いつの間にか、秋らしく、しのぎやすい爽やかな気候になりました。いつもの果物屋さんの店先に、秋の味覚を代表する「柿」がお目見えしています。
柿…といえば、あまりに有名な正岡子規の俳句“柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺”が思い起こされます。
この句は、子規が明治28年10月、上京の途中立ち寄った奈良斑鳩・法隆寺境内の茶店で、奈良名産の御所柿を食べながら詠んだ句だそうです。胸がスカッとするくらい鮮やかで、私の大好きな句です。
私が今日選んだ柿は、紀州和歌山県産のものです。和歌山といえばミカンをイメージしますが、和歌山県は柿の生産量も日本一なのだそうです。品種も渋柿から甘柿まで豊富です。
酔い覚ましを兼ねたデザートにおだしいたします。
GINZA と ん ぼ 富士子