ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

インドで50年間仏教の普及を実践されている佐々井秀嶺師の映像を観て

2017-10-22 06:35:05 | 座禅

今朝のこころの時代と云う番組で、32歳でインドに渡って50年間、インドの大地に再び仏教をと云う意気込みで、ヒンズー教徒多い地でカースト制度の中での不可触民と云われる最下層の民衆を中心に、仏教の再興、普及の実践をされて来られた、佐々井秀嶺師が映し出されておりました。

生まれた岡山県新見市別所では、子供の頃、父が妾の子供と云うことで、あらゆる差別を体験し、差別に対しては異常な程の嫌悪感を感じておられたそうです。

インドに渡ると、下層階級の不可触民に対する大きな差別に対して怒り、仏教の普及を努めて来られました。

中学1年の時に初めて祖父のお墓を訪ねるものの、ひどく荒れ果てておりました。 それを見て将来、出家して何年掛かるか分からないが、また訪れることを誓ったとのこと。

その後、原因不明の病になって、学校の方は遅れがちになるものの、お坊さんになるための修行をされて、インドのラージキルで行く機会をえて、その地で瞑想の毎日を送っておりました。

すると眼前に「龍樹」と云われていたお坊さんが現れ、ナグプールの地へ行けと云われたそうです。 その地でガンジーと同じような偉人と云われるアンベートカルと出会い、更に仏教の普及活動を怒りを持ちながら、積極的に進めて行きました。

ヒンズー教徒であったアンベートカルは、65歳の時に仏教徒に改宗し、協力して差別の撤廃活動をされて来ましたが、残念ながらその後すぐに、天に還っていかれたそうです。

佐々井師曰く、6動を体験する、体験しておく大切さを、述べておりました。 今日は、早朝から清々しい気分になりました。