フッフッフの話

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「武道教師」と「日本語教師」

2007-08-20 22:13:32 | 日常雑感
 米原 万里氏の本を読んでいると、
青年海外協力隊をハンガリーに派遣する時の話が書いてあった。
ハンガリーが希望したのは、「武道教師」と「日本語教師」である。
相手が希望する武道教師のレベルを聞いて驚いた。
「初心者ですから、柔道と剣道の基本をわきまえておられる方で、
宮本武蔵の”五輪書”と新渡戸稲造の”武士道”を、
解説してくださると嬉しいのですが」とのことである。
また日本語教師についての希望は、「入門者ばかりですから、
日本語の基本が教えられて、お茶とお花のたしなみがあって、清少納言の
”枕草子”を解説してくださる方なら」との希望が出された。

 ビックリする考え方である。一芸に秀でているのでは無く、
トータル的に人間を考えているということであろう。
国際人といわれるためには、日本文化をしっかり学び、
さらに一芸に秀でることが必要であろう。
小学校からの英語教育が話題になり、実行にも移されるであろう。
それと同時に、日本史も古典もしっかり学ばなければ国際人にはなれそうもない。



 小エビ草である。
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