事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

今月の名言2023年3月号PART1 すしテロ

2023-03-31 | ニュース

Talking Heads - This Must Be the Place (Naive Melody) (Official Video)

2023年2月号「あなたがここにいてほしい」篇はこちら

「回転ずしチェーンが提供してきたリーズナブルなサービスはお客様と店、お客様同士の信頼関係があって成立してきた。そのトライアングルが危機に立たされている」

くら寿司の岡本浩之・広報・マーケティング本部長が記者会見で。すしテロの恐怖は業界の根幹を揺るがしている。

・共用の醤油さしをなめる

・指をなめて、レーンを流れるすしに触れる

・一度取った皿をレーンに戻す

・ガリの箱にタバコの吸い殻を入れる

そして、その多くがSNSに投稿され、逮捕者も出ている。道徳の問題だとか公共心の欠如をなげく論調が多いようで、それはわたしも同意する。

しかしそれ以上に、そういう動画が“うける”と考えるセンスのなさが嘆かわしい。SNSという媒体が未発達で、まだ成熟したユーモアが定着していないことを差し引いても、テロリストどもの頭の悪さにあきれる。

っていうか、中学生か。

本日の1曲はトーキング・ヘッズ。こんなに仲のいいときもあったのね。

PART2「安酒場」につづく

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うまい店ピンポイント 春休み聖地篇

2023-03-30 | 食・レシピ

新月&馬場篇はこちら

「伍長、これは聖地のラーメンでは」

「ケンミンショーで激賞されてたからなあ 」

「職場近くにそのケンちゃんラーメンの本店があるというのは」

「ラッキーだね。小盛りでいいけどね。大盛りは絶対食べられない量」

ケンミンショーでの絶讃は怖いくらいだった。ケンちゃんラーメンほど逸話の多い店は少ないわけで、ついにここまで来たかと。

もちろんそれ以来この店は客が引きも切らない(よくわからない表現)。しばらくは行けないなあと思ったけれども、すぐ近くにあるコミセンに用事があったので、さあ今日はどんなもんかと……

一台だけ駐車場空いてる。しかも行列なし。まあ、カタギの人が行っちゃいけない時間帯なわけで(笑)

これだけ味の濃いラーメンが酒田発祥である理屈はいろいろあるけど(鈴木そば関係とか)とりあえずうまいっす。

で、つくづくと思った。これの大盛りをオーダーする人がたくさんいるんだけど、あんたたちは1日1食?

それでもおれは肉が食いたいんだよ篇につづく

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うまい店ピンポイント 春休み有名店行ってます篇

2023-03-29 | 食・レシピ

パクチー篇はこちら

「伍長、昨日は新月の和風つけ麺、今日は馬場の煮干し中華。人気店に行きまくり」

「日ごろ残業もせずに酒をかっくらっていたせいで、明日は休日出勤かなあ」

「ふ、因果応報」

……SNSでは先週の金曜日の投稿。そのとおりになりました。監査が目の前に迫っているのになんもできてねえ。

で、休日なのに学校にいると教員たちにどんびきされる。

いやあなた方の日常の方が間違ってるから。で、休日にわたしが何を食べていたかというと、セブンイレブンのサンドイッチでした。麺とか飯に走る余裕なし(T_T)。うまいんだこれが。

もっと有名なお店篇につづく。

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どうする家康 第12回「氏真」

2023-03-26 | 大河ドラマ

第11回「信玄との密約」はこちら

シンプルなタイトル。いかにこのドラマにおいて今川氏真(溝端淳平)が重要な位置にいたのかがわかる。

露骨なぐらいに、この大河で家康の父親はほとんど描かれない。それは、人質として今川家にいた家康の、本来の意味での父親が今川義元であることを強調したいのだろう。いや今回も野村萬斎がすばらしくて。

「お前に将の才はない」

父親にこんなことを言われたら氏真でなくてもぐれる(死語)。ましてや、弟分である家康の方が自分よりも強いことを知った以上、彼のやることは切磋琢磨しかない。そして、彼はそれを実行する。

コンプレックスのかたまりのような人物を、溝端淳平はみごとに演じている。

愚将として評価が定まっているらしい氏真だけれど、文化人として、そして蹴鞠の達人として名は残っている。障がいをもつ女を北条から押しつけられたと憤る氏真だが、その妻(おお志田未来だ)はクレバーであたたかい人だった……

ある意味、今日は兄弟の物語だったのだ。わたしは事情があってそっち系に弱い。早世した兄のことを、今でも超えられないような気分があるので。だからあざといくらいの展開で、家康が兄としての氏真と和解する展開にはちょっと泣けた。すいません、妻に知られないように本気で泣きました。

氏真と妻を北条に逃がした家康に武田信玄(阿部寛)は激怒。というか、信玄は怒っていると家康に伝えろとするあたり、戦国も情報戦だったんだなあ。とりあえず徳川家はそのためにも服部半蔵(山田孝之)に飯はちゃんとやっとけ。

第13回「家康、都へ行く」につづく

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「JFK」(1991 WB)

2023-03-25 | 洋画

リー・ハーヴェイ・オズワルド……わたしの世代でこの名を知らない人は少ないだろう。

ジョン・F・ケネディ(Fはフィッツジェラルド)大統領の狙撃犯とされ、みずからも殺された人物だ。

しかし数々の報道などによって、どうやら彼の単独犯行であると考える人もまた、少ないはずだ。弾丸が複数方向から発射されていることや、2発目と3発目がわずか2秒という間隔で撃たれていることなどから、背景に大掛かりな組織が存在するのではないかと……

この映画は、ニューオーリンズの地方検事、ジム・ギャリソンがこの事件に取り組んだ書が原作になっている。監督はオリバー・ストーン

わたしはどうもこの人が苦手。なんか、いつも力いっぱいやってるぜという姿勢がちょっとしんどい。陰謀論に簡単に乗っちゃう感じも。

ストーンのこの姿勢は、ひたすらに事件にのめりこむギャリソンの正義感にそのまま反映されている。演じているのはケビン・コスナー。まさしくぴったりの役回り。

キャストがめちゃめちゃ豪華。オズワルドがゲイリー・オールドマンで、他にトミー・リー・ジョーンズ、シシー・スペイセク、ジャック・レモン、ウォルター・マッソー、ケヴィン・ベーコン、ヴィンセント・ドノフリオ、そして謎の証言者としてドナルド・サザーランド……

上映時間が206分(ディレクターズカット版)の超大作。ギャリソンの主張が、のちにジョンの弟、ロバートまで殺されたことで信ぴょう性を帯びる皮肉。なにより、ギャリソンの捜査に圧倒的な逆風が吹いているあたりが、事件に複雑な背景があることの証左ではないでしょうか。

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うまい店ピンポイント 春休みパクチー篇

2023-03-24 | 食・レシピ

WBC篇はこちら

「伍長、いつもとおもむきが」

「クミアイのお金で台湾料理の如意のルーローファン(豚の角煮丼)と、ジョリジョリのケーキ」

「食べきれなかったんじゃないすか」

「ビール飲みたかったー」

「そっちかい」

組合員のみんなと、人事の話をしながら会食。これは恒例。同級生がひたすらその企画にノリノリ。

「決めたわ。如意(にょい)よ。ルーローファンで行く」

「ああ、いいんじゃないか」

「それにパクチーサラダもつける」

「いいな」それにチマキもつきました。妻へのオミヤにして、大好評。

わたしはパクチーを、品川でフォーといっしょに初めて食べて以来、好印象。今では地元のスーパーでも売ってるじゃないですか。

ルーローファンおいしい。で、パクチーを初めて食べた連中が

「しびれる。おれはダメ」

「おれもきついっすー」

「あたしも実はダメなのよー」オーダーした本人の発言かよ。

こうやって食わず嫌い王であの食材は不遇になるわけだ。いや確かにわたしの考えるパクチーよりしびれました。やるなあ如意。

んで、そのしびれを新規開店したジョリジョリのケーキが救った。わたしはスイーツ系になんの興味も無い人間だけれど、おいしいねえここ!

有名店行ってます篇につづく

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うまい店ピンポイント WBC!

2023-03-23 | 食・レシピ

「免許更新の日に」篇はこちら

準決勝の特集はこちら

「か、勝っちゃいました伍長」

「大谷の大会だったなあとつくづく。“あの時”のイチローに匹敵する」

「で、今日のラーメンは?」

「チャリで白南風(しらはえ)。そろそろこのふりがないらないかな」

……ほんとに勝っちゃったよ。内緒だけど職員室で拍手がすごかった。

ある金融機関に行った職員は

「すんげー盛り上がりでした」

でもわたしが行った銀行では窓口のお姉さんが小声で

「どっち勝ってます?」

ま、どちらがいいとは言えませんが(笑)


ベレー帽をかぶって編集者にコンテを見せる漫画家。

・エースで四番を体現した少年が甲子園で活躍

・日本プロ野球でも二刀流を通す

・球団もそれを認める

・メジャーでも二刀流

・野球の世界一を決めるWBCに出場。やっぱり二刀流。

・初めてアメリカはWBCに本気を出している。

・全試合でヒットを打つ。

・とんでもないホームランが自分の看板を直撃

・決勝戦でクローザーとして登場。

・最後の打者はチームメイトである現役最強打者

・三振でゲームセット

「センセー、いくらなんでもこの展開はないでしょ。漫画にもリアリティってものが」

「そ、そうかなあ」

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WBC! Journey - Separate Ways

2023-03-21 | スポーツ

Journey - Separate Ways (Worlds Apart) (Official HD Video)

東北WBCはこちら

おおお、勝ったかあ。逆転サヨナラ。いっしょに見ていた妻も大喜び。

友人が電話をかけてきて

「この試合の脚本を書いたのはお前か?」

「よく気づいたなあ。村上を凡退させ続けるってのはいいアイデアだったろ?(笑)」

今日はお寺さんの総会。総代長としてあいさつ。

「えー、みなさん。お忙しいなか、そして野球の興奮がさめやらぬなかお出でいただきましてありがとうございます。」

お寺の総会でまでウケを狙わなくてもよさそうなものだが。総会と野球が被んなくてよかった。被ってたら誰も来ないかも。役員と和尚さんも含めて。

いやあ興奮した。あの“イチローのヒット”以来かも。説明いらないでしょ。

で、なかにはWBCに文句を言わなければならない人もいる。

あの「ジャーニー」の曲、「セパレイト・ウェイズ」という題名らしいのですが、なぜTBSさんはWBCのテーマ曲にしたのでしょうか? きっと理由があるんでしょうけど、とりあえず歌詞は「好きなのに、どうして別々の道を行くことになったのか。でもまだ好きだよ」的な、完全に恋愛ソング、しかも失恋ソングじゃないですか。まあまあ未練タラタラのフラれた男の歌のようです。なんでこの曲? 野球と関係なくない?

きわめてまっとうな意見のようですが、この人(テレビ・プロデューサーらしいです)が本気でそう思っているかは疑問。ネット上で、どうしても気の利いた発言をしなければならなかったのが透けて見えます。 

ジャーニーは評論家からバカにされまくった産業ロックの代表格。でも、聴くものの感情をこれほど鼓舞するジャンルもめずらしい。わたしはジャーニーのファンだったので、復権を支持します。

にしてももうちょっとPVはなんとかならなかったのか(笑)

決勝戦関係はこちら

コメント (4)
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明細書を見ろ!2022年度最終号 お答えできません

2023-03-20 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2023年2月号 「センセイの不祥事3」はこちら

校内倫理委員会のネタもそろそろ尽きてきたかな……そんなところへ例の庄内地区の女性中学教師の事件が。その動機はどうあれ、軽率のそしりはまぬがれない(一度使ってみたかった表現)でしょう。

この事件は別の意味でもいろいろと考えさせてくれます。同じ日に処分が発表された交通事故の事案が、相手が重傷にもかかわらず戒告処分なのに、ネットの誹謗中傷はもっと重い減給です。この差はいったいどこから生まれるのでしょう。

前にもお伝えしましたが、飲酒運転の処分が重いのは、事故は過失であっても飲酒は故意だからです。つまり、意図的に行ったことについては厳しく対処されるわけ。ネットの掲示板に実名をさらすなど、意図的の典型です。

さて、その減給処分ですが、わたしもその事務をやったことがあります。しかも新採の年に。まだ手計算で処理する時代でしたから、なんとか計算して教育事務所に書類を提出すると

「1 円ちがいます」

「え?」

「減給というのはね、9/10 を支給するのではなく、1/10 を差し引くということなんですよ」

文学部を出たばかりの小僧にそんなリクエストをされても、お応えできません。

画像は「ゴーストバスターズ/アフターライフ」Ghostbusters: Afterlife(2021 SONY)

まさかゴーストバスターズで泣かされる日が来るとはなあ。ラストで涙をぬぐいながら、これほど感動したのはオリジナル版から四十年という時間に泣かされたのだと気づく。

就職してまもなく、田舎に帰ったわたしが、あのマシュマロマンに爆笑してから幾星霜。孫の世代の活躍に涙する年齢になったか。

さて、今年度最終号。お世話になりました。でもなんと2023年4月号につづく

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どうする家康 第11回「信玄との密約」

2023-03-19 | 大河ドラマ

第10回「側室をどうする!」はこちら

国力を次第に上げていく家康。それは家康の功績ではないあたりがこの大河の特徴。なんとなく、そうなっている。
今回のテーマは“お団子”“椿”

男たちにとって、お団子はその勢力図の象徴だ。今川の領地を信長は切り取ってしまえと命じ、信玄は割譲を提案する。家康は強引に食わされる。

女たちにとってのお団子は、家康の妻である瀬名(有村架純)と、幼なじみである田鶴(関水渚……コンフィデンスマンのあの娘だ)の、今川家が安泰だった頃の象徴。

そして椿。他の花がないときに咲き誇るこの花の孤独を田鶴に仮託させる。

うちの奥さんは草月の人なんだけど、椿は

「寂しく活けるのがコツなの」

あーそうですか。寂しい花なんだ。

家康と信玄の邂逅。本当にこうだったはずはないですけど(笑)、そんなことを言ったら「天と地と」の上杉謙信との一騎討ちはありえるはずもないし、斎藤道三がそぉーっと(のちに婿になる)織田信長をのぞき見していたって話もどうもなあ。

信玄を演じている阿部寛がなんともいい。

わたしは彼が「笑っていいとも!」の“いい男さんいらっしゃい”というコーナーに出ていた時から見ているけれど、つかこうへいにしごかれて俳優として開眼した彼が、どうして大河で主演していないか不思議でならない。いろんな事情があったんでしょうけど、山内一豊や西郷隆盛のときは候補に上ったんじゃないのかな。

今回のもうひとつの凄みは、退場する寸前に家康に見せる秀吉(ムロツヨシ)の邪悪な顔。やってるやってる。

第12回「氏真」につづく

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