立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

彼岸花

2008年09月21日 | Zenblog
 滋賀の私の生地では、この花を「死人花(シビトバナ)」と呼んで忌み嫌っていました。もっともな理由もあったわけです。葉がなく花だけで咲き、墓地にはなぜか多く咲いていて、毒もあるということです。
 今住むところではそういうこともあまりなさそうです。あちこち畑の横や土手に炎のように咲き誇っています。曼珠沙華、天上に咲く花と言い、見る者の心を柔軟にするともいいます。かつては晒して救荒食物ともしたようです。

 死人花にて ひとつだに うつむかず  金谷信夫
 曼珠沙華 咲く野に出でよ 観世音   橋本鶏二
 ここ安房の 海へ火走れ 曼珠沙華   佐川広治
 火をつけて 廻る阿蘇野の 曼珠沙華  伊藤通明

 火のイメージがありますが、ただの火ではなく、なにかあの世で燃えている情念の火のような感じですね。今では不吉などとは思いませんが、不思議な気持ちにさせる花ではあります。散歩道のあちこちに、火のように咲き始めています。

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蘇州拙政園・・・JingShangの中国だより

2008年09月21日 | JingShang君からの上海レポート
 蘇州拙政園(せっせいえん)です。拙政園は、城内の東北方角の東北街にあります。蘇州には名園が沢山ありますが、拙政園は随一のもので、ユネスコ世界遺産に指定されています。

 拙政園とは珍しい名前ですが、ある漢籍の中の「・・・・拙者之為政也」から取った名前とのことです。拙政園は1500年代に開かれ、その後3つの庭園に分かれ、1950年代にまた元の一つの庭園に戻ったのだそうです。この庭園には1980年代の終わりから数え切れない程、行っていますが、初めて知りました。東園、中園、西園に分かれていたのは知っていましたが、元は一つで、それが元の一つに戻ったのは知りませんでした。
 写真は東園です。真夏なので蓮が生い茂っていますが、蓮の隣には水面もあります。

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