ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

アカマチ

2011年05月06日 | 沖縄の動物:魚貝類

 美味?間違いねぇ

 炉端居酒屋には、概ねカウンターの前に氷の敷かれた台があって、そこに、その日料理して出しても良いとされている魚が並べられている。それを眺めながら、
 「何か刺身にして貰おうよ、どれにする?」
 「マチガイイネェ」と一匹の魚を指差す。
 「間違いねぇって・・・その魚が美味しいってこと?」
 「マチがいいねぇと言ったんだ。この魚、アカマチって名前なんだ。」

  沖縄で美味しい魚を食べるなら、アカマチを頼んでほぼ間違いねぇ。他にもアカジン、マクブ、ヨナバルマジク、タマンなど美味しい魚はいろいろあるが、私はその蛋白でサッパリした中に、しっかりした甘味を持つアカマチは刺身で大好きである。

 首里石嶺という那覇の外れに住んでいる私は、人混みが嫌いということもあって年に数回、多い時でも十回ちょっとしか那覇の街へは出かけない。そのたまに行く那覇の街が国際通り近辺であった場合は、デパートの地下食品売り場でアカマチ、またはアカジン、あるいはマクブの刺身を買って、そ の夜の酒の肴としている。よって、そのような高級刺身を家で食すということは年に2、3回もあるかどうかであった。ところが最近、近所、家から4番目に近いスーパーで、たまにアカマチの刺身が売られるようになり、2ヶ月に1回程度はそれを購入して食べている。その時はたいてい日本酒となる。
 魚の多くは皮の部分に旨みがある。鯛の仲間は皮が噛み砕き易いせいか、刺身も皮付きのものが多い。アカマチの刺身もそうである。私はしかし、邪道かもしれないが、肉の食感と皮の食感を別々に楽しみたいので、皮の部分を切り取ってソテーすることもある。また、一緒に食べる場合は、皮の部分を炙って食べることもある。

 
 
 アカマチ
 和名:ハマダイ(浜鯛) フエダイ科の海産食用魚
 全長1m 生息場所100m以下の水深 食性は魚類
 浜で獲れるからハマ(浜)ダイという名前なのであろうか?生息場所が水深100m以下であるということはそういうこと?マダイは30~100mらしい。
 体長1mと書いたが、私の感覚では、公設市場で撮った写真にあるようにせいぜい40センチほどでしかない。文献によると、昔(漠然としているが、おそらく戦後すぐの頃まで)はそういう大物も獲れたらしい。
 アカマチは高級魚として知られている。私もこの魚は、特に刺身で美味しいと思う。というか、値段が高いので、刺身以外の料理にするのが勿体無くて、焼いたり煮たりして食ったことは無い。マチと名の付く魚には美味いものが多く、他には、
 シチュウマチ(アオダイ)
 フエダイ科の海産硬骨魚 全長60センチ 生息場所100m以下の水深
 クルキンマチ(ヒメダイ)
 フエダイ科の海産硬骨魚 全長50センチ 生息場所100m以下の水深
 マーマチ(オオヒメ)
 フエダイ科の海産硬骨魚 全長80センチ 生息場所100m以下の水深
などの名前をよく耳にし、スーパーの鮮魚コーナーでも見かける。

 記:ガジ丸 2006.9.9 →沖縄の動物目次
 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
 『沖縄釣魚図鑑』新垣柴太郎・吉野哲夫著、新星図書出版発行
 『水族館動物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団監修・発行
 『磯の生き物』屋比久壮実著・発行、アクアコーラル企画編集部編集

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