ヘルパーさんが心配だよ

今日もゆうやは、足こぎ車椅子に乗ってから、元気に作業所へ行きました。

いつも月曜日の朝はだいだい決まったヘルパーさんが来てくださるのですが、昨日、そのヘルパーさんが来られなくなったと連絡がありました。
違う事業所のヘルパーさんが対応してくださり、無事に朝の仕度をすることができました。

ゆうやはいつものヘルパーさんが、どうして来られなくなったのかと気にしていました。
「体調が悪いのかな？ご飯を食べていなくて倒れたのかな？寝ていないのかな？」

私は「この前お会いした時は、お元気そうだったよね。」と言いました。
すると、ゆうやは「ヘルパーさんが来られなくなったのは、ボクが怖いことを言い過ぎたからかもしれないー。」と、暗い表情になりました。

ゆうやは、そのヘルパーさんが来られると、はしゃいだり冗談を言ったりします。
「ヘルパーさんの眼鏡にメダカがいる～！」
「ヘルパーさんのTシャツにお化けがいる～！」
「ドアの前に誰か立っている～。」

そうすると、ヘルパーさんは「ゆうやくん、怖いこと言わないで～。」と返事してくださいます。
その度に、キャッキャ笑って会話を楽しんでいました。

ゆうやは、そのことを思い出し、ヘルパーさんを怖がらせてしまったと、とても後悔していました。
あまりに落ち込んでいるので、私はヘルパーさんにメールをしました。

ヘルパーさんは、「笑」を付けて返信をくださいました。
「ボクは、元気です。ゆうやくんのことはきらいになっていないですよ。」

ゆうやは、ほっと安心していました。
ゆうやって、幼いこどものようだなあと、私は思わず微笑んだのでした。


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