて左翼的、あるいはアナーキーな存在……のはずだった。

でも、フォーク→ニューミュージックへの流れのなかで、そんなイメージは次第に薄れ、なかには時の政権を補完する立場をとるアーティストまであらわれた。

なぎら健壱はこの書で、そんな流れに歯がみし、憤り、しかし当事者として冷笑はしていない。現場にいただけに、フォーク原理主義者へあふれるほどのエピソードが自ら集まってきたかのようだ。ちょっと抜粋して紹介しましょう。

まずは何ともんたよしのり。「ダンシング・オールナイト」「赤いアンブレラ」の、あのお兄ちゃんがフォーク?わたしにとっても意外なことに、彼のキャリアはフォークソングでスタートしているのだった。

いっしょにツアーに出た彼となぎらは五能線で列車事故に遭遇している。

『僕が立ち上がって荷物を取ろうとした瞬間、ドカーンと一発目の衝撃があって床に倒れてしまった。そこに二度目のドカーンという衝撃がきた。最初の衝撃はトラックが列車の運転席に突っ込んできたもので、それが半回転して荷台の後部がドーンと車内に入って来たのが二度目の衝撃であった。それがゾーッとしたことに、ぼくの座っていた場所であった。そこへガラスがザーッと飛んで来た。ワーッと思っていたら、次に赤ん坊がぼくの目の前にボタッと飛んで来て、その次にはお母さんが飛んで来た。』

時代だなあと感じさせられたのは、労音がらみのコンサートでは“反省会”と称して終演後に討論の時間が用意され、ライブでへたへたになっている彼らには拷問のようだったらしい。まあ、労音ですからねえ。

次回は岡林信康

日本フォーク私的大全 (ちくま文庫) 日本フォーク私的大全 (ちくま文庫)
価格:¥ 840(税込)
発売日:1999-01
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「ボディブロー」BODY BLOWS マーク・ストレンジ著 ハヤカワ文庫

2011-11-26 | ミステリ

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ボディブロー (ハヤカワ・ミステリ文庫) ボディブロー (ハヤカワ・ミステリ文庫)
価格:¥ 987(税込)
発売日:2010-12-09

いつもはハヤカワ文庫を置いてくれない近所の書店が、なぜかフェアの形でひと棚用意してくれている。こりゃ、いま買わないとすぐに撤去されてしまうかも!

ということでせっせとミステリを買っています。なじみのない作家のものまで。「ボディブロー」の主人公は、独立した歴史あるホテルの警備担当者。8年間ホテルを出たことのない孤高のオーナーが久しぶりに外出したときに起こった事件に……

とにかくこのオーナーが魅力的。女とみれば手を出し放題(従業員の半分は彼のお手つき)だった彼が、しかし最後に見つけた船着場のような女性が惨殺される。

犯人の意図するものの狂気がいい。いかにも、ミステリ。ただし密室殺人としては少し物足りない。でも、それを補ってあまりある会話の冴え。それとやけに服装にこだわるあたりもいい。役者もやっているストレンジの風貌だけで(笑)買った甲斐がありました。

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「ゴッドファーザー」The Godfather (1972 パラマウント)

2011-11-25 | 港座

Thegodfathersagaimg01 監督フランシス・フォード・コッポラ、主演マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ダイアン・キートン……超豪華スタッフ&キャスト、に見える。今なら。

でも製作された当時は違った。ブランドのキャリアは下降線の一途をたどっており、パチーノとダイアンはまったくのど新人に近く、コッポラは一本もヒット作を撮ったことがなかった。彼が監督することになったのはイタリア系だったからにすぎない。

なにより、マフィアの存在がまだ一般的ではなかった。すべて、この「ゴッドファーザー」が“ファミリー”的なるものを観客に知らしめ、ブランドをふたたび名優の地位に押し上げ、パチーノ、ダイアンをスターに、コッポラを大監督にしたのである。

でも、作品評価自体は公開当時(特に日本では)高いものではなかった。長男ソニー(ジェームズ・カーン)がマシンガンでハチの巣にされ、ベッドの上に馬の生首が置いてあるというような残虐な描写が、特に東映やくざ映画を毛嫌いしていた“良心的”評論家に否定されたので。

現在、この作品は文句なく名画のひとつにカウントされている。久しぶりに見たらわたしも興奮。完璧な映画とはこれだ、とすら。弁護士トム・ヘイゲン(ロバート・デュバル)の物語としてもみごとなものだし。

Godfatherという名がしめすように、作品は『告解』『洗礼』といった宗教的イメージに縁取られており、凄惨な暴力シーンとの対比があざといくらい。

製作者ロバート・エヴァンスが言うように、コッポラは例によって途中で作品を放り出したのだとしても、「カサブランカ」と同様、期せずして傑作が生まれてしまったのだとしても「ゴッドファーザー」がすばらしい映画であることに疑問の余地はない。裏事情はともかく、いまも激しく心をゆさぶる名画だ。

そして、今度は最初から名画をつくろうと画策したコッポラが完成させたのが、あの「ゴッドファーザーPARTⅡ」。んもう全然違うタイプの傑作なのです。

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談志嫌い。

2011-11-24 | 芸能ネタ

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YouTube: 芝浜立川談志1/5

ファンであればあるほど、今回の事態は予想していたのだと思う。予想しながら、やはりどんな形であっても彼に生きていてほしいと願ったはず。

立川談志ほど好き嫌いの分かれる落語家はいないだろうし、タイトルからお察しのようにわたしは彼が苦手だが、やはり少しさみしい。

にしても、どうしてこれほどわたしは談志のことが苦手なのだろう。去年だったか酒田に来たときも、きっと最後のチャンスだろうと思ったのに行くことはなかった。結局は喉がいけなくて語ることはなかったそうだけれども。

高名な彼の「芝浜」も、CDを最後まで聴き通すことができないくらいだったのだ。噺に対する談志のスタンスがあまりに横暴で。

登場人物すべての前に、立川談志が立ちはだかっている、というか。落語とはそういうものじゃないかとする人はきっと談志好き。しかし、立ちはだかっていることをいちいち解説されながら、押し頂くように聴くあれが“落語”とはわたしにはついに思えなかったのだ。

実生活が、米朝がいうように「むちゃを演じていた」のはおそらく正しい。しかし談志嫌いからすれば、もっとうまく演じてくれはしなかったのか。カリスマの、それが責任というものではないか。

落語が人間の業の肯定?まさか。噺家のなかでそのテーゼを本気で信じていた人がどれだけいるだろう。

そんな意匠を、卓越した噺家自身が語ってくれたことが便利だっただけで、実はどんな形でもカテゴライズできないほど自由なメディアが、実際のところどんな芸よりも窮屈な(ただひとりの演者が、座布団の上で上半身だけを使って語る)形で実現しているところにすばらしさがあるだけだったはず。

そのあたりは、上の方で今日あたり志ん朝と激論をかわしていることと思います。取っ組み合いしてるのかな、それとも……。

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竣工式

2011-11-23 | まち歩き

201111231137001 神の帰還はこちら

ついに竣工式を迎えました、ウチの部落の神社。正式にはもっとこむずかしい名前だったんだけどもう忘れました。

「開村以来800年……」

あーそうだったんですかというネタがいろいろと。前の社殿が、火事で焼けたものだからよその神社からそのまま譲り受けたなんて話も初耳。

「こうやって新築した以上、まあときどきは手を入れるにしても、200年は保ちますよ」

と建築業者。へー、あと200年かあ。ドラえもんの世界だなこりゃ。まずはめでたい。

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「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」 篠田節子著 文藝春秋

2011-11-21 | 本と雑誌

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はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか
価格:¥ 1,550(税込)
発売日:2011-07

ジャンルとしてはSFだろうけれど、それ以前に篠田の理系体質爆発の中篇集。

ウナギの生態がほとんど解明されていないことにヒントを得たに違いない「深海のEEL」、スラップスティックな“自宅の建設現場から遺跡が発掘されてしまった”喜劇から一転、妙齢の処女たちの人骨が積み上げられた謎に迫る「豚と人骨」、そして壮大なほら話である「エデン」のオチのつけ方がすばらしい。

地方公務員出身作家として、今後も応援し続けましょう。で、現役の地方公務員である三崎亜記の新作はまだかな?あら、三崎ももう退職してたのかぁ。

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ゴーストハント7「扉を開けて」 小野不由美著 メディアファクトリー

2011-11-20 | ミステリ

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ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2011-11-18

年末調整の書類を配布していたら、図書主任の机の上に、書店から届いたばかりの最新刊が置いてある。図書費を早く使い切れ!と日ごろは強気なくせに、いきなり卑屈になり

「あのさー、オレ思い切りこのシリーズにはまっちゃったから、図書館に入れる前にちょっと貸してくれよ-。いまどうせバーコード処理中で閉館してるからいいじゃーん」

中年のいやらしさ爆発です。

さて、ついに完結。前作の特集でどうやって大団円にもっていくのか、と心配していたら、なんとこんな手があったのか。最重要人物を最後の最後にもってきて……というか最初から登場させていたとはっ!

しかも、その仕掛けがちゃんとこの最終巻の表紙にしこんであり、おまけにサブタイトルがヒントになっている。やるなー。

渋谷サイキックリサーチとはどんな存在か、麻衣の恋愛(とバイト)の行く末など、納得のエンディング。さーて小野センセイには今度こそ十二国記の新作を期待しちゃおうかな。はやくー(麻衣口調)

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