ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸は空の理念よりも体の自然な生理的な動きを大切に行うべきと思うが

2017-09-13 02:48:20 | 逆腹式呼吸

私が生まれて初めて、胡座を組んで静かに(1時間)座って座禅-静功を行った時には、一般的な腹式呼吸を知りませんでした。 ただ長く吐く呼吸が大切だとの認識しか、ありませんでした。

従ってはじめに大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐くことしか頭にはありませんでした。 ここでの深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸が、体の自然な生理的な動きに合致していたようで、私たち人間が本来、持っていた機能-気感を早期に回復することに、繋がって行ったのです。

出来るだけ長く息を吐こうと思えば、はじめに大きく息を吸うのが自然です。 後に知った腹式呼吸(禅宗では臨済宗・黄檗宗)は、はじめに息を吐き出すと同時に、下腹(臍下丹田)からも吐き出すとされております。

大きく息を吸う時には、胸は拡がり下腹は凹むのが、これまでの自然の動きです。 また息を吐き出す時には、胸は元の大きさに戻り下腹も元の大きさに戻るのが、誰が考えても自然の動きなのです。

私は、ここでの深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸を、毎日1時間行うことによって、早期(1ヶ月半)で自発動を伴いながら、本来、私たちの誰でもが持っている気感を取り戻し、下腹の臍下丹田が心臓のように、鼓動を始めたのです。

これらの体験から、空の理念の考え方はさておき、肺の動きと下腹にある臍下丹田との動き方について、改めて考えてみました。 

私の深呼吸の要領で行う呼吸で、息を吸う時には下腹の臍下丹田は凹むので、気は吐かれると。 息を吸う時には臍下丹田は元の大きさに戻るので、気を吸うことになると。

これが体の生理的な自然の動きであると、確信したのです。



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