とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

夏バテ防止野菜たっぷりスープ

2015-07-23 14:37:26 | 日記
今日は、二十四節季の十二番目にあたる「大暑」です。暦の上では今日から8月8日(土)の立秋までが暑中期間。一年で一番暑い日が続きます。
動物園の白クマに氷柱をプレゼントしたり、浴衣姿で打ち水をするイベントも、今日の「大暑」に合わせて行われる事が多いようです。

東京地方は朝から雨。しかし蒸し暑さは半端じゃありません。朝から汗ばみながら新聞を読んでましたら、週刊誌の広告「猛暑を乗り切る“いいとこどり”健康法」に、野菜タップリの鍋が紹介されてました。

これを読んで、私の頭に閃きがはしりました。 全身の倦怠感、食欲もわかない等を訴えるお客さまの夏バテ防止に、夏野菜タップリのスープに限ると。思い立ったが吉日といいます。今夜は富士子風の「夏野菜タップリスープ」を調理いたします。

夏野菜には多く含まれるているビタミンEは、血行促進効果があり、同じくビタミンCは鉄分の吸収を助け、毛細血管の働きを活発に。また、肉や魚などの動物性タンパク質を摂れば、体温があがり汗をかきやすくなります。ミネラル分の多いキノコ類からでたエキスは、汗で流れでたミネラルの補給ができます。

食材は、動物性タンパク質を摂るための豚肉、それにズッキーニ、ジャガイモ、ナス、パブリカ、インゲン。スタミナ野菜として人気のあるニンニクも入れ、彩りを添えるためにも、トマトやタマネギも入れた豪華夏野菜タップリスープです。味付けは、お客様のご希望で、コンソメ、カレー、和風味でお出しします。

GINZA と ん ぼ
富士子

久しぶりに東の空に虹を

2015-07-21 14:49:18 | 日記
三連休の初日の土曜日、有楽町に赴きました。今、話題のSF映画を鑑賞するためです。未来と現在と過去が混ざり展開するストーリーが判らないまま、最新のCG技術を駆使したアクションシーンにはハラハラドキドキと興奮の連続。

上映中に通り雨があったようで、暮れなずむ路面が濡れていて、水溜まりには灯し始めたネオンの灯りと、夕陽に染まった夕方の空が映りこんで、ちょっと風情のある景色。

道行く人たちが、脚を止めて銀座4丁目方向の東の空を見上げて、スマホや携帯を向けて撮影しています。東の空にくっきりと鮮やかに虹が出ていました。私も虹を見るのは数年ぶり。そう言えば前回見た虹も、夏の日の夕方。同じ東の空です。

そこで、何故?虹は夏の日の夕方に多く見られるのか-と疑問に感じて調べてみました。虹は太陽の光が雨滴の中で屈折と反射することによって発生します。前方に雨が降っていて、背後から強い太陽光線が水平に近い角度で差し込むといった気象条件が必要。雨雲は西から東に移動することが多く、雨が通り抜けた直後の前方とは東。その背後から日が差す時刻が夕方、というメカニズム。

観終えたばかりの映画より解りやすい「夏の夕方に多い虹の謎」に納得した私は、知らぬ間に映画「オズの魔法使い」の劇中歌「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)」をハミングしてました。

虹を見た翌日の19日(日)に、関東地方の梅雨明けが宣言されました。

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梅ジュース完成しました

2015-07-16 17:52:21 | 日記
台風11号の北上接近の影響か、夜半の激しく降る雨音で目覚めてしまいました。強い大型の台風は、勢力を増しながら四国地方に上陸の気配です。大きな被害のでないことを祈るばかりです。

以前にブログでもお知らせした自家製「梅ジュース」が完成しました。6月1日に、獲れたての新鮮な青梅を広口の瓶に仕込んでから、毎日、数回揺るがしながら、美味しくなれ、美味しくなれと声をかけた効果で、思ったより美味しく出来上がりました。試飲していただいたお客さまの評判も上々です。

梅のエキスがたっぷり出ていて、甘い梅の香り鼻腔をくすぐり、口に含むと甘さが一杯に拡がり、しかもサッパリ味で爽やかな余韻です。

作成した私もビックリの出来映え。これなら自信をもってお客さまにお奨めできます。お酒の飲めないお方には薄めて飲んでいただきます。料理との相性もピッタリ。他には焼酎類と割ったり、炭酸で割ったり飲み方いろいろです。

試飲したお客さんは、梅のエキスが抜けて萎びた梅を口の中でしゃぶりながら、器用に食べて種を出していました。子供の頃こうして食べた、と懐かしがっていました。

私は、この萎びた梅の果実を削って寒天に混ぜて冷やし、冷菓子にしました。デザートとしてお出しする際には、上から、シロップを少しかけて甘さをさらに濃厚にします。

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トマトとナスひんやり前菜

2015-07-13 14:09:14 | 日記
ひゃ~。今日の東京は、梅雨明けを思わせる晴天。気温も午前中に既に33℃を越え35℃の猛暑日になりそうな勢いです。

私も、午前中にお客さまにおだしする料理の食材を求めて地元の商店街を物色しましたが、日傘をさしても既に汗ビッショリです。こんな暑い日は、生ビールがよくでます。生ビール=枝豆は、誰でも思いつくし新鮮さにかけます。枝豆は枝豆としておだししますが、もう一品、夏バテの解消も兼ねた前菜を考えつきました。

冷たい生ビールを、さらに美味しく引き立てるのは、ひんやりした前菜に限ります。「トマトとナスの冷製前菜」です。ポイントは①ひんやり
②酸味の2点です。まずトマトは、湯剥きして サイコロ状にカットして、茄子は皮をむいて、ボイルして、水気をきってから、同じくサイコロ状にカットします。

それに、シソの葉と玉ねぎをみじん切りして、ポン酢とあわせて冷やして出来上がりです。程よい酸味は夏バテ気味の胃を刺激し食欲も増進しそうです。

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【入谷の朝顔市最終日に】

2015-07-08 14:02:56 | 日記

母と一緒に入谷・鬼子母神の「朝顔市」を覗いてきました。今日が最終日。生憎の梅雨空ですが、大勢の人たちで賑わっていました。浴衣姿の女性もいて、下町の夏の風物詩として、情緒タップリです。

朝顔はヒルガオ科の一年草。奈良時代に、遣唐使により中国から伝来したと言われております。「朝顔市」は、毎年、七夕の前後三日間の開催と決められております。その由来を伺い納得です。

朝顔の種のことを、中国では牽牛子
(けんごし)と呼ぶそうです。けんごしの花ということで、別な呼び名は牽牛花。七夕伝説の「牽牛と淑女」にあやかって開催時期が決まった、といいますから江戸の伝統を引き継いだ下町の人たちの夢とロマンを感じられます。

今日、朝顔市を覗いたのは、朝顔の鉢植えを購うためでなく、入谷・鬼子母神こと真源寺(しんげんじ)のお守りを求めるためです。このお守りは、竹の串にお守り札と、造花の朝顔が一輪添えられていて、お部屋のインテリアとしても飾れる優れもの。
毎年、私と、いつも頑張ってくれている直子ちゃんの分を購う縁起物です。

昨年の朝顔市で購った朝顔の花から採種した七粒の種(牽牛子)から芽生えた二世の朝顔スクスクと育っており間もなく花が咲きそうで、楽しみです。

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