ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

無料で自己免疫力がつく逆腹式呼吸

2008-01-02 11:13:37 | 逆腹式呼吸
 免疫力をつけるために食べ物を工夫したり、サプリメントを摂取したりして、何かとお金をかけなければ免疫力はつきません。 ですが、呼吸の仕方を工夫するだけで、自分では知らず知らずの内に、免疫力がついてしまうのが、逆腹式呼吸法です。

 決して難しい呼吸法ではなく、呼吸を意識することから始まります。 私達は、生まれてこの方、呼吸することを意識したことはありません。 呼吸法には様々な呼吸法がありますが、自己免疫力がつく呼吸法は、唯一、逆腹式呼吸法だけです。

 口を閉じ、鼻だけで息をします。 基本的にはイメージしやすいように、目を瞑ります。 軽く吸って(大きく吸っても良いのですが)、ゆっくり10秒ぐらいかけて吐きます。 鼻で吸いますが吐く時は、息を鼻から吐くことを忘れて、イメージで体の中へ吐きます。 咽頭部から胸を通って、お臍のちょっと下にある臍下丹田が、活性化するように念じながら、吐いていきます。

 胡坐を組んだりイスの座っている時には、臍下丹田(気の貯まる場所、気の活動の心臓部にあたる場所)が活性化するようにイメージしますが、立っているときや寝ながら行う時には、足の裏から吐き出すようなイメージで行います。 

 息を体の中へイメージで吐く時には、自分自身で息が体の中へ入っていく感じを実感するために、スーとかムーとかいった息音をたてながら行うと、分かりやすいです。 息をゆっくりと体の中へ吐いていく時には、実際には息は鼻から少しずつ出ているのですが、あくまで鼻で息を出すことは意識してはいけません。

 日常的なちょっとした時間を使って、逆腹式呼吸がスムーズにできるように練習します。 私自身は、胡坐を組んでテレビを目を瞑りながら、逆腹式呼吸をやって慣れるようにしてきました。 バスや電車を待っている時や、電車の中や知人の告別式の弔辞を聞きながらも、逆腹式呼吸を続けていました。

 イメージしながら息を吐きますと、自分では分からなくても、宇宙の気を動かすことになります。 息を体の中へイメージで吐きますと、宇宙の気が体の中へ入っていきます。 入っていった気は、殆んど体の中へは貯まらず、体外へ排出されます。 鍼とか灸のツボから排出されます。 ツボは体の中の気の通りを調節する役割を持っていますが、逆腹式呼吸をすることによって、そのツボの調節機能を、知らず知らずの内に高めてしまうのです。

 体の具合が悪くなった時に、体のツボに鍼や灸を打つのは、多くの人に犠牲の上に立って、病気とツボの関係が分かってきたからです。 逆腹式呼吸を行うことによって、ツボの調節を正常に保ってくれるようになります。 日常的に逆腹式呼吸を行っていれば、例え病気に罹ったとしても、軽くてすみます。

 どこかのツボの調子が悪いと、次第にそこの部分で気が貯まってきて、それ以上息が体の中へイメージして入れようとしても、入らなくなったりします。 私も何度かそのような経験がありますが、ある時、一気にそのツボが開放され、一種焼け焦げたような臭いを放出したことがあります。 体の中に貯まっていた悪い気が放出された瞬間でした。


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