こんな意見を聞いた。あの人らしい「いかにも」な意見である。
「タレントのビートたけし(78)が8日放送のテレビ朝日系『ビートたけしのTVタックル』(日曜正午)に出演し、小泉進次郎農相(44)が目指す農政改革について言及した。
番組では、小泉農相が2015年から自民党農林部会長を務めるも思ったような農政改革は達成できなかったと紹介。また農政改革は父・小泉純一郎元首相から2代に渡っての悲願であることも伝えた。
たけしは『もう完全に郵政民営化と同じだもん。日本の農業をアメリカに売り渡すという。お父さんは郵政民営化、こっちは農業民営化』とコメント(・・・)。」
(スポニチAnnex6月10日配信)
小泉進次郎といえば、農相に就任早々、高止まりしたコメの価格を一気に引き下げ、音を上げていた国民の、その切実な要望に応えて人気急上昇中のイケメン系若手政治家だが、彼のめざす「農政改革」の底意は、な、なんと「日本の農業をアメリカに売り渡す」ことだというのである。
なんとも突飛な見解だが、この突飛さがいかにも「たけし」らしい。その論拠はといえば、これがほぼ皆無なのだ。
父親の純一郎が「郵政民営化」をやったから、だから後継者の進次郎も「農業民営化」を企てているに違いない、というのがたけしの見立てだが、(2つの命題を「だから」でつなぐ)この論理の飛躍ぶりは、「お笑い界のレジェンド・たけし」だからこそ許される「過激な冗談=噴飯物」以外の何ものでもない。
だが、この「たけし」の陰謀論じみた奇矯な見解を、私は「おいおい、冗談もほどほどにしてくれ!」と切って捨てる気にはなれなかった。これと同様の見解を、私は数日前にあるブログで読んでいたからである。そのブログはそれなりの説得力を持っていた。その論述は無理な飛躍もなく、独特の陰謀論を筋道立てて論じていたのである。
(つづく)
「タレントのビートたけし(78)が8日放送のテレビ朝日系『ビートたけしのTVタックル』(日曜正午)に出演し、小泉進次郎農相(44)が目指す農政改革について言及した。
番組では、小泉農相が2015年から自民党農林部会長を務めるも思ったような農政改革は達成できなかったと紹介。また農政改革は父・小泉純一郎元首相から2代に渡っての悲願であることも伝えた。
たけしは『もう完全に郵政民営化と同じだもん。日本の農業をアメリカに売り渡すという。お父さんは郵政民営化、こっちは農業民営化』とコメント(・・・)。」
(スポニチAnnex6月10日配信)
小泉進次郎といえば、農相に就任早々、高止まりしたコメの価格を一気に引き下げ、音を上げていた国民の、その切実な要望に応えて人気急上昇中のイケメン系若手政治家だが、彼のめざす「農政改革」の底意は、な、なんと「日本の農業をアメリカに売り渡す」ことだというのである。
なんとも突飛な見解だが、この突飛さがいかにも「たけし」らしい。その論拠はといえば、これがほぼ皆無なのだ。
父親の純一郎が「郵政民営化」をやったから、だから後継者の進次郎も「農業民営化」を企てているに違いない、というのがたけしの見立てだが、(2つの命題を「だから」でつなぐ)この論理の飛躍ぶりは、「お笑い界のレジェンド・たけし」だからこそ許される「過激な冗談=噴飯物」以外の何ものでもない。
だが、この「たけし」の陰謀論じみた奇矯な見解を、私は「おいおい、冗談もほどほどにしてくれ!」と切って捨てる気にはなれなかった。これと同様の見解を、私は数日前にあるブログで読んでいたからである。そのブログはそれなりの説得力を持っていた。その論述は無理な飛躍もなく、独特の陰謀論を筋道立てて論じていたのである。
(つづく)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます