立山に秋の雲

　立山連峰にかかる雲が変わってきました。夏の雲は、湧き上がり、盛り上がり、どんどん成長して何千㍍上空までこぶしを突き上げるようでした。
　今、雲はもうそのような激しさは見せません。山の上にフンワリと軽やかに漂っています。力とか、激しい上昇気流とかではなく、重力からは解放されて、のんびり漂っています。まさに、この時期の雲です。冬に向かうと、また違った暗くて動的な動きを展開します。
　いましばらくの安らかで楽しい雲のたたずまいです。

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秋の保線・点検作業

　北陸線の保線の人たちが、線路に付随する機器の点検作業に回っていました。見ていたら、快晴の秋空の元でハイキングのようなこんな快適な仕事はないだろうなと思えました。談笑しながら、いかにも楽しそうでした。
　真冬の作業や、真夏の過酷な作業を知らない人間の全く無責任な観察です。お気になさいませんように。仕事がそんなにも楽しそうに見えるような天気でした。

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JingShangの上海だより（休暇で山形への旅・7）・・・樽前船

　酒田市の日和山公園(ひよりやまこうえん)で見かけた樽前船の模型です。酒田は最上川の河口南側に開けた港町です。（JingShang記）

　樽前船は通常、江戸時代江戸と大坂の間を灘の酒樽を積んで往復したと言われています。しかし、豪商本間家などが采配した最上川水運は、米沢盆地・山形盆地・庄内平野を結んで米・紅花などを出羽第一の酒田の港に集めていたので、ここにも樽前船が訪れたのでしょうね。水戸のご老公は、たしかこのあたりの商家のご隠居ぶっていたのではなかったのですかな？ちがうかな？（zen記）

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JingShangの上海だより（休暇で山形への旅・6）・・・酒田山居倉庫

　酒田は最上川の河口南側に開けた港町です。これは酒田の山居倉庫です。まだ現役の米倉です。「おしん」で泉ピン子が演じる母親が倉庫前で米俵を担いでいるシーンを思い出します。（JingShang記）

　山居（サンキヨ）倉庫横のケヤキ並木が忘れられません。夏も涼しさを感じさせてくれました。12棟中9棟がＪＡの現役の倉庫として使われていて、あとは観光物産館や展示場になっています。
　ここには本間家という全国的にも例を見ないほどの大地主・豪商がいて、戦後の農地改革のときＧＨＱの担当高官が直接訪れて協力を要請・説得したと言います。
　残念なことに、1976年10月29日に酒田大火で街が焼失しました。そのときの様子をねじめ正一は「風の棲む町 」に印象的に描いています。（zen記）

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