とんぼ歳時記

ヘルシー家庭料理の店「とんぼ」のお知らせ

今日は“柿の日”です!

2015-10-26 13:24:21 | 日記
“ 柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺 ”
といえば、俳人・正岡子規が詠んだあまりにも有名な俳句です。子規がこの句を詠んだのが、明治28年10月26日、即ち120年前の今日なのです。

そして今日は「柿の日」に制定されています。秋も深まる今の時期は、渋柿・甘柿とわず柿の実が赤く色づき、八百屋さんの店先に出回る頃です。子規が詠んだこの日に因んで、「柿の日」にと、奈良県西吉野村の柿生産者たちから提案があり、全国果樹研究連合会のカキ部会の皆さんの賛同を得て、全国規模で柿を大いにPRし消費拡大を図る目的で制定されました。日本記念日協会の認定も受けてるそうです。

私も、今日の記念日にあやかり、お客さまの箸休めのデザート用に、近所の八百屋さんから群馬県産の「あまがき松本」という品種の柿を購ってきました。
柿は、生でそのまま食べるのが、一番簡単で美味しいのですが、サラダやなますに加えたり、あいものにしても美味しく食べれます。

栄養面で柿には、ビタミンCが豊富に含まれてるのが最大の特徴。柿を一個食べるだけで、一日分の必要量を摂取することができるそうです。他の果物に比較的少ないビタミンAも多く含まれていて、昔から「柿が赤くなると、医者が青くなる」といわれるほど、柿には健康食の役割も担っていたようです。

余談ですが、柿が大好物だった子規は、冒頭の「法隆寺」の句の他に、奈良滞在中に「 柿落ちて 犬吠ゆる 奈良の 横町かな 」と「 しぶ柿や あら壁つづく 奈良の町 」などの句も詠んでおります。

GINZA と ん ぼ
富士子