ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

プロボクサーが試合数日後に硬膜下出血で亡くなる

2009-03-28 09:13:53 | 
 先日、ニュースでプロボクサーが試合後に硬膜下出血になり、数日後に亡くなったという記事が、出ておりました。 脳脊髄液に囲まれ保護されている脳が、度重なる打撃や、ダッキング(頭同士が激しくぶつかり合う)などで衝撃を受け、硬膜下で出血したということでしょうか。

 プロボクサーとして一時風靡したジョー辰吉も、毛細血管の一番微細な網膜を、何度も剥離させ、日本プロボクシング協会からドクターストップが、かかっているにもかかわらず、ボクシングが好きで好きでやめられず、海外で試合をやっていたりする記事を、見かけることもあります。

 父に連れられてよくボクシングの試合を見に行った記憶が、未だに思い出されますが、私達は格闘する姿を見て興奮し、自分自身をそこに置き換えて、自分ができない夢を、格闘する選手に見出しているのかも知れません。

 いつも試合の最後には寝てしまっていて、父の背中におぶられて、家に帰っていったことも、何度もあります。 

 本来、何かと保護されている脳を、わざわざ衝撃を与えて、障害になるようなことはないのではないかと思うのですが、人間の闘争心をかきたてるものも、必要なんでしょうか。 静かに暗闇の中で座禅を行っていますと、どんなものでも生と死が、いつでも隣り合わせに入るもんだなあと感じるのです。