こどもの頃の思い出の曲

「がんばらなくっちゃ～♪」とゆうやがワンフレーズ歌って「これは、なんという曲ですか？」と尋ねてきました。
「どこで聞いたの？」
「ヘルパーさんが歌っていました。」

そこでヘルパーさんに尋ねると、その歌は「ピンポンパン」という数十年前の番組で流れていた曲だということが分かりました。

早速、YouTubeで「ピンポンパン」の曲を検索してみると～。
ありました、ありました！

再生して曲を流すと、ゆうやは「これです、これです！」と嬉しそうにしていました。

でもその時、もっとも嬉しそうにしていたのは、もう１人のヘルパーさんでした。
ゆうやをお風呂に入れて頂いた後だったので、ヘルパーさん達は着替えのために洗面所におられました。

曲が流れ出した途端、ヘルパーさんが洗面所から飛び出して来ました。
「これこれ！ピンポンパンだ～！」と声が弾んでいました。

私はそのとき、そのヘルパーさんが一瞬、こどもに返られたように見えました。

誰でもこどもの頃の思い出の曲があるのだなあと感慨深く「ピンポンパン」を聴いていました。
ゆうやも楽しそうに聴いています。

一昔前に多くの子供を魅了した曲は、ゆうやの心にも響いたようです。
高度成長期にあった日本を表したかのような元気な曲です。

「がんばらなくっちゃ～♪」

ゆうやは、今はAKB48やEXILEも聴いていますが、幼い頃の思い出の曲は、どんな曲なのでしょうか？
もしかしたら「デカンショ節」や「ソーラン節」かもしれません。

ゆうやは、どうも古き日本の曲も好きなようです。

ただ、ゆうやがいつも口ずさんでいる曲は、ゆうやのオリジナル曲です。
不思議な事にそのメロディーは、昔から時折私の耳もとで耳鳴りのように聞こえてくるメロディーと同じなのです。
お腹の中でいるときに、私と一緒にそのメロディーを聴いていたのかもしれません。

小さいときに聴いた曲は、いつまでも人の心に残り、心を暖かくしてくれるものだなあと思いました。

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