とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

【海藻カジメの冷スープ】

2015-06-29 12:49:58 | 日記
今日も梅雨の晴れ間の好天気で、気温も暑くなりそうです。そこで今夜は、珍しい海藻「カジメ」で冷スープを誂えてみました。この「カジメ」は、先日、母と訪れた南房総土産に買い求めたものです。

「カジメ」は、コンブ科に属する海藻。本州中部から九州までの主に太平洋岸に分布し、水深2m~10mの岩礁上に群生しているそうです。これを地方によっては、カジメ場あるいは海中林と呼ばれアワビ、サザエ、ウニの餌の他に、多様な魚類の産卵・発育の場所として重要な役割を果たしております。 

食材としての「カジメ」は、カジメの側葉が出る前の、笹の葉状の小さな葉を細かく千切って使用します。
「カジメ」は、刻めば刻むほどネバネバが増します。私は食べてませんが内房総(東京湾側)では、このネバネバ「カジメ」をラーメンに入れた特産品「カジメラーメン」が人気あるそうです。

「カジメ」によく似た海藻に「アラメ」があり、どちらも同じ岩礁に生育していて形状も見分けができないくらいとか。さらに地方によっては「アラメ」を「カジメ」と呼ばれていて、ややこしい限りです。刻めば刻むほどネバネバになるのは変わりありません。

「カジメ」は、ネバネバを生かして味噌汁の具や、お吸い物、和え物、佃煮など使われておりますが、私は一工夫加えて「カジメの冷スープ」に誂えてみました。冷たくて細かく刻んだ「カジメ」のネバネバ、コリコリした食感は独特の味わいがあります。

GINZA と ん ぼ
富士子

【3周年記念LiV eに】

2015-06-25 13:15:12 | 日記
昨夜、銀座の親しくさせていただいてるお店「梢」が開店3周年を迎えて記念のMuSiC LiVeが開催されました。会場となった場所に、私も店を抜け出して駆けつけ、お祝いを兼ねて生の音楽の迫力を充分楽しみ堪能してきました。

梢ママの歌唱力は誰もが認めるプロ級。演奏するバンドは、ギター2、ベース1、キーボード1、ドラム1の編成。梢ママが、軽やかなステップで懐かしの80年代に流行ったヒット曲とディスコサウンドをメドレーで歌いだすと、店内は一気に盛り上がり、手拍子、歓声でヒートアップしました。

参加のお客さまには、日頃カラオケで梢ママの歌唱力の素晴らしさは知っているにもかかわらず、生のバンド演奏にのってイキイキとした表情で歌うステージ姿に、新たな魅力を感じたようでした。

昨夜は、梢ママの他にゲストの方々やお客さまも一緒に歌い踊る和気あいあいとした雰囲気のライブ。最後の曲は、私も大好きな「恋のバカンス」。私も踊りに加わってフィナーレを迎えました。

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南房総の山菜・姫タケノコ

2015-06-22 11:51:04 | 日記
一昨日の土曜日。梅雨明けを思わせる好天気の中、一月遅れの「母の日」のプレゼントとして母と二人でバス小旅行を楽しんできました。題して「海ざんまいミステリー」ツアーです。

新宿駅発のバスの行く先は、首都高速からアクアラインに入った時点で、房総半島と判明。海ほたるで休憩の後、バスは南下して館山市の新しい名所「渚の駅 たてやま」へ到着。館山市を訪れた観光客と、地元の人たちとを結びつける憩いの場として設立された交流地点です。

渚の駅にある海に突き出た桟橋の長さは500mもあり、日本一の長さだそうです。そして「漁師料理たてやま」での昼食は、エビの天ぷら、新鮮地魚の刺し身、サザエのつぼ焼き等々美味しく豪華絢爛。腹一杯食し、大満足しました。

渚の駅の地元産の野菜売り場で珍しい山菜「姫タケノコ」がありましたので購ってきました。南房総の里山で採取した「姫タケノコ」は、竹の子と言っても、笹の新芽。
普通のタケノコより細い形状。アクヌキの必要がなく、そのまま焼いても、他の食材と一緒に煮物したり味にクセがないので、幅広い料理に応用できます。
この「姫タケノコ」は地方によっては「笹タケノコ」「熊笹タケノコ」などと呼び名が異なるようです。

ミステリーツアーは、渚の駅から、お百姓市場、南房総国定公園・大坪山頂上に建つ高さ56mの救世観音像「東京湾観音」を仰ぎ観て、そこから東京湾を眺望。景色、料理に満足感一杯のバスツアーでした。

「姫タケノコ」を使用した富士子オリジナル料理を用意しております。
ポリポリ咬みごたえも柔らかく美味しいですよ。

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富士子

朝顔が芽生えました

2015-06-18 10:13:54 | 日記
昨日の、東京地方を襲った局地的集中豪雨。突然、バケツをひっくり返したような降りには驚きました。同じ都内に住む知人に「もの凄い雨が!」とメールすると、折り返し「こっちは薄日がさしています!」と返事が。直線距離で数キロしか離れていないので、またまた驚きです。

絹糸のような細ぼそした雨が青紫の紫陽花の花と葉を濡らし、いつの間にか薄日が射し込む、という情緒ある梅雨時の風情は一体何処に行ったの?と言いたくなる異常な気象。

お店の常連客とも、この話題で話をしましたが「異常も続くと、それが平常になる!」と断定的に言った言葉が気になりました。今日も激しい雨予報が出ている南九州、特に鹿児島県では、既に降り始めから1200ミリの雨が降っていて、土砂崩れなどの災害が懸念されています。何事も無いことを祈るばかりです。

先週月曜のブログでもお伝えしましたが、朝顔の種が芽を出しました。7粒揃っての芽生えです。昨年の入谷・朝顔市で購った花の二世です。

種から芽生えた苗に、鉢植えの花をただ愛でるのと、また違う感情が生まれます。「早く大きくな~れ」と毎朝声をかけて水をあげてます。
親しくさせていただいている銀座のママさんが「花も声をかけると、綺麗に長持ちするのよ!」と教えてくれて、それを実践しています。

どんな花を咲かせてくれるのか待ち遠しく、楽しみです。私も自分で自分に「さぁ~、気合いを入れて頑張るぞ!」声をかけました。

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【堀切菖蒲園】

2015-06-14 15:51:06 | 日記
昨日の土曜日、梅雨の晴れ間を利用して「葛飾・菖蒲まつり」が開かれている堀切菖蒲園に行き、美しく咲く色とりどりの花菖蒲を、大勢の見物客と一緒に堪能してきました。堀切菖蒲園は、京成線・堀切菖蒲園前駅から歩いて商店街、住宅街を抜けて約10分ほどの綾瀬川沿いの場所にあります。

堀切菖蒲園の中には、約200種類、6000株の花菖蒲が咲き誇っております。紫、濃紺、白、桃色、黄色と、色鮮やかなそれぞれの花菖蒲の根元には、葵の上、敦盛、眠り竜、紫衣、右近の桜、京舞、小野小町、金鶏等々、優雅で江戸情緒を偲ばせる花菖蒲の名札が添えられています。あまりの種類の多さに、覚えきれず頭の中が混乱するほどです。

堀切菖蒲園は、江戸時代、百姓・伊左衛門が、各地の花菖蒲を集めて庭で栽培したのが始まりと伝えられ、江戸名所の一つとして知られております。画家鈴木春信や、安藤広重の「名所江戸百景」などの浮世絵にも描かれてます。

「葛飾・菖蒲まつり」は、6月25日(木)まで開催されています。堀切菖蒲園への入場料は無料、というのもありがたいことです。

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