「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

この記事一応いいんじゃね?ボタン(作ってみました!) ちょっとさ、押してくれると、うれしいんです!(笑)

blogram投票ボタン

日本における「自然に」の意味!(山本七平も谷沢永一も、愚の骨頂!)

2014年03月25日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い、背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「対決、山本七平編」・・・お願いします。今日はどんな内容について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・」

と、タケルはテキストとしている「谷沢永一著 山本七平の知恵」という本をパラパラとめくります。

この本自体は、1996年12月に出版されています。

ただし、正しい「知恵」は時代を越えると僕は考えているので、その時代性の評価も一緒に話していくことになりそうです。

「んじゃ、この内容について話すか・・・「形づくられたる「自然」」だそうだ。ま、相変わらず笑かしてくれそうだ」

と、タケルは笑顔になりながら、話し始めます。


今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「まずは、山本七平氏の主張するところを抜書きしてみようか。それが無いとちょっと説明が出来ないからね」

と、タケルは笑うと彼の用意した紙の資料をレイカに渡す。

「えーと、これね。僕が相当意訳してるけど・・・」

と、タケルが説明すると、レイカはタケルの資料をゆっくり読み始める。


「この考え方がどこから出てきたかということになると大変難しい宗教史的な問題になりますが、ひとつは日本人の持っている「自然」という概念があります」

「これは「ごく自然に物事を行う」とか「あいつのやり方は不自然だからいやだ」とか「ああいう不自然な言い方をされては聞くわけにはいかない」とか」

「日本人はこの「自然」という概念に規制されており、この「自然」こそが日本人の内的な秩序なのです」

「日本人にとっては、この「自然」という概念の中で最良に評価されるものは「自然にそうなった」という事であります。例えば、カップルが結婚した時に」

「「ごく自然にそういう仲になれまして」と言う言い方が好まれます。逆に意識的、作為的に何かをするのは否定されます。「あいつは作為があるからいやだ」」

「などと否定されるんです。つまり、「自然となる」が好まれ「作為的にする」は否定される・・・これが日本の秩序であって、唯一絶対なんです」


「まあ、かなり意訳しちゃったけど、こいつ本当に簡単なことを難しく難しく書こうとするから、本当に不快。もう自分の知識に酔う「俺偉い病」のダメ「知識者」だ」

と、タケルは言葉にする。

「結局、簡単に言葉にすると「自然とそういう状態になる」は好まれ、「作為的にそういう状態にする」は否定される・・・そういうことですか?」

と、レイカ。

「ま、そういうことだね。それが日本の秩序・・・というんだが、まあ、言葉の使い方もおかしいし、見方が逆って感じがするね」

と、タケル。

「・・・と言うと、タケルさん的にはもう結論は見えている、ということですか?」

と、レイカ。

「当たり前だよ。こんなの簡単過ぎる話さ・・・そのあたりの説明を始めていこうか」

と、タケルは椅子に座り直した。

「日本の最高正義は「和を以て貴しとなす」だ・・・これはいつも言っているね。日本人はすべての人間がこの正義を達成しようとする・・・それが言わば日本人の秩序だ」

と、タケルは説明する。

「例えば上の例にあるように、結婚したカップルに結婚式で「どのような経緯で結婚するようになったか?」を聞けば、それはもう、お約束で」

「「まあ、二人が出会って、ごく自然に・・・気づいたら結婚の話がまとまっていた・・・そんな感じですかね」なんて言いますね。普通」

と、タケルが言葉にする。

「でも、実際は、旦那になる男性が相手の女性をデートに誘ったり、3回目のデートでキスしたり、そのまま、エッチホテルに行っちゃったり、作為があるからこそ」

「事態は進んでいく・・・こんなことは結婚式場にいる人間は誰でも知ってるわけですよ。でも、そんな下衆なことを公衆の面前では誰もいいません」

「なぜなら、それがエチケットだからですよ。まあ、酔っ払った友人のスピーチで「こいつ3回目のデートでやっちゃって」なんて言葉が出てもそこは晴れの席」

「ご愛嬌だったりして、皆大笑い・・・そういう場をうまくコントロールして皆を笑顔にするのが、最高級なムードメーカーということになりますね」

と、タケルは話す。

「つまり、ここで言う「自然とそうなった」という言葉は、皆が納得するお約束言葉だ・・・ということですよ。つまり、「和を以て貴しとなす」を成し遂げる為の」

「皆が納得するためのお約束言葉であるのが「自然とそうなった」なんです。大事なのは、皆が笑顔で納得すること・・・これこそが、日本においての言葉の使い方」

「のお約束になるわけです。そんな事社会に出れば、皆理解する話でしょ。簡単な話なんです」

と、タケルは指摘する。

「・・・となると、「あいつは作為があるからいやだ」というのは、どういう言葉になるんですか?」

と、レイカが聞く。

「これは要はその人間が納得していないから、その状況を伝えるためにあえて出している言葉なんです。要は「あいつのやり方はおかしい」と言いたいわけですよ」

「でも、否定するには、理由が必要になる。その理由は明確には、具体的には思いつかない場合「作為があるからいやだ」という言葉になるだけです」

「いいですか?人間の行動に作為の無い行動なんて一切ありません。夢遊病者だって作為があるから、寝ながら歩いているんです」

「だから、そんな当然の事を「嫌い」ということで、決定的な相手の否定から、少しやわらげているんです。これが日本人的やさしさであり」

「「和を以て貴しとなす」の国の人だから、こういうやさしい行為をしているわけです。これ、アメリカあたりだったら」

「「あなたの行動はすべて間違っている」と全否定していますよ。それを行わないで、「嫌い」ということで、否定にもやわらかさを付けて気を使うやさしい日本文化」

「が出ている・・・ここに注目すべきなんですね。本来は」

と、タケルは言い抜いた。

「大切な事は、日本人は皆、公には、万人が納得するお約束言葉「自然とこうなった」的な言葉をを使うということです」

「そして、否定する時も決して全否定せず「そのやり方は嫌いだ」ということで、否定するにもやさしさを付け加えている」

「やさしい日本人という文化があるということ・・・この2つがこの文章から読み取れる日本文化なんです」

と、タケルは結論づけた。

「つまり、日本人が使う「自然に・・・」と言う言葉はもっと言えば「皆が納得して」という言葉に置き換えられるんです。

「つまり、「自然に結婚出来た」は「周囲が納得して結婚出来た」という意味だし、ここでいう「作為的」というのは「自分勝手」という言葉で置き換えられる」

「つまり「和を以て貴しとなす」世界では「皆が納得して」が「自然に」であり、それが最高評価を受けるし」

「「自分勝手に」が「作為的」という言葉に置き換えられ、最低評価になる、ということです。これ当然じゃないですか」

と、タケルはさらに結論を深めた。

「なるほど、「自然に」は「皆が納得して」で最高評価、逆に「作為的」は「自分勝手に・・・言わば自分だけが納得して」という事になるから」

「最低評価になるのは当たり前ですね」

と、レイカ。

「「和を以て貴しとなす」を最高正義にするこの日本では、皆が納得するから、最高評価、自分一人しか納得していない場合は最低評価・・・そういう話なんですよ、これ」

と、タケルは言葉にする。

「ここまで、解説しないとわからないでしょ、この話・・・そういう解説が一切ないから、山本七平を評価出来ないんすよ。僕は」

と、タケルは憤懣やるかたなし。

「でも、よくわかりました。ま、当然と言えば、当然の話ですけどね」

と、笑顔のレイカ。


「で、例のアホで頭の超悪い「日本最強の評論家」のお爺ちゃんは何と解説を?」

と、レイカは笑顔で聞く。


「はい。怖いもの見たさね・・・はい。これが資料」

と、タケルは紙の資料をレイカに渡す。


「作為というのは作為する人間が必要なのである。だから、作為して勝者になる人間と作為出来ず敗者になる、そういう差が明確になってしまうのを日本人は嫌うのだ」

「だから、作為した場合、その人間は「たまたま、はからずも」と言う必要がある。首相になった田中角栄が財界のお歴々と昼食会が会った時、田中角栄は」

「はるか末座にて土下座し「このたびははからずも、いや、全知全能を尽くして、自民党総裁の座を勝ち取りました」とやったらしい。この場合密やかな場だから」

「言えたのだろうが、公開の場で言ったら、翌日から大変だったろう」


「どうだい、レイカちゃん、視点が完全にズレてるだろ。この山本七平の文章の大意を全く理解していないどころか、この解説自体がおかしい」

と、タケルは厳しく指摘する。

「そうですね。この解説、まったくピントがずれてますね。まず、日本人は勝者と敗者が明確になるのを嫌いませんよ。勝者を「その意気やよし」と褒めるし」

「高校野球を春夏楽しんでいるのは、がんばる高校生達を見たいが為であって、やさしい日本人は勝者だけでなく、敗者にもやさしく拍手してあげるじゃないですか」

「この世はどこまで言ってもシビアな競争だと言うことを誰も知っているから、こそ、正々堂々美しく戦い、勝者と敗者を決めることを潔く受け入れているんです」

「このお爺ちゃん、日本文化を全く理解していないばかりか、適当な説明でお茶を濁しているダメ評論家じゃないですか」

と、レイカ。

「レイカちゃん、言うねー。よっぽど、この嘘つき解説者が嫌いみたいだ」

と、タケル。

「当たり前です。もう、吐き気がするくらい嫌」

と、レイカ。


「田中角栄のエピも解説がおかしいね。この元首相のセリフの中で「はからずも」という言葉はこれは支持してくれた財界のお歴々に対して失礼に当たるんだよ」

「だって、財界のお歴々の後押しがあって、しかるべき作為があったからこそ、角栄は自民党総裁の座を勝ち取れたんだから。それを「はからずも」なんて言ったら」

「それこそ、角栄の能力だけで、勝ったことになる。だからこそ、その失礼に途中で気づいた角栄自身が言い直して「皆さんのお力で勝てて嬉しいです」と言ってる訳」

「それすら、読み取れないこのお爺ちゃんはどんだけアホなんだ?さらに言えば、公開の場でこれくらい言っても、「その意気やよし」と国民はやんやの」

「声援をあげるよ・・・それすらわかっていない・・・もう愚の骨頂だ。この口のくさいアホオヤジは!」

と、タケルは言い抜いた。

「まったくアホらしい・・・特にこの谷沢永一って、どこの馬鹿?この解説なにひとつ合っていない・・・超うんこ馬鹿だな、こいつ」

と、タケル。

「もう、いいじゃないですか。こんなアホ放っておいて・・・お酒飲み行きましょう!」

と、レイカは言葉にした。


「しかし、まあ・・・どうして「知識者」って、こんなにアホなんだろうねー。軽く言い負かせちゃうじゃーん。っていうか、何もわかっていないよ、こいつら」

と、タケルは言う。

「ま、こんな感じで、今後もやっていこう。言ったろ、全勝で勝つって」

と、タケルは笑う。

「まあ、とにかく、頭の悪い、ださいオヤジは見たものの事しかしゃべれないけど、「知恵者」は現象の元になった「原因」をしっかりと説明出来るのさ」

と、タケルは笑った。

「さ、飲み行こう、レイカちゃん」

と、机の上を片付けだすタケルでした。


(おしまい)


という感じになりました。

山本七平氏も谷沢永一氏も、何もわかっていませんね。

これが日本学の祖?最強の評論家?

笑っちゃいますねー。


やはり、「知識者」は頭が悪くて、だっさいよねー。


それが結論です。


ではでは。

3月25日 男と女のしあわせの具体的風景!(LOVE&WORKS)

2014年03月25日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

最近、暖かい日が続いて・・・気持ちのいい日が続いて、僕としては嬉しいですね。

やはり、寒い寒い冬を抜けてきて、暖かい春を楽しめるのは、人生的にも嬉しい感じがしますね。

新しい時間がまた、やってくる・・・その為の準備の時間・・・今はそんな気がしていますね。


そういう時間も、また、いいんじゃないですかね。今日も、夢に向かって疾走です。はい。


さて、先日、貴島くん(29)とユキちゃん(28)と水本くん(24)と飲んでいた時の話です。

「ゆるちょさんは、普段のしあわせ感ってどんな感じで考えているんですか?」

と、貴島くんが珍しく日本酒に酔いながら僕に聞いてきます。

「うん。そうだな。普段のしあわせ感ねー」

と、僕も熱燗を手酌しながら、酔っています。

「ゆるちょさんは、どこかのオリンピック選手みたいに「生きてる中で今が一番しあわせ!」って、毎日言えるように生きているんですよね!」

と、こちらも日本酒の熱燗に酔い気味のユキちゃんが言葉にしてくれます。

「まあ、そういうことだね。その状況を具体的に現実化している、ということかな」

と、僕。

「そういえば、昨日より今日、今日より明日、毎秒の進化と未来の自分への投資を常に意識する、とも言ってましたね」

と、貴島くんが言ってくれる。

「まあ、そういうことだね。常に停滞は許されない。常に進化を思考し未来の自分を積み上げていく・・・それが一番大事かな」

と、僕は言葉にする。

「それ、具体的に言うと、どういうことなんですか?」

と、こちらもほろ酔い気味の水本くんが聞く。

「とにかく、「しあわせになる為の知恵」の原稿は毎日、数本単位で書いているかな。その原稿を書くことで新たな「知恵」が生まれてくるし、言葉にまとめられる」

「この「知恵」を言葉にする、という作業が一番大事なんだね。思っているだけじゃ「知恵」は商品にならない。言葉にして初めて商品になるのが「知恵」なのさ」

と、僕。

「僕はサラリーマン時代は「単純労働力」を商品にしていた。しかし、脱サラした後は、この「しあわせになる為の知恵」を商品にしている」

「そして「知恵」は単純に人類に対する祝福となり得る。それだけ高い価値を持つ商品だからこそ、僕の拘束時間は非常に短く出来ているわけ」

と、僕。

「さらに言えば、僕の創りだす「しあわせになる為の知恵」は僕にしか作れない・・・「リアル・ニュータイプ」の定義や「八百比丘尼化」の定義だって」

「全部自分ひとりで作り上げてきた、いわば僕オリジナルの「知恵」なわけだから、これを発展させるのも僕にしか出来ない」

「言わば、僕の「しあわせになる為の知恵」は人類にとって、オンリーワンの価値を持つんだね。そこに到達している・・・ここが最も重要になるね」

と、僕。

「確かに・・・ゆるちょさんの作る「知恵」は、ゆるちょさんにしか作れませんものね」

と、ユキちゃん。

「まあ、僕のライフワークは2つで、ひとつはもちろん「しあわせになる為の知恵」をドンドン進化させていくことだし、もうひとつは、「夜の日本学」を」

「ドンドン発展させていくこと・・・この2つが車輪の両輪になるから、僕はその作業を毎秒しながら、自分自身を進化させていけば」

「僕は日々ドンドン進化していく・・・と、こういう具体的作業をしていけばいいと、わかっているんだね」

と、僕。

「なるほど・・・確かにその作業は、今のゆるちょさんにしか出来ませんね。誰にも真似は出来ない・・・」

と、貴島くん。

「ま、そのおかげで、外見的には、「光るの君の目」と「体脂肪率16%のスタイリッシュなメリハリボディ」も完備出来た。まあ、僕的には外見チェックとして」

「最強のリトマス試験紙となる10代の女性に日々、話を聞くようにしているからね。その女性達が笑顔で僕に協力してくれる間はパフォーマンス試験的には合格だからね」

と、僕。

「とにかく、システムは常にパフォーマンス試験をしておくことが大事だ。へたをすると経年劣化したりするし・・・だから、常にパフォーマンス試験を」

「実施していることが大事なんだね」

と、僕。

「ゆるちょさんは、あくまでも、自分をひとつのシステムとみなして、メンテナンスしているんですね」

と、ユキちゃんが言う。

「そ。あくまでも第三者的にどこまでも具体的に扱わないと、システムはシビアにメンテナンス出来ないからね」

と、僕。

「まあ、内部的にも、そのパフォーマンス試験はリアルライフの女性達にお願いしているカタチだからね。毎日のように出会いがあり、女性に恋されてるうちは」

「まあ、システム的に正常稼働していると言えるんじゃない?ユキちゃんを始め、多くの女性におしゃべりしながら笑顔を貰えているうちは」

「内部パフォーマンス試験も合格と考えていいと思うし・・・」

と、僕。

「とにかく、システムというのは、どこまでも、具体的に第三者的にパフォーマンス試験をしないとダメなんだ。手抜きはダメということさ」

と、僕。

「だから、「今が一番しあわせ」・・・そう言えるゆるちょさんの人生になっているんですね?」

と、水本くん。

「まあ、そういうことになるかなー」

と、僕。

「でも、それが出来るのは・・・やっぱり独立出来る才能があるからですよ、ゆるちょさんに・・・僕、仕事すら一人前でないのに、独立なんて夢のまた夢ですよ」

と、水本くん。

「水本くん、僕だって、25歳から30歳の頃は今の水本くんと全く同じことを考えていたよ。「自分に才能なんかない・・・どうやって脱サラしたらいいんだ!」ってね」

と、僕。

「でもさ、僕が今までの人生をかけて見つけてきた脱サラする方法と言えば・・・「好きこそ物の上手なれ」を極めろってことなんだ」

と、僕。

「「好きこそ物の上手なれ」・・・ですか?」

と、水本くん。

「そ。要は好きだからこそ突き詰められる、ということなんだ。僕の場合、おしゃべりが好きだった・・・だから、それを突き詰めているに過ぎないんだ」

と、僕。

「水本くんにだって、好きなモノは必ず現れてくる・・・突き詰められるモノが必ず現れてくる・・・それを意図的に見つけ出し、それを突き詰める生活に入りながら」

「ある程度、その目処が立ったら「求道者」として生きていけばいい・・・それだけなんだよ、脱サラして独立する、ということは」

と、僕。

「突き詰められるモノ・・・ですか・・・」

と、水本くん。

「人生は誰にとっても一度しかない・・・一生サラリーマンでいるのか、独立して「求道者」の道を選ぶのかは、君次第だからね」

「っていうか、社会を見てご覧よ。ラーメンが好きで好きで堪らなかったから「ラーメン屋」になって、皆からありがたがられている大将だってたくさんいるじゃないか」

と、僕。

「はあ、そうですね」

と、水本くん。

「だから、人間、他の人間から、ありがたがられる職業についた方がいい。普通にしあわせになれるから」

と、僕。

「そうですね。それはわかります・・・「好きこそモノの上手なれ」ですか・・・僕もなんだか、頑張れるような気がしてきました」

と、水本くん。

「水本、よかったな。だから、皆、ゆるちょさんと一緒にいるんだよ。ゆるちょさんのアドバイスはとても有用だ。なにしろ、ゆるちょさんは」

「自分の経験として、その「知恵」を作ってきたんだからな。たったひとりで、すべてを」

と、貴島くんが言ってくれる。

「結局、人間、自分でやってきた経験こそが、尊い「知恵」になるんですね」

と、感心したようにユキちゃんが言う。

「そういうこと。まさに「人生やったもん勝ち!」さ」

と、僕。


「ゆるちょさん、他に毎日のしあわせの為に実践していることってあるんですか?」

と、貴島くんが聞いてくれる。

「そうだなあ、毎日、具体的に実践していることね・・・」

と、少し考える僕。

「男性と女性の毎日のしあわせのカタチが違うってことをまず話さなければいけないね、それには」

と、僕。

「違うんですか?男性と女性で?」

と、ユキちゃん。

「うん。違うんだ。それを具体的に言葉にしていこう」

と、僕は言う。

「まず、女性は既婚でも未婚でも同じなんだが・・・毎日のしあわせのカタチは、今気になっている男性への恋をしかけること・・・そこになるんだな」

と、僕は言う。

「ただし、既婚者は「大人の恋」になり、未婚の女性は「リアルな恋」になるんだね。「リアルな恋」はもちろん、最終的にはその男性と恋人同士になることを前提とする」

と、僕。

「ただし何度も言うようだけど、「恋」というのは、あくまで相手とのバランスだ。自分と相手とのバランスを考え、相手とバランスの取れる自分でなければ」

「その恋は絶対に成就しない」

と、僕。

「逆に男性が「光るの君の目」と「体脂肪率20%以下のスタイリッシュなメリハリボディ」を持っていたら、女性側も「光るの姫の目」と「体脂肪率20%以下の」」

「「スタイリッシュなメリハリボディ」を持っていれば、バランスがとれて、恋に落ちることが出来る・・・そこが最も大事になるんだね」

と、僕。

「つまり、恋には資格が必要だ・・・ということだ。たまに勘違いしている女性がいるけどね。女性であるからには、男性に恋されるもんだと思っている女性がいる」

「だが、自分磨きをして、相手とのバランスを取らなければ、「リアルライフ力」の低い女性は「リアルライフ力」の低い男性としか恋は出来ない」

「それはもう自明の理ということになるんだね」

と、僕。

「怖いですね。「リアルライフ力」を磨いておくことは女子として必須なことになるんですね」

と、ユキちゃん。

「そういうことになるね。もちろん、男子でも「リアルライフ力」磨きは重要になってくる」

と、僕。

「さて、話を戻そう・・・未婚の女性はそうやって「リアルライフ力」を磨くことで、男子とのバランスを取り「リアルな恋」をゲットしていけばいいけれど」

「既婚女子の場合はそうはいかない。だから、既婚の女子は恋する男性との「大人の恋」を楽しむに留めることになるのさ」

と、僕。

「「大人の恋」?」

と、水本くん。

「既婚女性が今気になっている男性にしかける恋さ。究極のプラトニックラブだね。基本は目を見つめ合うことと、挨拶をするくらいしか出来ない」

「ただし、女性的には、その女性の恋ゴコロを男性が理解してちゃんと受け止めてくれるところに醍醐味がある、ということになる」

「男性がその既婚女性の「大人の恋ゴコロ」を理解して受け止めるところに女性側の喜びがあるわけなんだね」

と、僕は説明する。

「そういう「大人の恋」を楽しんでいる既婚女性は多いよ。実際・・・ま、未だにそういう「大人の恋」をいっぱいされているからね。僕は現状で・・・」

と、僕。

「そうなんですか・・・ゆるちょさん、すげー」

と、水本くん。

「ま。それが女性の毎日のしあわせのカタチになるんだね。毎日の恋を楽しむこと・・・それが女性のしあわせのカタチになるんだ」

と、僕。

「一方、男性の場合は、これはなんと言っても「その日の仕事の充実」。これがまず挙げられるね」

と、僕。

「これが人類的にオンリーワンの仕事であれば・・・さらに充実感は高い。そして、それと同時にたくさんの女性に恋されること・・・ここも充実感が高い」

と、僕。

「女性の場合、今気になっている男性との恋が楽しめればいいんだが、男性の場合は、たくさんの美しい女性に恋されることを望むんだね。ま、花の種子タイプだから」

「そういうしあわせのカタチになる。毎日、仕事が充実し、たくさんの美しい女性に恋されれば、しあわせを感じられるのが男性のしあわせのカタチになるんだね」

と、僕。

「そういう、しあわせのカタチの男女の違いをしっかり意識しておけば・・・そういう男女はしあわせを感じながら日々生きられるんだね」

と、僕は言葉にする。

「ゆるちょさんは、それが実現出来ているんですか?」

と、水本くん。

「ま、そういうことだね。それはもう出来ているから、さらなる進化を指向出来るんだよ。がっちり、「しあわせの足場」は固まっているからね」

と、僕。

「ゆるちょさんって、毎日笑顔で生きていますもんね。普通にしあわせそう」

と、ユキちゃん。

「ま、ゆるちょさんがそうでなければ・・・ゆるちょさんを目指している僕としても、満足出来ませんからね」

と、貴島くん。

「ゆるちょさんって、ほんとにすごいんですね・・・僕は足元にも及びませんよ」

と、ため息をつく水本くん。


「ま、そういうことをひとつひとつ具体的に達成していくことこそ、しあわせってもんなんだね」

と、僕が言葉にすると、ユキちゃんも貴島くんも目の笑う、やさしい笑顔になるのでした。

「大人の男性はすごいんですね」

と、ため息をついたのは、水本くんだけでした。


(おしまい)


人は毎日何を目標にして生きているんでしょう。

それはやはり、その日の仕事と恋の充実としあわせですよね。

具体的なしあわせのカタチを掴んでおけば・・・あとはそれを充実化させるだけでいい。

ま、人生はこれっきり・・・一生楽しんでいこうじゃありませんか。


さ、楽しみましょう。人生を!


ではでは。