そして言わずもがな、主となるターゲットはタイメン。
サケ目サケ科イトウ属、タイメンとはロシア語でイトウを指します。
このタイメン、世界には数種類が生息するといわれています。
一般的に言って、
・日本の北海道、ロシアの沿海州やサハリンに生息するものがHucho Perryi。
・ロシア全土、モンゴルなどに生息するものをHucho Timen。(タイメン)
・中国の山奥、長江上流などに生息するものをHucho Breekery。(虎魚)
・中国と北朝鮮国境付近、鴨緑江などに少数生息するものをHucho Ishikawai。(高麗イトウ)
・ドナウ川上流域に生息するものをHucho Hucho。(フューヘン)
と呼ぶそうです。
この中でサハリンと北海道のイトウはほぼ同種、共に釣りの経験もありますがモンゴルのタイメンは少々雰囲気が違うとのこと。
より、頭が扁平していて黒点も大きいらしい。
近年、モンゴルでもその生息数が減少しているタイメン。我々のような日数の限られた旅人にとって、メーターオーバーの可能性は正直言って高くありません。
今回ご一緒させて頂くメンバーの皆さんも2年連続で、全員がいまだメーター無しとのこと。
崖が連続する川なのでポイントも限られます。どこへでも釣り放題と言う訳にはいかないようです。プラス夜行性のタイメンですが極力、夜釣りは避けて日中の釣りで勝負したいもの。
果たして顔を見ることが出来るのでしょうか・・?