田圃への水が、いらなくなった時期なので、溝点検をして歩いた。
耕作放棄地が目立つ。今後は、農家数が増えることはないであろう。
点検に歩いたのは、70歳前後の人ばかり5人である。
来年は、二軒が農業をやめると言っているとのことである。
息子夫婦と同居していても、息子は農業をしないと言うので仕方ないとか、
農業をするればするだけ、経済的負担が大きくなるとの話である。
広島市にはなっているけれど、中山間地である我が町は、
今後どのようにして生き延びたらよいのであろうか?
このまま何もしないで眺めているだけでは、荒れ果てた田圃と手入れをしない山が残る。
人の住まない家屋が、あちこちと点在するようになる。
野獣が闊歩し、雨が降れば土砂災害まで起こる地域になってしまう。