ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

アヒル料理

2011年02月25日 | 沖縄の飲食:食べ物(料理)

 結核の薬

 去年(2010年)11月、知人の家でアヒル鍋パーティーをやることになり、私も呼ばれ、御馳走になった。アヒルの肉の味については、鶏肉との味の違いが分からなったので、特に感想は無い。鍋以外に手羽の煮付け料理も出されたが、それは少々肉質が固く、臭みもあり、見た目大きい割には肉量が少なかったという感想を持った。
  記憶は確かでは無いが、アヒル料理、子供の頃に私は食べたことがあると思う。家の近所にアヒルを食用として飼っている家があり、食用としてアヒルを飼っている親戚も近くにいた。アヒルも鶏も一緒で、食べることに何の抵抗も無かったと思う。

 ここ何年、ではない、少なくとも30年くらい、近所でアヒルを飼っている家に出会っていない。散歩が趣味になって、週末あちこち歩くようになってから6年余りになるが、そんな散歩の途中にも、アヒルに出会ったという経験は無い。
 アヒル料理は薬膳の一つとして、沖縄では古くか ら親しまれてきたらしい。なので、私が子供の頃は、那覇市内とは言え、アヒルの姿をあちこちで見かけることができたのだと思う。ウチナーンチュはもうアヒルを食わなくなってしまったのだろうか。

 子供の頃、アヒルを飼っている家はちっとも珍しく無かったということを確認するために、先日、散髪屋へ行った際、散髪屋の主に訊いた。
 「昔、40年くらい前、アヒルを飼っている家はそこらにあったですよね?」
 「あー、この辺(首里石嶺)は昔、田舎だったから、そんな家はいくつもあったな。私の家でも飼っていたよ。肉を食べるというより、玉子を食べるためという目的が大きかったと思うが、肉も食べたな。肉は結核の薬として重宝されていたよ。」
 ということであった。結核の薬であるということは以前にも聞いたことがあるし、沖縄の薬膳料理を紹介している文献にもたぶん書かれてあった。結核という病気が少なくなって、アヒルを食べなくなって、飼っている家も少なくなったんだろうか。

 散髪屋の親父とそんな会話をした前日、友人KYと飲みに行った。美少女(26歳になるが可愛いので少女としておく)OAも一緒で、三人での飲み会はその日が2回目、ある企みのための会合だが、その企みについてはいつか別項で語ることとして、その時、KYから「アヒル肉を販売している場所がある」という情報を得た。
  で、翌日、その場所へ出かけた。じつは、その場所というのは私の家から車で5分程度の距離で、月に2、3回は通っている道の傍にあった。看板が出ているのだが、そう小さい看板でも無かったのだが、高い位置にあったので気付かなかったようだ。
 後日、その店(店を構えているような感じでは無い、普通の民家で、庭でアヒルを飼っている感じ)に電話して訊いた。アヒル肉をすぐに料理できるよう調理したものを販売しており、雌は1キロ3500円、雄は2キロで6000円、屠殺の都合上、その単位でしか販売しないとのこと。雌は肉質が柔らかく、雄は油が少ないとのこと。また、そこのアヒルは観音アヒルという種で、沖縄で古くから飼育されていたものらしい。

 KYとOAとの会合があった前日、私は南城市に向かっていた。豚さんに会いに行くため、豚さんをHPで紹介するため、その写真を撮りにいくため。豚さんの居場所を紹介してくれたのもKY。その件はまた、豚さんを紹介する時に詳述する。
  豚舎のある場所へ行く途中に、ちょっと大きな食堂がある。信号待ちしている正面にあるのでよく目立つ。その時は2年ぶりくらいであったが、以前は仕事の関係で何度も目にしていた。で、思い出した。その食堂にアヒル料理があることを。
 アヒル肉は結核だけでなく、喘息や気管支炎にも効くらしい。私は結核になったことも無く、喘息持ちでも無い。気管支炎になったことはあるかもしれないが、咳が長引いても病院へ行ったりせず、根性で治すので、それが気管支炎だったかどうかは定かでない。いずれにせよ、「アヒルを食わなきゃぁ」と思ったことは無い。したがって、その食堂にアヒル料理があると知っていても、食べに行こうとも思わず、食べたことも無い。その食堂のアヒル汁、看板に1000円と書かれてあった。鶏汁よりはきっと高い。
 
 
 アヒル(家鴨・鶩)
 カモ目カモ科の家禽 マガモの改良品種 方言名:アヒラー、アフィラー
 肉はアヒル鍋、アヒル汁などにして食す。特に臭みがあるとか、肉が固いということは無く、普通の鶏と同じ感覚で食べられる。
 
 

 記:2011.1.27 ガジ丸 →沖縄の飲食目次

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