瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。
ゆうやは毎日、自宅でもリハビリに取り組んでいます。
幼児用アンパンマン輪投げを使って、腕のリハビリもしています。
輪投げを使用しますが投げるのではなく、輪っかを握ってそのまま入れるという動作を繰り返しています。
ゆうやは一旦握ったら、放すという動作がなかなかできません。
筋肉を緩める動きが難しいのです。
左手は上手にできるようになってきたのですが、右手がうまくできないことが多いことが気になっていました。
頸椎損傷後、右半身にダメージが大きく出ていることが原因となっています。
右手で輪を握った際は、アンパンマンに向かって腕を伸ばそうとするのですが、どうもうまくいかず、最終的に輪を握った手を額に当て、頭を前に倒して輪を入れるというなんとも不思議な動作になっています。
先日、訪問リハビリの際、先生にこの動きを見ていただきました。
先生は、ゆうやの胸骨のあたりを人差し指1本で軽く押さえて「さあ、ゆうやくん、右手でしてみて〜。」とおっしゃいました。
ゆうやは右手をゆっくり動かし始めました。
いつもなら頭が前に出てくるところですが、頭を使わずに右腕だけをそ〜っと伸ばして輪をアンパンマンに入れることができました。
なんと、ゆうやの上体を人差し指1本で軽く押さえるというサポートだけで成功しました。
ゆうやもとても嬉しそうにしていました。
リハビリの先生に相談して良かったです。
その日以降、ゆうやはアンパンマン輪投げに前にも増して集中して取り組んでいます。
次は本当に輪を手から放して、輪投げができるようになるといいなあと思います。
目標は高くー。
毎日頑張りましょう♪
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ゆうやの肘は成長するにつれて、曲がってきました。
頸椎損傷をしてからかなり曲がってしまい、皮膚も硬くなってしまっています。
もう肘をまっすぐ伸ばすことは難しいと、言われてしまいました。
毎日毎日、口を酸っぱくしてゆうやに「自分でも肘を伸ばそうと思ってね。」と言っていましたが、ゆうやにその気がなく、いつも手の位置が顎の下という有様でした。
私がゆうやの肘を伸ばそうと思い、ゆうやの腕をとると、ゆうやは反発してわざと肘を強く曲げていました。
けれど、ここで諦めるわけにはいきません。
何もしなければどんどん曲がってしまい、着替えすら難しくなり、パソコンもできなくなってしまいます。
ゆうやにいくら言っても理解できないのか、なかなか肘を伸ばす訓練を成功させることができませんでした。
ゆうやの精神年齢を考えると、ここは遊びの要素をとりいれて、ゆうやが楽しいと思うリハビリにすべきでは?と、気持ちを切り替えました。
ある日の朝、ゆうやと向かい合わせになると、ゆうやが手を握りたいと言いました。
ゆうやは私の手を握って自分の頬に当て、スリスリして喜んでいました。
「じゃあ、ゆうや、今からちょっと遊ぶよ〜。ゆうやは後ろにもたれていてね。じゃあ、始めるよ〜。」
私は「あ〜、離れた離れた〜。」と言いながら、ゆうやの手を私の方に引き寄せました。
そして次に「あ〜、くっついた〜♪」と言いながらゆうやを抱きしめます。
「あ〜離れた離れた〜。」と言う時には腕はかなり伸びていました。
それを繰り返していると、ゆうやもこの遊びを楽しんでいるようでした。
他にもゆうやが肘を伸ばしたくて仕方がない、と思うほどの喜ぶ遊びも思いつき、毎日、遊びながら肘を伸ばすようになりました。
今ではゆうやの方から「お母さん、ちょっとちょっと〜。」と誘ってくる時もあるほどです。
何事も楽しいとやる気が出るものですね。
このまま毎日、肘を伸ばすことに取り組んでいきたいと思います。
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ゆうやは最近、リハビリに意欲的です。
以前は腕を伸ばすことを嫌がっていましたが、積極的に伸ばすよう努力するようになってきました。
イヤイヤするのはとても危険なので、リハビリを安心して行うことができます。
夜寝る前にベッドに横になった状態で両腕を額の位置まで上げ、その次に頭の上まで上げる練習をしています。
「振りかぶるように。」とリハビリの先生に教えて頂いたので、「振りかぶるように。」と自分で言い聞かせて頑張っています。
と言ってもゆうやは自分ではできませんので、ゆうやの腕に手を添えてリハビリをしています。
最初は振りかぶるという位置にまで腕を上げるのは難しかったのですが、だんだんと肩が柔らかくなってきてこちらも少しの力でゆうやの腕を上げることができるようになってきました。
「毎日継続してするって、すごいなあ〜。」と喜んでいましたが、1つ問題が起きてきました。
おやつを食べる時にゆうやの指のリハビリにと、おかきなどを目の前に差し出して摘む練習をしていますが、その時にゆうやが構える手の位置が肩の上になってしまいました。
このリハビリをする前は胸の位置に手を出していましたのに、肩の上、もしくは耳の後ろに手を出すようになりました。
腕を上げるリハビリを特化するのは、よくないことが分かりました。
腕を上げるリハビリだけでなく、腕を前に出したり、下向きに伸ばしたりするリハビリも同様に行う必要があるようです。
腕を前に出すリハビリは以前からも行っていますし、作業所での作業もそのリハビリになっていますので、下向きに腕を伸ばすリハビリを頑張ることにしました。
ベッドに横になっているゆうやに「ゆうや、手はおへその上だよ。」と言いながら、ゆうやの腕を下ろします。
でもすぐにピョンと腕が曲がって手が顎の下にー。
「ゆうや、手はおへその上♪」とまた腕を下ろします。
何度もしているうちに、ピョンと曲がる腕の角度が緩くなり、ゆうやの手の位置が胸のあたりで止まるようになってきました。
ふと見ると手の位置はすぐに顎の下に戻っていますが、根気よく続けていこうと思います。
ゆうやが努力しようとしていますので、これからも頑張っていこうと思います。
手が自然とおへその上にくるようになったらいいなと思います。
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昨日、ゆうやはジムへ行きました。
ジムでは、いろいろな運動に取り組んでいます。
家ではできないことばかりで、毎回、とても貴重な時間を過ごすことができています。
そのうちの1つが、床にマットを敷いて、その上で寝返りの練習をすることです。
両足をバタバタ動かして思いっきり床を蹴り、その勢いで寝返りを打つという運動なのですが、少し補助を入れてうまくいくときもありますが、全くできないときもあります。
昨日は、左向きへの寝返りが全くできませんでした。
何度挑戦しても難しく、補助を入れてもできませんでした。
夕方、訪問リハビリの先生にゆうやの身体をチェックして頂くと、右半身が硬くなっていると教えてくださいました。
なぜ右半身だけ硬くなっているのか不思議でした。
先生といろいろ話をしているうちに、原因がわかってきました。
ゆうやは夜、ベッドで寝る時に、いつも左向きになっています。
先生は「横向きになった時に、下側の筋肉が緩み、上側の筋肉が緊張します。」と教えてくださいました。
ゆうやは夜間、何度も寝返りを要求しますが、左向きになっている時間がとても長いです。
その結果、左半身の筋肉は緩むけれど、右半身の筋肉は緊張することになるそうです。
ベッドが狭くて、右向きに寝返りをした時に完全に右半身を下にできず、ほぼ上を向いた状態になることが多いので、余計に右半身が緊張したままになっていると思います。
ベッドには、ゆうやがゴロンゴロン寝返りできるスペースがないのでした。
ゆうやの右半身を完全に下にするためには、ゆうやの体の向きを変えながらゆうやの体全体を私の方に引き込む必要があります。
それはとても重くて夜中に何度もしていると、寝ているのか運動をしているのかわからない状態になり、朝起きてぐったり疲れているという具合になります。
ベッド幅がもっとあればいいのですが〜。
何か工夫してゆうやの右半身も緩めることができるように考えようと思います。
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先週、ゆうやは肘の内側に傷ができました。
ちょうど金曜日にリハビリ病院で診察を受ける予定になっていましたので、ドクターに相談しました。
傷の処置や予防について尋ねると、ドクターは「このような傷は誰でもありますよ〜。」と笑っておられました。
「ほら、僕たちも冬に指が切れたりするでしょ、あれと同じですよ。ワセリンでも塗っておけばいいと思いますよ。」
え?
先生、それは乾燥が原因ではないでしょうか、、、。
ゆうやは汗が溜まって「ただれ」ができ、そこが切れたので、乾燥して切れたのではないのです。
やっぱり整形外科では皮膚のことを尋ねるべきではなかったのかもしれません。
何か良い対処方法を教えていただければと思っていたのですがー。
でもドクターは、とても有難いことをゆうやに言ってくださいました。
「とにかく肘を伸ばすことだよ。」
それができれば、このような傷はできなかったと思うのですが、ドクターのこの言葉はゆうやに届いたようです。
ゆうやは自分でとても気をつけるようになりました。
すぐに肘が曲がってしまいますが、意識して伸ばそうとするようになりました。
ベッドに横になっている時も、左手で右手の動きを助けるようにして肘を伸ばすことに取り組んでいました。
その姿を見た時に、整形外科の先生のお蔭だと思いました。
肘にできた傷は、ゆうやが熱心に肘を伸ばす努力をしたことで、傷口が塞がりました。
やはり、本人の意思と努力に勝るものはありません。
ドクターからは、当初私が期待していた返答を頂けませんでしたが、結果的にそれはとても良かったと思います。
年々筋肉は縮まっていきますから、伸ばそうとする意識はとても大切になります。
さあ、今日も肘を伸ばして、伸ばして〜。
頑張りましょう!
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