ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ユウガオ

2017年07月07日 | 沖縄の草木:野菜

 ユウガオというと最初に浮かぶのは、私は源氏物語の登場人物である夕顔。いかにも日本文学科卒らしいが、私は怠けものだったのでその内容の詳しいことはちっとも覚えていない。夫も子もいながら光源氏にも抱かれる美女というイメージだけ。
 ユウガオというと次に浮かぶのは、植物で野菜として利用されているということ。そこから干瓢を連想する。干瓢(かんぴょう)は「ユウガオの果肉を、細く薄く長くむいて乾した食品」(広辞苑)のこと。子供の頃、三原のオバーと呼んで親しくしていた母の叔母が、太巻き、いなり寿司作りを生業としており、干瓢はそこでよく見た。
 ユウガオというとまた、瓢箪も連想する。瓢箪(ひょうたん)は第一義に「ウリ科の蔓性一年草。ユウガオの変種とされ・・・果実は普通中央部にくびれがあるが、・・・多くの品種がある」(同)のことだが、私の連想はそれでは無く第二義の「成熟果実のなかみ(果肉など)を除き去って乾燥して作った器」(同)のこと。父が持っていたし、それより何より、中に酒が入っていて、時代劇の飲兵衛が瓢箪に口をつけて飲んでいる姿が私の脳に強く記憶されている。「旨そうだな、早く大人になって酒飲もう」と思った。

 器の瓢箪の中身である酒は大好きだが、ユウガオから作られる干瓢は特に好きということはない。あれば食べる程度。干瓢が巻かれている太巻きをたまに食べ、正月にはたいてい食べている。干瓢は御節料理の、昆布巻きの結ぶ紐として使われている。
 
 ユウガオ(夕顔):果菜
 ウリ科の蔓性一年草 原産はアフリカモロッコ地方 方言名:ツフル、ツブル
 名前の由来は広辞苑に「夕に花を開いて朝しぼむからいう」とあった。他の文献にも同様の説明があったが、「顔って何?」と疑問を持ったので『植物名の由来』を開く。同書に「アサガオ」の項があって、「もともと朝の容花(かおばな)の意であり、容花とは美しい姿の花という意味である」と説明があった。容には「美しい」という意は含まれていないが、「朝の顔」というと朝を代表する顔のニュアンスがある。それと同様に「朝の容(すがた、外見)」というと、朝を代表する花ということになるのであろう。
 アサガオが朝を代表するのに対比して、夕方から咲き始める本種ユウガオは「夕方を代表する(美しい)花といった意味になる。確かに、大きくてきれいで目立つ。方言名のツブルは頭の意、沖縄人は花を見ずに果実を見てその名を付けたのだと思われる。
 花は白色で、夕方開花して翌朝にはしぼむ。開花期については広辞苑に夏とあったが、他に資料がなく詳しくは不明。沖縄ではもっと早くから咲くようで私の写真は5月。
 果実には円筒形の長ユウガオと球形の丸ユウガオがあるらしい。方言名のツブル(頭)は丸ユウガオのことを指すのであろう。私の写真は長ユウガオ。
 沖縄では煮物で食されるが、倭国でも煮物漬物にする他、カンピョウの原材料として知られる。ヒョウタン型の品種は器の瓢箪として知られる。
 
 花
 
 実

 記:島乃ガジ丸 2017.6.18 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
 『やんばる樹木観察図鑑』與那原正勝著、ぱる3企画発行
 『熱帯の果実』小島裕著、新星図書出版発行
 『熱帯花木と観葉植物図鑑』(社)日本インドアグリーン協会編、株式会社誠久堂発行
 『ハーブを楽しむ本』川口昌栄編集、株式会社集英社発行


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ワラビ

2017年07月07日 | 沖縄の草木:野菜

 今ではスーパーに行けば見られるが、ワラビの煮物や漬物、蕨餅も私が子供の頃の沖縄には無かったと思う。さらに、それらの沖縄産があるとも聞いたことが無かった。ということで、沖縄には植物のワラビそのものが無いのであろうと思っていた。
 10年ほど前、ヤンバル(山原:沖縄島中北部の通称)の玉辻山へ出かけた。ある団体のツアーで、ヤンバルの森のガイド付きであった。ツアーは総勢30名ほどいて、山道は幅が狭く、2、3人がやっと並んで歩けるところがほとんどであった。団体の中に知り合いのいなかった私は、自然と、常にガイドの傍を歩いていた。
 その頃はガジ丸HPを始める数年前で、沖縄の自然に特に興味があったわけでもなかった。むしろ、そのツアーに参加してから沖縄の自然、動植物に興味を持ち始めたと言っても良い。日記を見ると、それ以降、末吉公園などへ週末散歩に出かけている。

 そのツアーで、今でも覚えているものがある。動物のシリケンイモリ、植物のコモウセンゴケとワラビ。シリケンイモリは沼にウジャウジャといたから。コモウセンゴケは花の咲くコケだということから、ワラビは、「あっ、沖縄にもワラビがあったんだ。」という私自身の驚きから。日本酒の好きな私は、東京に住んでいる頃、ワラビやゼンマイの煮物は好んで食べていた。「沖縄のも食えるんですか?」とガイドに訊いた。「食えます。春に芽が出ます、それを採りに来たらいいです。」との答え。車で片道2時間もかけて採って、料理して食うほど私はワラビが好きか?と自身に問う。首を横に振る。
 
 ワラビ(蕨):山菜・澱粉原料
 コバノイシカグマ科のシダ 世界の温帯に分布 方言名:ワラビ
 名前の由来については資料が無く、不明。
 名前の由来は不明だが、ワラビという名はよく知られ、倭国では食物としてもよく知られている。「倭国では」というのは、沖縄では馴染みが薄いのである。私は東京で暮らすようになってから知った。ワラビの煮物も蕨餅もそれまでは全く知らなかった。ワラビという言葉はよく耳にしていたが、それは子供(童)のことを沖縄では指す。
 高さはそう高くは無いが、葉の長さが1~2mと、シダ類の中では比較的大きな葉をしている。山地の日当たりの良い場所に自生する。
 春に地中の根茎から蚊取り線香のようにくるくる巻いた新芽が出、それを食用とする。あく抜きしてお浸し、煮物、漬物などに用いる。また、根からはでんぷんが採れ、わらび餅の原料や、糊としても利用される。茎は籠などの細工物に利用される。
 
 葉裏

 記:島乃ガジ丸 2010.10.4 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行


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ワケギ

2017年07月07日 | 沖縄の草木:野菜

 私はウチナーンチュのくせに泡盛よりはずっと日本酒が好きだし、沖縄ソバよりはずっと蕎麦が好きである。蕎麦の中でもとろろ蕎麦が大好きだが、刻みネギとワサビを少し入れただけの麺つゆで食べるざる蕎麦も好きである。
 私は饂飩も好きである。好き順でいうと、蕎麦、饂飩、沖縄ソバとなる。蕎麦のつゆに入れる薬味のネギは長ネギの白いところだけが好きで、饂飩の汁、沖縄ソバの汁には青ネギの方を好む。青ネギでも特にワケギを好む。ワケギを細かく刻んだもの。

 一昨日、そう好きではない沖縄ソバを買った。沖縄ソバは安いのだ、2食分で90円。蕎麦は高いので貧乏している今は買うのに躊躇する。その日は1食分を豚肉とキャベツを入れて焼きそばにしたが、昨日は残った1食分を普通の沖縄ソバで食う予定だった。
 畑にはワケギを常に植えており、今、10株ほどは収穫できるほどに育っている。昨日それを2、3株収穫して沖縄ソバに使う予定であったが、他の作業に手間取っている内に雨が降り出し、結局、ワケギを収穫せぬまま帰宅した。
 「なーに、ソバは明日まで持つだろう、ワケギは明日収穫すればいいさ」と思ったのだが、その明日になると、未明から雨、ずっと雨、しかも強い雨。で、畑に出勤することも無く、沖縄ソバは結局、またも焼きそばとなってしまった。

 長ネギのツンとした辛みも好きだが、ワケギの香りを私は好んでいる。それは、熱い汁に入れるとさらに引き立つ。もちろん冷たい麺つゆでも香りはし、私は旨いと思う。
 
 ワケギ(分葱):葉野菜
 ユリ科の多年草 中央アジア原産 方言名:ジイビラ
 名前の由来は広辞苑に「株分け法によって短時日のうちに鱗茎から発芽するので」とあった。地下の球根を「分」けて増やす「葱」ということであろう。
 広辞苑に「根深葱と・・・葉葱に分ける・・・云々」とあり、『沖縄園芸百科』に「本土でネギというと、関東地方の根深ネギ、関西地方の葉ネギのことをいいますが、沖縄では・・・ワケギがネギの代表」とあった。そういえば、最近はより太く、背も高い二十日ネギとか青ネギとかいうネギをよく見るが、中学高校の頃、学校前の食堂で食べた沖縄ソバの上に乗っていたネギは細いネギだった。ワケギだったのであろう。
 ワケギはネギの一変種で、二十日ネギより細く、小型。二十日ネギとは少し違う独特の香りがする。夏期は休眠し、沖縄での最適生育期間は秋から冬にかけて。
 ちなみに、同属の学名、
 ネギ Allium fistulosum L.
 ワケギ Allium fistulosum L.var. caespitosum Makino
 ニンニク Allium sativum L.
 ニラ Allium tuberosum Rottl.
 タマネギ Allium cepa L.
 ラッキョウ Allium chinensis G.Don
 
 収穫

 記:島乃ガジ丸 2013.5.23 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編


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ローゼル

2017年07月07日 | 沖縄の草木:野菜

 実家の冷蔵庫には賞味期限切れの食い物、調味料などがたくさんあって、そのほとんどを処分した。賞味期限切れでは無い食い物も一つ捨てた。梅干し。
 実家の梅干しは蜂蜜入りのもので、私は好きでない。さらに、私の冷蔵庫には梅干しがたくさんある。私好みの梅干しだ。好みの梅干しがたくさんあるのに、わざわざ好みでない梅干しを食うほど私はすっとこどっこいでは無い。よって、捨てた。
 私の冷蔵庫の梅干しは、友人I女史手作りの梅干し、昔ながらの味がする梅干し、1個でご飯1杯食えそうなほど酸っぱい梅干し、酸っぱいだけでなく旨味もある梅干し、頂いたのは一ヶ月以上も前だが、まだ数個残っている。その他、女史からは紫蘇巻き梅干しも頂いている。また、5年熟成という貴重品もある。これは友人E子から頂いたものを、冷蔵庫の奥に入れたまま、ずっと忘れていたもの。蓋を開け、見て、匂いを嗅いでみたが、美味しそうな見た目と匂いなので置いてある。そのうち食うつもりだ。
 私の冷蔵庫にはほとんど常時梅干しがあるが、梅干しは世にあまたある食い物の中で、けして私好みの上位に来るものでは無い。梅干しは味が強すぎる。私はつつましい味の方が好みである。なので、梅干しをそのまま食うよりは、和え物の調味料として使うことが多い。野菜などと混ぜて味を薄めているわけだ。梅干しの香りは大好きだ。

 ローゼルを調べると、『沖縄園芸百科』に「八重山地方では梅干しの代用とした」とあった。梅干し好きな人が、ローゼルを齧って「おー、これは!」と閃くのは、すごく当然なことだと、さほど梅干し好きでは無い私でも、ローゼルを齧って、そう思った。
 
 ローゼル(roselle):果物・切花・繊維
 アオイ科の一年草 アフリカ原産 方言名:なし
 名前の由来は資料が無く不明。広辞苑にローゼルがあり、roselleとあった。英語のようだが、詳細は不明。学名はHibiscus sabdariffa L.なので、roselleとは無関係。
 学名がHibiscus sabdariffaということは、ハイビスカスと同属。確かに花の形はハイビスカス(いろんな種類があるが)に似ている。
 『沖縄園芸百科』にローゼルの詳しい記述があり、営利作物として期待されていたようである。同書は25年前の発行、25年経った現在、時々スーパーの店頭に並んでいるのを見るが、ローゼルが大きく広がっているということは聞かない。
 熟した萼片と苞が食用となる。私も食べてみたが酸っぱい。生食ではなくジャムやゼリー、または果実酒の材料として利用が多いとのこと。酸味を生かして梅干しの代用にもなるとのこと。葉にも酸味があり、サラダや煮物に使われるとのこと。
 花は活花の材料として利用され、茎からは繊維が採れるとのこと。

 記:島乃ガジ丸 2010.9.5 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行


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ローズマリー

2017年07月07日 | 沖縄の草木:野菜

 私は、一人暮らしを始めた高校二年生の頃から料理する機会が多くあり、概ね一人暮らしだった大学生の頃も自炊することが多かった。大学を卒業し、実家に暮らしていた12年間ほどは、母の手料理を食べることが多く、料理するのは月に数回程度だったが、今のアパートに越して一人暮らしに戻ってからはほぼ毎日、料理をしている。
 粗食小食を心掛けるようになってからは手の込んだ料理をする機会はだいぶ減ったが、それ以前(もう何年になるだろうか、10年くらいか)は手間のかかる料理も時々作っていた。今、台所にある調味料は塩、胡椒、醤油、黒砂糖、一味唐辛子だけだが、その頃はセージ、ローリエ、ローズマリーなどの香辛料も置いてあった。
 ローリエ(月桂樹の葉)はシチューや牛肉の赤ワイン煮などに良く使った。セージはソーセージ(のようなもの)やテリーヌ(のようなもの)を作る時に使った覚えがある。ところが、ローズマリーは、台所にその小瓶があったことは覚えているが、何に使ったかは記憶に無い。その頃、ローストビーフを作ったこともある。台所にそれ用のタコ糸も以前は常備品であった。そのローストビーフにローズマリーを使ったのかもしれない。

 それら市販の小瓶に入った香辛料よりも、畑で栽培したバジルの方を私は頻繁に利用した。生の葉をサラダやスープに使い、刻んでバジリコスパゲティーなどにした。ローズマリーも畑でできる。従姉の家の庭にあり、従姉は肉や魚料理に使ったとのこと。
 そのローズマリー、「まだある?」と従姉に訊くと、「あるはずよ」との答え。せっかく生があるんだったら使ってみようと思い、見に行った。正月に従姉の家に行った時、庭が荒れているのを見ている。もしかしたら無いかもと思いつつ、ローズマリーのあった場所へ。そこはやはり、雑草天国となっていて、ローズマリーは跡形も無かった。
 
 ローズマリー(rosemary):ハーブ
 シソ科の常緑低木 地中海沿岸原産 方言名:なし
 ローズマリー、rosemaryと書くが、これはおそらく英名。rosemaryはまた、おそらく学名の属名Rosmarinusに由来するものと思われる。広辞苑に別名として「マンネンロウ」とあった。和名と思われるが、万年老なのか、万年楼なのか詳細は不明。
 高さは1~2メートルほどになる。枝や葉、花に芳香があり香料として、葉は香辛料として、葉や花から採れる精油は特にローズマリー油と名があり、「シネオール・ボルネオールを含み、オー‐デ‐コロン・リキュールなどに用いる」(広辞苑)とのこと。
 品種によって違いはあるが、基本種の花は淡青色、開花期は11月から6月。
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2011.1.10 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行


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