前作の特集はこちら。
短篇のおわりに写真が挿入されており、それまでの展開がひっくり返るシリーズ第2弾。今回も半分わかりませんでした(笑)。
ネットでチェックしたら、そりゃわかんないはず。祈る少女の〇の数を数えたりはしないよ普通。にしても面白かったなあ。続篇希望。きっとまたわかんないんだろうけど。
2022年度最終号「お答えできません。」はこちら。
今年度の配当予算が提示されました。裏面に掲載していますのでご覧ください(ネットに載せるわけがない)。絵に描いたようなマイナスシーリング。
もっとも、修繕料の配当がなくなったのは、別に学校を直すなというわけではなくて、教育委員会が集約して支払うことにしたためです。
逆に、教育振興費については委員会の留め置き予算がほとんどない状況であることが説明され。しんどいことだなと。
予算説明会では他に、重要な案件も予告されています。
・技能士の退職がつづき、令和 12 年度には酒田市全体で 9人しか在職しなくなるため、校務支援チームを拡充して巡回支援体制をとる……退職不補充を前提にしているあたりが微妙。技能士が基本的にいない学校が出現することに、不安を感じている事務職員もいました。
・教育支援員、図書専門員、学校事務補助、給食補助、プール監視員などの会計年度任用職員は、募集してもなかなか応募がないのだとか。それはまあ、一日に 3 時間や 4 時間しか勤務できないのではきびしい。そこで、職種を統合することを企図しているとか。
それ以前に、わたしは学生時代に光ヶ丘のプールでバイトしていましたが、時給 310 円だったのはいくらなんでも。
画像は「THE FIRST SLAM DUNK」(2022 東映)
10 カ月ぶりに映画館へ。衝撃的な面白さ。原作を通常のコミックと愛蔵版の両方を買っているわたしですら、いやだからこそ楽しめた。
「あ、まだいる」
「左手はそえるだけ」
などの名セリフ満載。原作・脚本・監督すべて井上雄彦。おみごと。
「夜回り先生」につづく。
第14回「金ヶ崎でどうする!」はこちら。
自治会の仕事で週末も朝が早い。土曜日は「リリー・フランキーのスナックラジオ」があるので午後4時から飲まなければならないし(笑)、昨日は神社の草むしりと、畑にトウモロコシをまいてへとへと。そりゃあ、やっぱり4時くらいから飲まなければならないじゃないですか。ああだんだん人間が壊れていく。
「あら、大河を見ないの?」と妻。
しまった、撃沈してた。でも8時からの総合のオンエアには間に合った……というのに開票速報で15分遅れて開始。
今回は、信長と浅井長政の間でゆれる家康。彼は浅井につくと主張し、若手も同調する。しかし、酒井忠次(大森南朋)と石川数正(松重豊)は家康をたしなめる。
確かに浅井につけば、織田を倒せるかもしれない。しかしそれから先は?と。桶狭間のあとのぐっちゃぐっちゃに逆戻りではないかと。
逡巡する家康。加勢に来ないことにいら立った信長は、秀吉に射かけるよう命ずる。金ヶ崎でしんがりを家康とともにつとめた秀吉は、手柄を独り占めしたい気持ちもあってか喜んで家康方に鉄砲を……邪悪な表情をうかべたムロツヨシがあいかわらずいい。
結局は織田に加勢した家康。よく考えると、味方をせっつくために銃撃するというのは、後年に関ヶ原で家康も使った手法。長い時を経て、彼もまた信長のようになっていくわけだ。
神君家康は“戦国最後の勝利者”なのだから、無謬の存在であると歴史的に記述されてきた。しかしこの大河ではミスの連続。寺島しのぶのナレーションの皮肉が毎週効いています。
第16回「信玄を怒らせるな」につづく。
Betsy & Chris White color is lover's 白い色は恋人の色
同級生たちと飲んで、カラオケでいつものようにしばりをかける。
「死んだ人の曲」
なるほど。歌えなかったけど(明日の朝は早いので)もしもわたしに順番が回ってきたら、この曲を歌っていたと思います。ベッツイ&クリスの「白い色は恋人の色」
完璧なラブソングじゃないですか。
北山修と加藤和彦のコンビが最強だったと納得。
実はこの曲、亡くなった兄が買っていて、亡くなってからオレンジの飴をなめながら聴いていました。だからこの曲のイメージはオレンジ。そうすか、クリスはもう亡くなっているんだね。
春は終わったの?篇はこちら。
なんか地道にラーメン食べてます。Facebook仲間のALTからも
「Noodle Man」
扱いされてるし(*^-^*)
さて今回は龍上海鶴岡店と龍横健鶴岡店。
この三年の間、わたしは鶴岡にほとんど来なかった。いや「麦や」は別ですけど。
鶴岡まちなかキネマの復活は、わたしという大口の顧客を鶴岡は得たということではないでしょうか(笑)。食うぞ。
同じことが遊佐の桃花苑にも言えて……おれは何様なんだ。ってことでカルビーハウス篇につづく。
もうとまらない。二週続けて鶴岡まちなかキネマに行ってしまいました。これだけは見逃せないと心に決めていた「犬王」。
どんなファクターで決心したかは判然としない。だってわたしはこのアニメの監督も脚本も、どんな映画かもまったく知らなかったのだ。なんとなく、面白そうという雰囲気だけ。
当たりでした。
南北朝の時代。異形な姿で生まれた赤ん坊。誰もが彼を疎んじるが、彼=犬王には能楽(当時は猿楽と呼ばれていた)の才があった。
一方、壇ノ浦で生まれ育った漁師の息子、友魚(ともな)は足利義満の部下に壇ノ浦の合戦で失われた三種の神器のひとつ、草薙の剣を引き上げる依頼を受ける。しかし引き上げて鞘から剣を抜いた瞬間、父親は死に、自らは盲目となってしまう。彼はその後、琵琶法師として生きることになる……
このふたりが京で出会い、都の民を(まるでロックミュージシャンのように)熱狂させて行く。しかし。
画面からほとばしる色彩とエネルギーがすばらしい。そして、障がいをもつ二人の少年の人生がシンクロし、意外な展開を見せるストーリーと脚本も。
これ、誰がつくったのかなあ。エンドロールを見てびっくり。
原作は「サウンドトラック」「ベルカ、吠えないのか」の古川日出男であり
脚本は「逃げるは恥だが役に立つ」「重版出来!」「アンナチュラル」などの野木亜紀子で、彼女にとって初のアニメーション作品。
音楽は大友良英。「土を喰らう十二カ月」につづいて二週連続(笑)。
そして監督は「マインド・ゲーム」の湯浅政明。「最も評価されていない天才」という世評は、この作品でくつがえったのではないだろうか。
鶴岡まちなかキネマの復活がうれしい。ここで最後に観たのは2020年1月の「パラサイト」だから、まる三年も来ていなかったのだ。
さあ開館したのはいいとして、どんな作品を上映してくれるのだろう……おお、沢田研二がキネ旬主演男優賞をとったこの映画がっ!
久しぶりの鶴岡は、やはり少しずつ姿を変えていて(パン屋の地パンgoodが移転後に閉店しているのは哀しかった)、三年の長さを思う。
まちなかキネマは、これまでロビーだったところは閉め切られ(社会福祉協議会のエリアなのだろう)、売店もない。もぎりも奥の方へ移転。でもいいんだ、上映さえしてくれれば。
読者から送られてきた招待券を妻に使わせ、わたしはプレミアム会員券。おかげで夫婦ふたりで千円。どうもすみません。
この映画は、水上勉のエッセイをもとにしていて、田舎でひとり暮らしをする作家の、ひたすらに料理にいそしむ姿を描いている。作物は自分の畑から収穫する。
主人公はもちろん沢田研二。編集者の恋人がいて、松たか子。たいそうな年齢差だが、なにしろジュリーなので説得力が違う。「太陽を盗んだ男」「魔界転生」「ときめきに死す」の人なんだから。
ほとんど何も起こらない(わけではないが)ので、退屈に感じる人もいただろう。わたしたち夫婦のすぐうしろにいたおっさんは爆睡していましたし(笑)。
しかしジュリーの所作やセリフ回しには独特の味があって、それだけでも観た甲斐があった。「あいよっ!」と主人公の指示に従う松たか子や、「偉い人にこんなもん食べさせられんが」などのセリフが笑わせる奈良岡朋子(遺作になったわけだ)など、役者がみんないい。妻も満足。
「でもよく考えたら、あの主人公の生活って、うちとほとんどいっしょね」
そ、そうかなあ。