ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

静かに運動する坐禅

2008-09-08 06:54:44 | 座禅
 無意識で行う呼吸を忘れ、口を閉じて鼻だけで呼吸し、大きく胸いっぱいに空気を吸って、ゆっくり10秒以上かけて下腹に息を吐きます。 鼻から息を吐くことを忘れ、肺に入った息を下腹の臍下丹田に入れ込むように、ゆっくり吐いていきます。

 胸式肺呼吸を、ゆっくり吐くことによって、私達がもともとお母さんのお腹の中にいたときの機能を、回復することになります。 

 吐く息を下腹に吐くことを意識することにより、胸式肺呼吸は逆腹式呼吸に変わっていきます。 ゆっくり吐く息を意識することにより、気の通る道ー経絡の気のとおりを、よくすることになります。

 体中に張り巡らされた神経の線に沿って、流れているといわれている経絡の流れをよくする事により、神経を刺激することになります。

 呼吸法を行いながら静かに行う座禅では、体の中の主要な気の通り道である督脈、任脈をぐるぐると小周天させながら、体全体の気の流れを促進させます。 体を動かさない坐禅ではありますが、気の流れは坐禅の進化の過程で、勢いよく流れ、全身の細胞や神経を刺激します。

 坐禅時間が45分から1時間も経ちますと、気の流れもゆったりと流れるようになり、神経細胞が集中する脳への刺激も、流れの緩やかさとともに、やさしく刺激し、いわゆる至福感を私達に、与えてくれます。

 体を動かしてしまうと、微妙な体の変化は、なかなか感じにくいものですが、静かに暗闇の中で、ひと坐禅をおこなっておりますと、よく分かってきます。

 

 


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