ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

加湿器がいかれるとベッドが

2021-02-01 11:33:07 | 日記
部屋が水浸しになった。加湿器が故障して、タンクから2リッターの水がこぼれ出したらしい。
気づいたのはけさの5時ごろ、トイレに行ったときである。数日前から、故障の前兆はあった。モーター音が、ガ、ガ、ガ、と大きくなるようになっていた。それが昨夜はウンともスーとも言わなくなったのだ。こんなことになると知らなかった私は、そのときに限って、2リッターの水をなみなみとタンクに注ぎ入れたのである。

イマイチわからないのは、モーターの故障と、タンクの水漏れとの因果関係である。「風吹けば桶屋が儲かる」と同じ理屈で、複雑な相関の連鎖から「モーターがいかれれば、水漏りがはじまる」と相成るのだろう。たかが中華製の安物加湿器のこと、それほど複雑な仕組みになっているとは思えないが、機械音痴の私などには与り知れぬ精緻な作りになっているに違いない。

それはともかく、けさ方の午前5時、私は眠い目を擦りながら、タオルを何枚か持ってきて、床にあふれた水を拭きとった。思い知らされたのは、私の生活が精緻な連関のバランスの上に成り立っていることである。床の水を拭きとったのはいいが、私が乗る車イスのタイヤは水分が付着して、摩擦係数が極端に大きくなってしまった。ブレーキを掛けた状態ではタイヤがビクとも動かない。そんなこんなで、車イスからベッドへの移乗にひどく難儀する羽目になったのである。

加湿器のモーターがいかれれば、ベッドまでのディスタンスが限りなく遠くなる。空気が乾燥する日はまだ当分は続くだろうから、すぐにでも新しい加湿器を買う必要がある。加湿器の必要がなくなった頃には、きっとスギ花粉が飛びはじめるだろう。一難去ってまた一難。やれやれ。
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