ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

魂の先生だった、我が恩師の米田健治先生

2013-02-28 07:13:26 | 座禅

 自分にとって、何故、黒門小学校の1年間しか習っていなかった米田先生が、こうも私に強い印象を与えているのか、分かりませんでしたが、芹沢光治良さんが90歳になってから書き始めた「神のシリーズ」の8冊を、何度も読むうちに、その理由が分かりました。

 芹沢さんの本の中で、まだ会ったことのない読者の二人が、芹沢さんの本を読むことによって、それぞれの奥さんに、芹沢光治良さんは自分の「魂の父」というふうに話しています。

 そうか、私にとって米田先生は、魂の先生だったからだと、改めて感じたのです。 私だけでなく、米田先生は、かたや「ゲンコツ先生」でもあったのですが、多くの生徒たちにとっては「魂の先生」であったようにも思うのです。

 一緒に学ぶ中で、私たちの心に自然と、心の襞を刻んでいたんでしょうか。


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2 コメント

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魂の先生 (谷口浩)
2013-03-05 07:34:35
龍之介大兄:
ご無沙汰をしております。いつも拝読させて頂いております。
小生にも魂の先生がおります。先生は小生がマスター時代についた先生で、金属材料、取り分け腐食防食の専門家でした。元々東北大学におられたのですが、ご縁で大阪にいらっしゃいました。大阪では溶接工学科故何か接合に関する研究に携わる必要があり、セラミックスと金属の接合の研究をされておられ、私も先生について接合の研究をしておりました。
大学院時代の小生は、先生の影響か研究に燃えていた時期が1年程ありまして、その際は月曜に登校してから水曜の夜まで学校におり帰宅、その後木曜から土曜の昼まで又学校で過ごすと云う生活をしておりました。もっぱら接合の実験と課題として与えられた論文読みでしたが、ほぼ毎日1時間程度のディスカッションがありました。ディスカッションに小生が弛んだ様子で臨むと、何と大学院生の小職に対し気合が無いっていないと口頭で注意をするのみならず2回位頭を殴られて覚えがあります。勿論、今世間で話題になっている体罰とは全く違うレベルの指導でしたが。今になって漸くわかるのですが、先生なりに小生の事を考えてくれており、小生がやった研究もとある学会の奨励賞に結びつけてくださいました。本当にわが子の様に、厳しいながらも真の意味で可愛がって頂きました。先生も退官されてはや10年以上が経過します。数年に一度お尋ねしておりますが、一連のブログを拝読し、愚息の正が大学に入学する事になった報告を兼ね4月以降落ち着いたら正と一緒に尋ねてみようと思い至りました(正と云う名前は先生の名前の一字を頂いております)。
座禅ですが、土日の時間の余裕のある時は1時間座っております。ウィークデイは座禅を始める時間により40分だったり50分だったりですが。その際、大兄が仰っておられる①天から吊り上げられている意識で座る ②息を丹田に向けて吐く③舌を上歯裏側の付け根につけ、歯は噛み合わせない 事に留意しております。腰を痛めた事もあり、椅子に座っての座禅も数回チャレンジしましたが、結跏趺坐に比し負荷が軽く座禅後の充足感に物足りなさを覚え結跏趺坐に拘って行こうと思っています。
一方で最近は、大兄の言われる通り歩いている時も新幹線に乗っている時も、呼吸を意識しなるべく背筋を伸ばし丹田に向け息を吐く様に心掛けています。座禅の醍醐味を感じるには毎日ある時間だけ何分座ったと云う事ではなく、日常生活そのものに座禅的呼吸を取り入れる事なのだろうなと思う様になりました。又、コメントさせて頂きます。谷口浩拝
成人してからは (龍之介)
2013-03-05 18:04:49
 大学院で教授から、頭を叩かれるというのは、経験がありませんので、ただ驚くばかりです。

 研究室の先生は、大学の卒業生でしたし、愛情あふれる先生でしたので、劣等生の私には、いたわりの感じがあったかもしれません。

 そんなことがあって、毎年、多磨霊園にお墓参りは、先生の奥さんとお子さんも含め、みんなで行なっています。

 座禅は、とにかく楽しんでください。 逆腹式呼吸も楽しんでください。 家族から変な息の仕方をしないで、と言われるぐらいになってください。 私は、ちょくちょく、そんな変な息の仕方をするなと、怒られています。

 ウ〜ン スーンとかの体の中へ吐く息音が、聴こえてしまうようです。

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