「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

この記事一応いいんじゃね?ボタン(作ってみました!) ちょっとさ、押してくれると、うれしいんです!(笑)

blogram投票ボタン

「その人生に夢はあるのか?」人生やおい女「更級日記」の藤原孝標女さん!

2014年03月26日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「先人考察(女性編)」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・今回は「更級日記」の作者「藤原孝標女」さんにしてみようか」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「まあ、この藤原孝標女さんは、母の姉が「かげろふ日記」の作者の藤原道綱母さんなんだよね。まあ、それに影響を受けてこの「更級日記」を書いた」

「と思われるんだけど、内容的には正反対な感じなんだよね・・・」

と、タケルは言葉にする。

「と、言うと?」

と、レイカ。

「「かげろう日記」が美しくて気も回る「知恵者」の女性のジャーナリスティックな視点による、おもしろエピ満載の成功物語であるのに対して」

「「更級日記」は、ただただ日々に流されて、やまなし、オチなし、意味なし、な人生を歩んだ、特に美しくもない、平凡な女性の平凡日記なんだよね」

と、タケル。

「なるほど・・・確かに正反対ですね」

と、レイカ。

「だから、なぜ「更級日記」なんかが、この世に残っているのか、不思議に思ったんだけど・・・要はこの世とは藤原道綱母さんのような女性は稀で」

「普通に生きる女性の大半は、藤原孝標女さんのように、毎日にただただ流されて、やまなく、オチなく、意味なく、中途半端に生きてるから」

「「わたしと同じだわ、この女性・・・」という共感を得たんだと・・・やっとわかることが出来たよ」

と、タケル。

「特にこの藤原孝標女さんの子供の頃の描写・・・源氏物語の全巻を貰った時の嬉しさとか・・・これって現代の少女がお気に入りの少女漫画を」

「全巻贈られた時の嬉しさとまったく同じなのね。要は藤原孝標女さんって、少女漫画の世界に逃げ込んで、現実逃避しか出来なくなった」

「「逃げ込み者」の女性で、リアルライフの充実化がまったく出来ない・・・現代のアニメオタクな女性やコスプレイヤーの女性とほぼ変わらないわけよ」

と、タケル。

「なるほど・・・リアルライフでは特に目標も無いから、流されるだけで、特に面白いエピもない・・・そういう女性ですか」

と、レイカ。

「まあ、子供の頃に光源氏や薫や匂宮なんか、イケメン貴族ばかりとの恋愛世界に逃げこんでたから・・・現実の世界では「リアルライフ力」がまったくなくて」

「・・・まあ、「光るの姫の目」を確保出来なかったんだろうね。結果、パッとしないオジさんと結婚するはめになり、流されるままの「やおい」な人生」

「という結果にむずびついちゃうのね・・・」

と、タケル。

「結局、目標も無くただただ毎日に流される生活をしていたから・・・この人宮中に出仕しても、やる気ないから、いつもお客さん扱いだし」

「まず、自分の人生を作っていこうという意識が無い・・・だから、ただ流されて「やおい」な人生を送る羽目になるわけよ」

と、タケル。

「わたしはそういう人生嫌ですね。確かに巷には、そういう専業主婦の女性は非常に多いですよ。でも、やっぱり人生目標を持って、熱く生きていきたいし」

「素敵な恋をするために、毎日の自分磨きは大切だし、そのためにも、こうやってタケルさんに古今東西の知恵者の言葉を勉強させてもらってるんだし」

と、レイカ。

「ま、だから、この藤原孝標女さんの場合は「人の振り見て我が振り直せ」にすればいいんだよ。こういう女性にわたしは絶対にならない!ってね」

と、タケル。

「そうですね。そういう意味ではあまり頭の良くない女性なんでしょうね。この女性は」

と、レイカ。

「まあ、人間、過ごしてきた人生がすべてを語るよね・・・とにかく、どこにも人生の山がない・・・旦那もポックリ死んじゃうし、かなり後年になってから」

「「ああ、若い頃から、仏道に熱心に励んでいたら、よかったかしら」的な愚痴も出てくるし・・・終わったことを後悔する程、意味の無い行為もないのにねー」

「後悔するくらいだったら、早く始めておけばいいし・・・「知恵者」は人生後悔しないように、先手先手を打っていく生き方をしてるもんだしねー」

と、タケル。

「ほんと、こういう後悔をするような生き方をわたしは絶対にしたくないわ・・・」

と、レイカ。

「結局、高い目標を若いうちから持ち・・・それを目標にして夢実現の為に毎秒自分を成長させていく生き方しか、ドラマチックな生き方にはならないんだよね」

と、タケル。

「それを何の目標もなく、ただ日々に流されて生きていけば・・・後悔ばかりの日々になっちゃうのは自明の理だよねー」

と、タケル。

「人生ふしあわせスパイラルそのもの・・・それを言葉にした感じで・・・ほんと、絶対にこうはなりたくない、わたし・・・」

と、レイカ。

「それに結局、廻りから人がいなくなって・・・寂しがる結果につながるんですよね・・・それって「逃げ込み者」の典型的ふしあわせ結果ですからね・・・怖いねー」

と、タケル。

「人生生きていくうちにドンドン周囲に人が増えて「しあわせコミュニティ」を運営していくようになるべきなんですけどね」

と、レイカ。

「まあ、この藤原孝標女さんは、人生の生き方のセンスがなかった・・・すべて中途半端に済ましてきた結果が、それ・・・ということだろうね」

「ま、人生「傍観者」のままでいると、結果こうなる・・・その典型例なお話だね、これは」

と、タケル。


「そういえば、上でタケルさん、コスプレイヤーも、ふしあわせスパイラル一直線みたいな事を言ってましたが、その理由を教えてください」

と、レイカ。

「ああ。それは簡単・・・例えば、僕が「ワンピース」の「黒足のサンジ」のコスプレイヤーになるとするじゃん?」

と、タケル。

「確かにタケルさん、料理上手いし、細身でスタイリッシュだし、おしゃれだし、髪の毛ボリューミーで長いし、女性に人気があるから・・・サンジライクかも」

と、レイカ。

「まあ、それはいいんだけど、要はコスプレイヤーって、漫画の世界の登場人物になりきることで人気を勝ち取ろうとするのよ。だけど、それは」

「その個人に価値があるわけでなく、例えば、「黒足のサンジ」だったら、サンジに人気があるから、価値になるわけだけど、本人自体に価値があるわけじゃないのよ」

と、タケルは指摘する。

「だから、自分に価値を感じない人間程、コスプレイヤーになる、ということになって・・・要は「リア充」出来てない人間程、コスプレイヤーになることになって」

「そういう人間は、ふしあわせスパイラル一直線・・・要は、漫画の世界に入り込んで帰ってこれなくなった・・・そういう二次コンな人間としては」

「コスプレイヤーも、この藤原孝標女さんも、まったく同じ構図になり、人生、山なし、オチなし、意味なしの「人生やおい女」ってことになるね」

と、タケルは説明する。

「人生やおい女・・・絶対になりたくありません。そんな女性に・・・」

と、レイカ。

「だから、夢を持つことは大切だ、と・・・そして、毎秒、その夢の実現を目標にしながら、毎秒自分の価値を高めていくことこそ、大事になるんだね」

と、タケルは言葉にした。

「なるほど・・・藤原孝標女さんみたいな「人生やおい女」になりたくなければ・・・夢の追求って大切なんですね」

「でも・・・サラリーマンの男女を見ていると、人生に夢なんて、無くて・・・ただただ毎日に流されているように見えます。わたし」

と、レイカ。

「だから、要は、僕は夢を追っている人間こそ、「青春」状態だと思うんだ。そういう人生はもちろん、山もあれば、オチもあるし、意味もある・・・そういう人生だ」

「しかし、人生から、夢というモノが消えた瞬間・・・「青春」時代は終り、人生やおい人間になって」

「一気に、人生ふしあわせスパイラル一直線・・・そういう風に言えると思うね」

と、タケルは言葉にした。

「なるほど・・・夢のあるなしが・・・その人の人生の意味を決めてしまうんですね。意味のある人生と、意味の無い人生と、を・・・」

と、レイカ。

「そういうことになるね。その人生に「夢」があるか?・・・そういう目で他人の人生を見ていこう。これからは」

と、タケル。

「それが今回の結論ですね」

と、レイカ。

「そういうことになるね・・・」

と、タケルはのんびりと言った。


「さ、結論も出たようだし、仕事はこれくらいにして、飲み行こうか、「知恵者」のレイカちゃん」

と、笑顔で立ち上がるタケルでした。

「はい。もちろん、お供しますわ」

とレイカは立ち上がり、赤縁のメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


巷にも「知識者」の女性、「知恵者」の女性がいろいろいますよね。

「知恵者」の女性って、頭の回転が速くて常にコロコロ笑っているから、僕も大好きですね。

人生大切なことは、どこまでも「知恵者」であることです。

そういう女性達と楽しく生きていきたいですね。


ではでは。

3月26日 結婚したら、実際どうする?(家族の太陽になって、楽しく率いろ!)

2014年03月26日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

昨日、東京での桜の開花が発表されて、

すっかり春ですねー。

今日は、春眠暁を覚えずで、4時まで寝てました。

いつも2時半前後に起きるのに・・・暖かいとほんと、のんびり寝てしまいますねー。


さて、先日、イケメン貴島くん(29)と既婚の御島さん(31)、辛辣姫ユキちゃん(28)とお酒を飲んできました。

「ゆるちょさんって、結婚したら、どんなライフスタイルを考えています?」

と、ユキちゃんが聞いてくれます。

「ん?あまり、今のライフスタイルとは変えないつもりだけどね。深夜に起きて、仕事を始めるのは、変わらないかなー」

と、僕。

「まあ、夫婦の寝室は作らないつもりかな。僕は仕事用の部屋で寝起きする予定だしね。かみさんにも部屋を持ってもらって」

「まあ、エッチする時は「妻問い婚」的な感じになるだろうね。だから、夫婦の寝室がかみさんの部屋になるって感じかな」

と、僕。

「なんか、そういうのって、面白いですね。妻問い婚ですか・・・」

と、御島さん。

「なんだろう。常に夫婦の寝室で寝なきゃいけないって、なんか義務感みたいになりそうだから、ちょっと嫌かなあ」

と、僕。

「だから、一緒にいたい時に一緒にいるみたいな感じにして・・・そうすれば、かみさんだって僕が一緒にいたい、というあり方になってくれると思うし」

と、僕。

「なるほど、要は努力目標を明確にするってことですね?いい感じで努力すれば、ご褒美にゆるちょさんが妻問い婚してくれる!みたいな」

と、ユキちゃん。

「まあ、そんな感じかな。人の感情ってそれぞれ違うし、その時、その時の自分や相手の感情を大事にしたいからね」

と、僕。

「特に女性と子供は今の自分の感情に素直でいたいでしょ?毎秒さ。だから、それをうまくいい感じにしておくように、僕が毎秒配慮してあげたいね」

と、僕。

「かみさんと子供たちがいい感情でいられるように最大限配慮して、しあわせな毎日をリアルに体験させる・・・そこが父親の最大の役目かなって思ってるわけ」

と、僕。

「そのためには、僕が最大限、かみさんや子供たちと触れ合う・・・それが大事だと思うんだ。徹底的に向き合いながら、愛情を注ぎ、一緒の時間を過ごす」

と、僕。

「まあ、それが実現出来る為にも、僕は脱サラして「物書き」やっているんだから、徹底的に向き合って話し合って、しあわせを感じさせてやりたいね。かみさんと子供に」

と、僕。


「まあ、そういう生活を実現するために・・・まずは、お互いの毎日の優先順位を決めるかな」

と、僕。

「どんな優先順位にするつもりなんですか?ゆるちょさんは」

と、貴島くん。

「まず、家族の優先順位第一位は僕の仕事。これは外せないね。家長の仕事を支えるのが家族の役目ということは徹底していくかな」

と、僕。

「ゆるちょさんのその強力な「サル山のボス力」ならば、それは全然問題ないでしょうね」

と、御島さん。

「むしろ、それに協力したいって、皆思うでしょうし、子供が出来ても」

と、ユキちゃん。

「ま、まず、そこが家族のあり方としての基本中の基本になるね」

と、僕。

「だから、かみさんの優先順位第一位も僕を愛して僕に協力してくれること僕を支えてくれることにするかな。僕と家族の人生を守る、家族の太陽であること、これだね」

と、僕。

「それはゆるちょさんを愛する女性として当然のあり方だと思いますよ」

と、ユキちゃん。

「まあ、その2つを中心にして、家族というモノを運営していこうと思っているかな。で、僕の優先順位第二位は、もちろんかみさんを絶対的に愛することだね」

「まあ、多分、エッチはフランス式に朝することになるだろうけど・・・朝エッチしてもらった方がかみさんもその日一日笑顔でいれるだろうし、そういう配慮かな」

と、僕。

「うらやましいな。そこまでゆるちょさんに配慮されて」

と、ユキちゃん。

「ほんと、ゆるちょさんの奥さんになる女性が羨ましい」

と、御島さん。

「だ、そうですよ、ゆるちょさん」

と、貴島くんは少し呆れ顔。

「ん、まあ、そこは一応かみさん相手なんだから「サービス精神旺盛」にいかないとね」

と、僕。

「その分、僕はかみさんに結構な事を求めちゃうからね。オトコマエ3要素である「好奇心旺盛」「チャレンジングスピリッツ旺盛」「サービス精神旺盛」な女性にして」

「おしゃべりしていて上品で知的におもしろくて、人間性がデカくて、強くて、愛らしい、一緒にいて満足出来る、美しい女性ってことになるかなあ・・・」

「もちろん、外見的には、細身のメリハリボディにして、「光るの姫の目」は保持していないとね・・・って、ちょっとハードル高すぎ?かな(笑)」

と、僕。

「いいえ・・・今のゆるちょさんなら、それくらいの女性でないとバランス取れませんよ」

と、ユキちゃんが言ってくれる。

「ま、ユキちゃんも御島さんも、その女性像に限りなく近いけれどね」

と、僕。

「ゆるちょさんも、女性を気持ちよくさせるのが、天才的に上手いですねー」

と、貴島くんが言うと、御島さんもユキちゃんもやわらかな笑顔。


「で、かみさんの優先順位第二位が、子供達を愛すことで、第三位が家事ということになるかな。第四位が自分の事ってなるけど、そこは僕が配慮して」

「かみさんにはなるだけ自分一人の時間を作ってあげるようにしたいね。日々の肌の手入れや自分をメンテナンスする時間も作らなきゃダメだからね」

と、僕。

「だから、家事は分担してやるようにするつもり。例えば毎朝食と子供たちのキャラ弁は僕が毎日作ってもいいし、そうするつもりかな」

と、僕。

「幼稚園の送迎も僕がやってもいいし、多分、朝の気分転換に持ってこいの仕事だろうし、子供とのいい思い出作りになるだろうし、子供と親密に話せる機会にもなるし」

と、僕。

「要は家族って、どれだけ子供たちと親密に話せるか・・・その「のべ時間」だと僕は思うんだ。それをシビアに増やしておきたい」

「多分、その頃には「子供」をテーマにした「物語」なんかも書いてるだろうし、吸収出来るものは、それこそ貪欲に吸収していきたいからねー」

と、僕。

「まあ、それに子供達が赤ちゃんの頃は出来ないかもしれないけど、学校に行ったら、ランチは夫婦で外食にしてもいいし、そういう二人の時間もシビアに作っていきたいね」

と、僕。

「夫婦ではあっても、いつまでも恋人同士感覚は大事にするってことですか?」

と、御島さん。

「そういうこと。まあ、僕は親になっても、決しておとうさんとお母さんの関係にはならないつもりなんだ。それぞれ男と女である関係性は絶対に辞めない」

「いつまでも、異性として意識しあう、二人でいたいね。その為にどういうことをすればいいかは・・・その時にそれぞれ「知恵」を出し合ったって遅くはないと思うし」

と、僕。

「とにかく、男女が仲良くいる風景を子供たちにも体験させてあげたいんだ。「お父さんとお母さんだから、子供たちの為に義務的に仲良くしてる」風景ではなくて」

「「男と女ってこういう感じでいるからこそ、自然と仲良く出来るんだよ」という事を人生の先輩としてそれとなく子供達にプレゼンしてあげたいね」

と、僕。

「へー・・・両親がそういう高い意識で子供を育ててくれたら・・・子供にとってはとても理想的ですよ」

と、ユキちゃんが笑顔で言葉にする。

「そうですよね。昨今の若者って、恋愛がうまく出来ないのは、その両親が自然に仲良く出来ていなかった・・・両親の義務として二人でいる風景しか」

「子供達にプレゼン出来なかったから、子供達が恋の大事さが体験的に理解出来ていないってのも、あるらしいですよ」

と、貴島くんが真面目顔で言葉にする。

「この間、新聞記事で笑ったのは・・・最近の20代の男達は、「恋愛すると金がかかるから、しない」と答えた人が6割にも上るって・・・」

「「ダメだ、こりゃ」って思いましたね。だってそれってモテない言い訳ですもん。20代の男達の・・・」

と、御島さんも辛辣に言葉の裏を見抜く。

「へー。そんなに今の20代はひどいの?ユキちゃん」

と、僕は真面目にユキちゃんに聞く。

「そうですねー・・・まず、リスクを取ろうとしないから、全然成長出来てないんですよ。ほんとに大学卒業してきたの?ってくらい人生に自信ないし」

「とにかく、人見知りが激しくて、他人とコミュニケーションを取ろうとしないし、そもそも出来ないんですよね。水本くんっていますよね」

「彼、そういう世代の中では、随分まともな方ですよ。彼以外は・・・ちょっと使い物にならない感じですもん・・・」

と、ユキちゃん。

「えーと、具体的に言うと、どう使い物にならないの?」

と、僕。

「とにかく、経験が無いことはすべてやりたがらない、というか・・・先輩とかにおんぶに抱っこだから、いつまで経っても成長が見られない」

「取材なんかでも、飛び込み取材なんか尻込みするし、相手と交渉して取材オーケーになってもひとりでは絶対に行きたがらないし」

「「先輩が出来るんだから、やってくださいよ。僕そういうの苦手なんです」って、へーきで言うし・・・自分で自分の居場所を狭めていることに」

「全然気づきませんね。今の子達は・・・。それでいて、変なプライドだけはあるから、扱いにくいったら、ありゃしないですね」

と、ユキちゃん。

「へー・・・そんなにひどいんだ。今の自分のあり方が将来の自分に返ってくるって言う「リアルな現実」を彼らは知らないのかな?」

と、僕。

「多分、理解出来ていませんね。っていうか、向上心がほとんど無いんで、普通に一緒にいてムカつきますね。実際」

と、ユキちゃんは呆れ顔で言う。

「ま、簡単に言えば、いっつも言い訳への「逃げ込み者」をやっているのが、今の若者ですよ。「先輩が出来るなら、先輩やってくださいよ。僕は苦手だから」なんて」

「いつまで通用すると思っているんですかね?」

と、ユキちゃん。

「それは、そういうことを言わずにバリバリ仕事を覚えていく後輩が入ってきた時に気づくんじゃない?「あれ?俺っていつの間にか誰にも必要とされてない!」って」

「いつか気づくんじゃねーの。そういう男女は。実際の話」

と、僕。

「ま。そういう未来が彼ら彼女らに待ち受けているってことですね」

と、貴島くん。

「だから、ゆるちょさん、水本だけは将来性を感じるので、あいつは鍛えてやってくださいよ。ゆるちょさん流でいいですから」

と、貴島くん。

「了解。そういうことなら、ビシバシ鍛えよう。それが彼のためでもあるんだから」

と、僕。

「そうですね。そういうことです」

と、水本くんの先輩、貴島くんは言葉にした。


「で、ゆるちょさん、結婚したら、奥さんの家事、手伝うって話でしたね、話を戻すと・・・」

と、御島さんが言ってくれる。

「お、そうだったね、御島さん、ありがと」

と、僕は言葉にする。

「まあ、家事だったら、洗濯も掃除も僕がやってもいいし、掃除なんて運用方法を決めてしまえば、あとはパッパカやるだけだし、なんなら夜ご飯だって僕が作ったっていい」

と、僕。

「それじゃあ、奥さんが専業主婦の場合、やることなくなっちゃいますね」

と、笑顔の御島さん。

「あ、そうか。もちろん、そのあたりはお互いの話し合いさ。かみさんが仕事を持っていたら、そういう感じで僕もサポートするって言う話。あとは話し合いだね」

と、僕。

「だから、僕の優先順位三位以降はかみさんと家族のサポート。まあ、家族を愛することって感じになるかなー」

と、僕。

「なるほど・・・いろいろ考えているんですね。ゆるちょさんも」

と、貴島くん。

「なにより、大事なのは「男女が自然と仲良くなる二人の物語」を子供たちにプレゼンするってことかな。それをメインテーマに僕は夫婦生活を送っていくつもりだね」

「男女が仲良く生きていくことは、とても素晴らしいことなんだ・・・と自ら子供達に教えたいしね。そのモデルになりたいんだよ。僕は、ね」

と、僕。

「そういう高い意識で家族運営が出来たら・・・子供たちはしあわせを感じられながら生きられるでしょうね」

と、ユキちゃん。

「おとうさんとお母さんが自然と笑顔笑顔で仲がいい風景を子供は喜びますからね。あと、奥さんが自然と旦那さんを尊敬の気持ちで見ていること・・・ここも大事かな」

「というか、奥さんが旦那さんの夢の実現を笑顔でサポートする・・・夫婦がお互い同じ方向を見ながら生きていくのが大事だと思いますね」

と、御島さんが教えてくれる。

「さらに娘から言わせて貰えれば、友達に自慢出来るかっこいいお父さんであることがポイント高いですよね。思わず一緒にいたくなるかっこいいお父さん」

「中学生くらいになったら、神宮外苑とかを手をつなぎながら、デートしたくなる、そういう大人セクシーなかっこいいお父さんがいいな」

「今のゆるちょさんなら、軽くそれが出来ますよ」

と、ユキちゃんが笑顔で言ってくれる。

「無論、そうするつもりだけどね。中学生になった娘とデートしてカフェめし食べるのは、将来実行すべき項目にすでに入っているからね」

と、僕。

「ま、賢い美人ポテンシャルの高いかみさんを貰えば、娘も美人になってくれる確率は高いわけだし、賢さも受け継いでくれるだろうし」

「そういう子供の女性を落とすのは・・・ま、訳ないだろうしねー」

と、僕。

「息子には、女の落とし方とか、そういう大人な手を教えてあげよう・・・うーん、息子と飲めるくらいになったら、さらに面白いことになるだろうね」

と、僕。

「今から、家族を作った時の楽しそうなゆるちょさんの笑顔が思い浮かびますね」

と、貴島くん。

「なんでも楽しんじゃう、ゆるちょさんですからね。楽しそうにしている図が目に浮かびますわ」

と、御島さん。

「結局、ゆるちょさんは、そうやって周囲をさらにしあわせにしていくんですね・・・ゆるちょさんの家族の方々とわたしも楽しくやっていきたいです」

と、ユキちゃんは笑顔になりながら、言葉にした。

「そうだね。楽しい時間が僕に待っていそうだ」

と、僕は言葉にしてから、中生ビールをぐいっと飲み干した。


(おしまい)


春、新しい年度が始まりますね。

着古したシャツは脱ぎ捨て、新しいシャツを着て、街を歩きたい気分です。

すべてが新たにリセットされ、新しい生活がまた、始まる。

さあ、新しい春、人生を楽しんでいきましょう!


ではでは。