: 秋の珍味•とんぶり

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> かきまぜて　とんぶり飛ばす　朝餉かな＝初代＝

> 畑のキャビアともいわれる秋の珍味の［とんぶり］を入手しました。
> 存在、食べ方を常連のお客さまから教えていただきました。
> とんぶりは、箒＝ほうき＝の材料となるホウキギの果実を、工夫に工夫を重ねて何とか食べれるようにしたという逸話があります。
> 江戸時代の出羽国＝今の秋田県米代川流域の住民が飢饉の時、箒草の実を食べれるようにしたのが始まりといわれております。
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> とんぶりを、現在でも食品として、栽培、出荷しているのは秋田県大館市のみといわれております。
> とんぶりの名前も、ブリコ＝ハタハタの卵＝に由来するといわれております。
> とんぶりは今では、秋田県を代表する特産品として、人気があります。
> 直径１〜２ミリの大きさで、味は無味無臭ですが、プチプチとした歯触りを楽しむ食材として愛用されております。
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> とんぼでは、このとんぶりを、もっぱら豆腐にトッピングして、ポン酢をかけて召し上がっていただいてます。
> 私も食べてみましたが、正に［畑のキャビア］と呼ぶに相応しい感触です。
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> G IＮZ A と　ん　ぼ
> 　　富士子

半年ぶりのお客さまを迎えて

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> 台風の　くるかも河童　の大欠伸＝末廣

> 台風１２号が関東地方に接近中。当初予報より進路がズレて、進路西側でも千葉•銚子沖をかすめる予報に変わりました。
> しかし、油断は禁物です。台風の前側には秋雨前線が横たわり、台風の接近に伴い大雨の予報が。明日から明後日は厳重な警戒が必要です。
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> 新型コロナ禍は、３月下旬以降、自粛休業、先週までの時間短縮営業など、まともに店を開けた日はありませんでした。
> お客さまの足も遠のき、常連客特に年配客の消息も絶え［元気でお過ごしているか？］気がかりでした。
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> そんな時、常連客のＨさん、Ｔさんが立て続けに、ヒョッコリ顔を出し、元気なお顔に接することができました。
> お二人とも、いつもと変わらぬ様子で席につき、まるで先週来たような動作です。
> 迎える私も、懐かしさを満面に笑顔でお迎えしました。３月末以来の失われた日常が戻ったようです。
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> 新型コロナウィルスによるパンデミックのために失われた日常。その日常が少しばかり戻ってきたようで安堵しています。
> これからも、油断はできません。
> お客さまも含めて、手指の消毒の励行、店内の換気、カウンターテーブルの消毒など、細心の注意を払い安心安全を保つよう気遣いいたします。
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> 　　富士子

栗ご飯を作りました！

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> 栗飯や　いささか金の　あるや佳し＝梅の門＝

> コロナ騒動に一喜一憂してる間に、季節は確実に変わっており、秋の気配が色濃くなりました。
> 八百屋さんの店先にも、秋の味覚を代表する栗が並んでおり、購ってきました。茨城産です。
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> 茨城県は、栽培面積、生産量とも日本一を誇る栗生産地。
> 栗の歴史は古く、縄文遺跡からも栗が発見されております。縄文人たちは栗を食料としていたことが窺われます。
> 硬い鬼皮に包まれてる栗は、保存食料として珍重されたことでしょう。
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> 富士子風［栗ご飯］の作り方は、栗の鬼皮•渋皮をむき、それをそのままお米と一緒に炊き込みます。
> お米には予め薄口醤油•ミリンで作った出汁を入れてあります。
> 栗ご飯は、皮剥きなど手間暇がかかりますが、季節感が充分満たされ贅沢な気分も味わえます。
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> 　　富士子

１５日から平常営業に！

> つきぬけて　天上の紺　曼珠沙華＝誓子

> 秋のお彼岸も一週間後。心なしか朝夕がしのぎやすくなりました。
> 皇居のお堀の土手に、赤い曼珠沙華［彼岸花］が咲く季節となりました。
> 今年３月から、かれこれ半年余日本中が、世界が新型コロナウィルスによるパンデミックに翻弄されてきました。
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> この間、東京都からの強い要請により
> 営業自粛、再開されても束の間、再度夜１０時まででの営業自粛。
> その自粛要請も、明日１５日（火）で解除されたことをお知らせいたします。
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> 解除された判定基準は、専門家会議の協議の結果、東京都は、最も深刻な感染が拡大している、から一段階下げて感染の再拡大に警戒が必要、と一段階下げたためです。が、感染者の減少傾向は、極めて緩やか、もしくは変化の無いように見受けられます。
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> このことは、まだまだ油断は禁物。引き続き新型コロナウィルス感染予防に注意してということでしょう。
> ［とんぼ］では、引き続きお客さまにお願いしている手指のアルコール消毒、室内空間の換気などに細心の注意を払いお客さまをお迎えしております。
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> 　　富士子

得意レシピ・肉じゃが

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> 肉じゃがに　生姜加えて　夕餉かな＝ららみ＝

> 相変わらず、暑い日が続いています。が、この二、三日幾分？凌ぎやすくなっているような気がします。
> 新型コロナ禍も、新規感染者がやや少なくなってきたような気もします。
> １０時までの営業自粛期間も、間もなく終了します。一日も早く、元の日常生活に戻ることを願うばかりです。
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> 常連のお客さまからリクエストがありました。［ママの作った肉じゃがを食べたい！］と嬉しいことを言ってくれました。
> 新型コロナ禍での休業を余儀なくされたことと、猛暑続きで煮物づくりは、控え気味にしてました。肉じゃがは、私の得意レシピの一つ。
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> 作り方も富士子風です。
> 用いる肉は牛肉です。ホクホクしたジャガイモ、お肉の旨味、玉ねぎの甘味、それに、シラタキ、ニンジンを加えます。シンプルな味付けながら、素材の特長を引き出し絶妙な味わいになります。
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