ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

臍下丹田には力を入れるのではなく意識するだけでよい

2014-06-23 07:04:18 | 臍下丹田

 何事をするにしても、よく下腹の丹田に力を入れてという話を、よく聞きます。 私は、力を入れる必要はなく、その丹田を意識するだけでよいと思っています。

 

 というのは、肩の力を抜いてリラックスし、自然体でいることの方が良いと思っているからなのです。

 

 どういう場合でも、どこかに力を入れる必要はないのです。 力が必要なときには、瞬間的に体が動くはずだからです。 

 

 力を入れることによって、その動物的な瞬間の動きが、鈍くなってしまうのです。 いつも自然体で対処するのが、一番よいのです。

 

 下腹の丹田は臍下丹田と呼ばれ、私たちの体の中心であり、なおかつ、かつて酸素がこの地球に存在しなかったときに、宇宙に無尽蔵にある生命エネルギーである気の呼吸をしながら、生息していたと思われます。

 

 現在でも私たちの誰もが、お母さんのお腹の中にいたときには、臍下丹田で気の呼吸を行いながら、臍の緒を通してお母さんから栄養分を、貰って生長してきたのです。

 

 私は、長く吐く呼吸を通して、体の中へ吐く呼吸を通して、肺呼吸を伴わない気の呼吸である胎息を、行うことができるようになりました。 この胎息は基本的には、臍下丹田が活性化し、心臓のように鼓動を始めなければ、できないとは思っております。

 

 然しながら、私たちの誰もが、長く吐く呼吸を行い、体の中へ吐く呼吸を継続的に行っていけば、時間の長短はあるにせよ(気を感じにくい人もいるかもしれませんが)、いずれの日にか丹田が活性化するのではないかと思うのです。



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