瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。
ゆうやは今週、リハビリ病院へ行きました。
作業療法の先生は、ゆうやの腕の拘縮を和らげようと取り組みしてくださるとのことでした。
ゆうやの腕を伸ばして、伸ばして、伸ばして伸ばして〜。
帰宅して服を脱いでみると、あらら?シャツの左腕のところがかなり汚れていますよ。
「チョコレートかな?」ゆうやは汚れを見て言いました。
いや、これはチョコレートではなくて、血だ!
ヘルパーさんも私も大慌て!
シャツを脱いでみると、なんと!
内肘がパックリ割れているではありませんか!
かなり深い裂傷となっていました。
ええ〜!?
リハビリの際、ゆうやの肘の可動域を超えてしまい、皮膚が裂けたようです。
これは痛い!
考えただけでゾッとします。
まずは消毒してから自宅にあった傷口防水テープを貼り、入浴を済ませてその日は寝ました。
そして翌日、朝のうちに外科へ連れて行きました。
ドクターは、防水テープをそっと剥がして傷口を見てくださいました。
なんとゆうやの回復力がすごくて、パックリ開いていた傷が、一晩のうちに塞がっていました。
ドクターも看護師さんも「お〜!若いからさすがだねえ。」とおっしゃいました。
おかげで縫わずに済みました。
いつも肘を曲げているから、血の止まりも早く、傷が塞がりやすかったようです。
肘が曲がっていることが良かったのか悪かったのか、、、。
それにしても、リハビリの先生はプロであるにもかかわらず、限界が分からなかったのでしょうか。
ゆうやは「左腕が痛い。」「いつになったら治るの?」と言っています。
1日も早く傷が治ることを願っています。
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先日、ゆうやが遠くを見る目で言いました。
「お母さん、前のマンションにいるとき、よく自動販売機のおもちゃで遊んだね。ボク、また自動販売機で遊びたいなあ。」
「え?」
私はちょっと驚きました。
なぜなら、自動販売機のおもちゃで遊ぼうと思ったら、指先を器用に動かさなければできないからです。
17歳で頸椎損傷をしてから、指先の細かい動きができなくなっていました。
頸椎損傷の事故直後は全く指が力が入りませんでしたが、スプーンを持つ練習から始め、今はスプーンで食べるのが上手になってきています。
けれど、指先でラムネのお菓子などを摘むことはまだ難しい状態です。
そんな中、自動販売機のおもちゃに挑戦してみようと思ったことは、とても喜ばしいことだと思いました。
私はちょっと早いけれど、自動販売機のおもちゃをクリスマスプレゼントにすることにしました。
ゆうやは普段、物を欲しがらない人なのですが、よほど自動販売機のおもちゃが欲しかったのでしょう。
ゆうやの希望を聞いて「当たりがあること。音が鳴ること。ボタンを押したらジュースが出てくること。」などの条件が揃ったものを探しました。
ゆうやの出した条件を満たすものが1つだけありましたので、すぐに注文しました。
翌日には届き、早速挑戦してみました。
幼児用に作られていますので、ゆうやの手にはおもちゃのジュースが小さすぎて持ちにくいですし、お金も小さくてなかなか入りません。
私が手伝いながら、なんとかジュースを買うことができると、ゆうやは嬉しそうにしていました。
今週の訪問リハビリの時間に、先生に自動販売機のおもちゃの使い方を指導していただきました。
先生は「これはリハビリにとてもいいですね!」とおっしゃって、ゆうやがやりやすい方法を考えてくださいました。
数センチ高さのある箱の上に乗せることや、指の使い方を指導してくださいました。
ゆうやは真剣な表情で取り組んでいました。
先生は「ゆうやくんがとても集中できていて、これは本当にリハビリにいいです!」とおっしゃいました。
ゆうやも念願が叶い、とても嬉しそうにしていました。
これから自動販売機のおもちゃが大活躍しそうです。
アンパンマンと楽しく指のリハビリをしていきましょうね。
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昨日、ゆうやは訪問リハビリを受けました。
先週の訪問リハビリがなくなるかも、という話の続きを聞きました。
「おかげさまで沢山の署名が集まりました。」とおっしゃいました。
第1次締切り結果(11月30日)は合計110,127筆の署名が集まったそうです。
ゆうやプロジェクトからも署名をしてくださった方々に御礼申し上げます。
第2次締切りは12月6日(日)のようです。
12/3(木)10時32分時点で累計 131,074筆集まっているとのことでした。
少しでも多くの署名が集まり、リハビリ難民が減ることを祈っています。
ただ、万一、署名虚しく訪問リハビリの極端な縮小がなされた場合、先生方は別の道も考えておられると話してくださいました。
リハビリ難民が出ないようにと、先生方もいろいろと考えてくださっているのだなあと有り難く思いました。
さて、お上はどう出るでしょうか。
アメリカ大統領選挙をはじめ、世界で多くの戦いが繰り広げられていますが、ゆうやの身近なところにもこのような戦いとも言えることが起こっています。
今の時期は、改革、改変に伴う戦いの時期なのでしょうか。
人々が安心して暮らせる社会が、とても有難いものだとつくづく思います。
ましてやゆうや達が安心して暮らせる社会というのは、非常に貴重です。
これから先も、ゆうやたちが笑顔で訪問リハビリを受けることができたらと思います。
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先日、訪問リハビリを受けた際、先生が深刻な表情をされていました。
なんと、来年からゆうやが、訪問リハビリを受けられなくなるかもしれないとおっしゃるではありませんか。
今のところ、そういう流れになっているそうで、このままだとリハビリ部門がかなり縮小されて、本当にゆうやも訪問リハビリを受けることができなくなるそうです。
その動きを止めようということで、先生たちは署名運動をされているとのこと。
早速、私もゆうやも署名させて頂きました。
(ゆうやの署名は私の代筆で印鑑を押しました。)
なぜこのような話が出たかというと、いつの世にも欲深い人がいるようで、訪問リハビリの制度を悪用して金儲け主義の事業所があるのだそうです。
本来、リハビリは医療行為ですので医師の意見書が必要になるのですが、訪問看護事業所内の訪問リハビリについては医師の意見書が不要です。
病院よりも気軽にリハビリを受けられるということで、単なるマッサージとして利用している人もいると知りました。
また、事業所の方も利益を上げるために、こういった不正を自らしているとかー。
このような人たちがいる現状を見逃せないと、医師会や看護師会から声が上がったそうです。
理由を知って、私も納得するものがありました。
ただ、ゆうやのような本当にリハビリを必要としている人たちが沢山いることも現実です。
全国に約8万人いるとされているリハビリ難民は、どこへ行けばいいのでしょうか。
この制度がなくなれば、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の皆さん約5千人が職を失うと言われています。
以下は、署名活動について書かれたサイトです。
■日本理学療法士協会:【緊急署名活動!】訪問看護ステーションにおける人員配置基準の新設に関する緊急署名活動を実施
http://www.japanpt.or.jp/about/enterprise/news/2020/20201120.html
■日本作業療法士協会:【お願い】訪問看護ステーションにおける人員配置基準の新設に関する緊急署名活動を実施
https://www.jaot.or.jp/member/from_assoc/detail/350/
■日本言語聴覚士協会:訪問看護ステーションにおける人員配置基準の新設に関する緊急署名活動について(お願い)
https://www.japanslht.or.jp/article/article_1502.html
私としては、不正を行っている事業所にのみメスを入れてくれればと思います。
一部の不正のために全体に打撃を与えるなんて、まるで抗がん剤のようです。
このようなやり方は、見直すべきだと思います。
ゆうやも不安な様子でした。
沢山の署名が集まることを願っています。
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最近、ゆうやが寝る前に「ポンポコポン体操」をしています。
ゆうやは肘が曲がっていること、便秘気味であること、肩凝りがひどくて頭痛になりやすいこと、などからふと、思いついた体操です。
ゆうやがベッドに横になっているときには手は顎の下に位置していることが多いのですが、まずそこから改善したいと思い、ゆうやの手を握ってお腹のあたりまで下ろします。
私がゆうやの手を握ったまま体操を始めるのですが、この時、ゆうやの手の平側がなるべくお腹に触れるようにします。
「ゆうや、ポンポコポンを始めるよ♪」
ゆうやも嬉しそうにしています。
「ポンポコポン、ポンポコポン、ポンポコポンポコ、ポンポコポン♪」
ポンポコというリズムに合わせて、ゆうやの手でポンポンお腹を軽く叩いたり押したりします。
そうすることで、ゆうやの肘を伸ばす運動になり、同時にお腹のマッサージにもなると考えました。
途中で「おしり〜ペンペン♪」という言葉と一緒に、ゆうやの手を少し後方に動かして腰を触るようにします。
この動作は非常に慎重に行います。
ゆうやの手が腰のあたりにいくと、肩を後ろに引くことになり、肩まわりの筋肉をほぐすことになります。
普段、肩が丸まっていますので、この動きはとても重要になります。
「ポンポコポン、ポンポコポン、ポンポコポンポコ、ポンポコポン♪」
毎晩、ゆうやはこうしてポンポコポン体操をしてから寝ています。
昨日、リハビリの先生にこの体操を見ていただくと、先生は「とてもいいですね。」と言ってくださいました。
そして「お腹の下の方をゆっくり押すという動作を加えてください。」と、アドバイスを頂きました。
先生によると、ゆうやは、お腹の下の方の筋肉が足りないのだそうです。
進化したポンポコポン体操、今日も寝る前にしましょうね。
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