事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

転勤。

2016-03-31 | 学校事務職員

学校事務職員の、というより人間としての習性で、自分にとって住み心地のいい環境をどうしたってつくりたい。だから異動してすぐわたしたちは、それなりの行動に走る。軋轢もそれで生まれる。

ひとつの職場に長くいれば、んもうそれはそれは楽ちんな環境になっていく。でもそれじゃダメなんだろう。ダメなんだろうけれども、やはり居心地のいい場所を離れるつらさは確実にある。

長くつとめた場所を離れることになりました。みんなに迷惑をかけたし(確実に、かけました)、後任にはもっと大きな迷惑をかけることと思う(いつもです)。

でも3月31日の夜だけは、ちょっとしんみりさせてほしいっす。

さみしい。

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うまい店ピンポイント~酒田ラーメンを食らいつくす2016!PART3

2016-03-30 | 食・レシピ

PART2はこちら

さあ今回は国道7号線沿いで大人気の銀華飯店でタンメン。ここはおそろしいほどの量のあんかけ炒飯があるらしいんだけど(目撃はしています)、さすがにオトナがそれは無理。地道にタンメンをいただいております。でもね、わたしのまわりのお客さんたちは、ただでさえ多い麺類に加えて、ギョウザや半チャーハンなどのサイドメニューを加えるんだよなあ。銀華飯店はおそろしいけれども、それ以上に銀華飯店の客はおそろしい。

つづいて「侍」。自分だけの店にしておきたかったのに(同僚に教えてもらったんだけど)、テレビで紹介されてしまい大人気。クルマが駐められねー。わたしはここの味噌味中華が大好き。ああ、ここから離れた場所に異動するのはつらい(T_T)

PART4につづく

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うまい店ピンポイント~酒田ラーメンを食らいつくす2016!PART2

2016-03-29 | 食・レシピ

PART1はこちら

さてお次は三日月軒駅東店のワンタンメン。普通においしいの。この店は近所のスーパーに近いせいで、そこの駐車場に駐めて行く不届きもの多数(別に怒っちゃいないけど)。

でもわたしは逆に、三日月軒の駐車場に駐めてト一屋(あ、言っちゃった)におつまみを買いに行くという優等生です。なんの自慢だか。

つづいてかめちゃん!この身体に悪そうな背脂がたまにどうしても食べたくて。いっしょになったのはちっちゃい子を連れたお母さん。「ママぁ、まわりにあるあの緑のボトルはなぁに?」そう質問されたらあのヤンママはどう答えるつもりだったんでしょう。「お薬よ」とでも?酒田名物の「爽(さわやか)」という焼酎なんだけど(笑)

PART3につづく

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真田丸 第十二回「人質」

2016-03-27 | 大河ドラマ

第十一回「祝言」はこちら

前回の視聴率は15.6%とまたしても下がっている。BSでの人気があるとはいえ、どうもお茶の間で受けいれられていないのだろうか。よく考えてみれば、大河ドラマなのに合戦がほとんどなく(合戦のふりだけ、ってのはありましたが)、腹黒いオヤジたちの面従腹背の連続だからなあ。

NHKもそのあたりはわかっているようで、やけに戦闘的なシーンを予告篇に仕込んでいるけれど、でもやっぱり今回も腹黒いお話でした。

まだしもシンプルなのは女性たち。いまは側室の梅ちゃん(黒木華)ときり(長澤まさみ)の比較ですんでいる。うぜーとネットでも評判のきりちゃんは、しかし腹黒いお話を視聴者視線でぶった切る貴重な存在だ。解説者として絶対に必要。むしろ、女子力が強く、精神力で妊娠までしてしまう(笑いました)梅ちゃんの完璧さの方が怖い。

信繁ならずとも魅了されたのは上杉景勝(遠藤憲一)。義父である謙信を尊敬し、同じように義のために戦い、領民のために心をくだく……しかし現実は疲弊した上杉家を守ることに汲々としている。テレビの前で全国のお父さんたちは「うんうん。そうなんだよなー」と彼に心を寄せたはず。うんうん。

わたし、彼が主人公だと思っていた伊東潤の「北天蒼星」(角川文庫)を読んだら、なんと景勝と直江兼続によって死に追いやられた景虎のお話だったことにラストでようやく気づいて愕然。日本史音痴にもほどというものが。

景虎の立場からすれば、景勝と兼続はかなりあくどいことをやっているようだけど、しかし北条の血でありながら、上杉家らしく原理主義者で理想家すぎたのは景虎の方だったみたい。お勉強になりました。

まるで水戸黄門かと思うような展開で領民の不平を一掃する信繁と景勝。

「お主のような息子がほしかった。」

世のお父さんたちをまたしても泣かせてくれます。うんうん。

さて、いよいよ上田合戦が始まる……ように見えておそらく腹黒合戦でひっぱるんだろうし、今回の視聴率はまたしても15%台と読みました。

第十三回「決戦」につづく

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うまい店ピンポイント~酒田ラーメンを食らいつくす2016!PART1

2016-03-26 | 食・レシピ

「利久」篇はこちら

人事異動のために毎日がもう何が何やら。

でもお楽しみがございますよ。それは毎日ラーメンをいただけるということ。大好きなラーメンを食べ続けることができます!

2016年春休み(学校事務職員に春休みって概念はないけれども)ラーメン日記をちょいと。

第一弾は「我流」東大町の、ほとんど人通りもないような場所に開店。造りはほとんど喫茶店。なかに入ったらほとんどご家庭。

「おじゃましまーす」

いただいたのはある時とない時があるという油ラーメン。けっこうでした。

「行って来たぜー」

と報告したら妻も校長も行ってます。おすすめですここ。前はカレー屋だったんですって。

そして第二弾は、今度わたしが行くことになった学区にある「馬場」。にく中華こってり。作務衣を着たおっさんが帰るときに

「うまい。おれは世辞は言わない男だけど、ここはうまいな」

とお店の人によいしょしてました。確かにうまいですけどね(笑)PART2につづく

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「スキン・コレクター」 ジェフリー・ディーヴァー著 文藝春秋

2016-03-24 | ミステリ

「王とサーカス」につづいて「このミステリーがすごい!2016」ベストワン作品。

大きいひっかけと小さなひっかけの連続。いつものディーヴァーであり、いつも以上に周到な作品になっている。

タイトルはまるで「レッド・ドラゴン」(ハンニバル・レクター初登場作品)の犯人を想起させるが……。


彼の殺害方法は毒を使ってタトゥーを入れるという猟奇的なもの。しかしその後の展開は意表をつく。ちょいとネタバレになるけれど、殺人のトリックは高木彬光の某作品(「刺青殺人事件」に決まってますが)と共鳴している。つまり……

おっと危ない。これから読む人の興をそぐところでした。圧倒的なリーダビリティ。リンカーン・ライムの回復は本格的だし、アメリアのリューマチも本復。さあ次はどんな手でくるのかな。

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「王とサーカス」 米澤穂信著 東京創元社

2016-03-23 | ミステリ

「このミステリーがすごい!2016」のベストワン。去年の「満願」につづいて米澤穂信の連覇だ。二年連続トップは、高村薫も宮部みゆきも東野圭吾も成し遂げられなかったのだから、このミステリー作家もすごい。

米澤穂信を読んだのは「犬はどこだ」からだったと思う。犬探し専門を標榜する田舎の探偵が……不思議な味わいのお話。そこから執筆順とは逆に、古典部小市民シリーズなどのライトノベルにはまり、「折れた竜骨」にとどめをさされた感じ。

この「王とサーカス」の前日譚である「さよなら妖精」は、刊行までに紆余曲折があったようだけれど、ユーゴスラヴィア情勢をからめて、シリアスなラストと温かい余韻を両立させていたっけ。読み終えて、しゅんとしました。日本人はよその国のことを本気で考えたことは一度もないんだと。いつも自国自国自国だもんね。

登場人物のひとりだった太刀洗万智は、あの事件から十年たって新聞記者を辞め、ライターとなりネパールを訪れる。そこで起こったのがかの有名な(というかわたしにはさっぱり意味が分からなかった)王宮での王族殺害事件。太刀洗は現場近くにいることでジャーナリストとしての行動を開始する。

内包するテーマはかなり苦い。先進国の目線からしか見ることのできないジャーナリズムを、現地の民は苦い思いで見ているのではないか、人はサーカス=娯楽としてしか報道を欲していないのではないか、報ずる側は独善的な側面をあえて無視しているのではないか……事件の背景にはこれらの要素が複雑にからみあっていて、太刀洗は惑い、そして真相にたどりつく。

実は「満願」にはちょっと懐疑的だった。しかしこの作品はおみごとだと思いました。ただ、ある登場人物の批判は、わたしたち日本人にも鋭く向けられているため、すっきりさわやかな読後感というわけにはいかない。卑怯なようだけれども、すっきり爽やか&ほんわか系への回帰も、ひとつよろしくお願いします。油断してると米澤は大作家になっちゃうなあ。

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「象は忘れない」 柳広司著 文藝春秋

2016-03-22 | 本と雑誌

前からそうだろうとは思ってたんですよ。柳の政治的方向性は、どうやらわたしにとても近い。ジョーカーシリーズのような娯楽小説のなかからでもそれはうかがえる。

そんな柳が正面から東日本大震災を描く。

もちろん生硬にすぎるという評は当たっているだろう。しかし、ストレートをど真ん中に投げ込むことは、いつか誰かがやらなければならなかったのだし、その意図だけでもこの短編集は読む価値がある。タイトルは(クリスティの引用でもあるけれど)「象は恨みを忘れず、かならず報復する」という意。

フクシマに同情的なインテリたちよりも、ヘイトスピーチをかます右翼のなかにいた方が被災者が安心できるくだりなど、なるほどと思わせる。むしろ冷静な書なのだ。

あれから5年経つというのに復興は進まず、5年しか経っていないのに原発は再稼働している。妙にひねった作品にしては、日本人の心には届かないのだという柳の諦念が底にあるんだと思う。だからと言って、やれやれと嘆じてだけいてはいけないんだとわたしも鼓舞されました。

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明細書を見ろ!2016年3月号 最終号

2016-03-21 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2016年3月差額号「ようやく、差額支給」はこちら

ご愛顧をいただきました「明細書を見ろ!」も(今年度)最終号です。異動内示当日に発行するので何を書いていいやら悪いやら。まあ、どんな結果になろうともたかが人事異動です……と開き直ったようなことが言えるのも、自分にとって7年前にこの学校に来たときほどハードな異動はあるまいと確言できるからです。

おだやかな(でもなかったけれど)某小学校でのん気な(でもないけれど)生活を送っていたというのに、不良で有名なその学校事務職員をなぜか地区最大の中学校に転任させる不思議。それだけならばまだいいが(よくないけれど)赴任三日前に教育事務所が

「酒田×中の事務職員が、×島小の事務をやることになったのは……聞いてます?」

あんたたちが言ってないんだから聞いてるわけないだろっ!

それ以来、わたくし人事異動が怖くもなんともなくなってしまいましたとさ。ひたすらめんどくさいけれども(笑)。

画像は「俳優 亀岡拓次」
脇役俳優(安田顕)の淡々とした日常。なんともいい感じ。庄内に時代劇撮影のためにやってくるという設定は泣けます。

ということで新任校での1号目につづく

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真田丸 第十一回「祝言」

2016-03-20 | 大河ドラマ

第十回「妙手」はこちら

前回の視聴率は16.2%と最低を更新した。同時に、BSの方は徐々にアップしているとか。つまりは、間口は狭いけれども見ている人には支持されているということでしょう。

離れていく人の気持ちもわかる。始まってからこのドラマはどす黒いオヤジたちの権謀術数ばかりを描いている。だから日曜夜に穏やかな時間を過ごそうと思えばこれほど不向きなドラマもない。まあ、現実にはDASH村スペシャルと、日曜夜に久しぶりに復帰した(局を違えて)明石家さんまのバラエティの成功が裏にあったのだろうけれども。

さて「祝言」。側室に迎える梅(黒木華)とのウエディング・パーティのお話。きり(長澤まさみ)とのラブコメ、母の薫(高畑淳子)と祖母のとり(草笛光子)がからんだ嫁姑問題がメインの、いわば舌休めのピーナッツのような回かと思ったらとんでもなかった。

わたしは感動すらした。

それは、側室の場合はふつう祝言は行わない(そりゃそうだ)のに、行うことによって自分を殺しに来た幼なじみの室賀正武(西村雅彦)を排除するというトリックのせいではない。

室賀を実際に斬り捨てるのは、弟を愛する兄信幸(大泉洋)で、せめて弟には真相を知らせないために死亡フラッグが大漁旗になっている妻(長野里美)に大芝居をやらせる周到な脚本のためでもない。

邪悪な仮面劇が、しかもそれが自分の祝言の席で行われていることに、怒れない主人公という存在がすばらしいと思ったからです。

自分もまた父親と同じ血が流れていることをさとり、その血と終生つきあうことになることを覚悟して涙する信繁。真田幸村を主人公にするうえで、真田三代のお話を書くうえで三谷幸喜がこれで行こうと決めた回だったんですよね。だからこそラブコメや橋田壽賀子なみのホームドラマの意匠を借りたんだと思います。

まじで感動しました。やるなあ。視聴率?うーん、ラブコメ的な雰囲気が好感して16%台後半に復帰と読みました。どこまで行くんか真田丸……

第十二回「人質」につづく

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