「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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オトコの仕事は、目標ありき!

2015年06月13日 | 毎日のしあわせの為の知恵

さて、その時、僕は仕事仲間で記者でもあるレイカちゃん(31)と、辛辣姫ユキちゃん(28)と、

お昼ごはん上がりのカフェで、のんびりお茶していました。

「しかし、今日のお蕎麦屋さんは味のある作りの店で、ご飯も美味しくて満足でした・・・」

と、ユキちゃん。ストロベリークリーム・フラペチーノを食べています。

「なんだか、この3人でランチしたのも、久しぶりな感じね。前はよく一緒にランチしてたのに・・・」

と、レイカちゃん。

「レイカさんは、最近は、取材先でお昼、取ってる感じですもんね?」

「前はよくお昼、ご一緒してましたけど・・・」

と、ユキちゃん。

「あん時は、僕とレイカちゃんが共同で「夜の日本学」の執筆をしてたから・・・あれ、午前中にやっつけてたから」

「ランチで打ち上げって感じだったからね。あの頃はよく御島さんにもご一緒してもらって、おごってもらってたじゃん」

と、僕。

「そうでしたね。「夜の日本学」面白かったです。いろいろな考証が出来て・・・わたし、あの時に日本の歌の面白さに」

「はまって・・・今でも個人的に「古今和歌集」や「新古今和歌集」などを読み込んでいるんですよ」

「ゆるちょさんって、今在原業平だし・・・」

と、レイカちゃん。

「ま、それもあって、近々、レイカちゃんと「夜の日本学」の派生した仕事として「源氏物語」分析の記事を書きたいんだけど」

「これが、なかなか・・・」

と、僕。

「お互い忙しくなっちゃいましたからね・・・御島社長からも「待った」がかかっていて・・・」

「その仕事、少し先になりそうですね・・・」

と、レイカちゃん。 

「そう言えば、レイカさんって、御島事務所の初期メンバーのひとり・・・ゆるちょさんと二人の初期メンバーだったんですよね?」

「御島さんとは、会社で同期って聞きましたけど・・・」

と、ユキちゃん。

「そうなの。御島さんは編集、わたしは雑誌記者だったから、職場は違ってたの。だけど、同期だったから、早くからお互い」

「知っていて・・・ま、御島さんはあの感じでしょう?よく相談相手にもなってもらったわ」

「ま、同期の中でも、「姉御」って感じだったから・・・」

と、レイカちゃん。

「でも、レイカちゃんは早くから、独立志向だったんだよね。僕と一緒に仕事するようになってからも」

「その話は聞いてて・・・で、僕が御島さんに話して・・・初期メンバーとして、一緒に独立する事になった経緯があるね」

と、僕。

「わたしも会社員時代は、独立の為のモラトリアム期間と考えていた口なんです」

「ただ、その話は、迂闊に会社の仲間に相談出来なくて・・・そこに現れたのが、同じように考えて、脱サラされた」

「ゆるちょさんだったから・・・それは格好の相談相手でしたよ・・・」

と、レイカちゃん。

「レイカさんは、どういう経緯で独立を考えていたんですか?」

と、ユキちゃん。

「わたしは先輩のジャーナリストで、独立して、クライアントからの指示でいい仕事をされてる方々をよく知っていたから」

「それは大学時代から、そういう方々にあこがれていたから、早く独立出来る能力を備えて、独立して活躍しようって意識が」

「強かったの。会社員のままだと、その会社の方針に左右されちゃうから、自由なジャーナリストとしての活動が出来ないでしょ?」

「そこはジャーナリストのキモ・・・自由な取材活動が出来る事・・・だと思っていたから・・・自然そうなるわよね」

と、レイカちゃん。

「ま、レイカちゃんは東大卒だから、人脈も作りやすいし、それは一方で強力な武器になるからね・・・」

「ま、そのおかげで、歴史にも文学にも強い・・・レイカちゃんは歴史分析や文学の分析の仕事では僕の強力なビジネスパートナー」

「になってくれる、大事な財産だよ・・・」

と、僕。

「ゆるちょさんは、わたしが東大出と言う事をプラス面から評価してくれるけど・・・」

「わたしは、しあわせになりたいから、東大出の男性とは、結婚する気はないわ・・・」

と、レイカちゃん。

「それはまた、どうして・・・なんとなく、答えがわかるような気もするけど・・・」

と、ユミちゃん。

「「東大出のオトコは、東大出のオトコ以外、人間として見ていないし、まともに議論する気もない」・・・こんな東大出の男性の」

「真実を知っていれば・・・そんなオトコ、ゆるちょさんの言うところの「俺偉い病」だもん」

「この日本ではふしあせスパイラル一直線に決まっているじゃない。ま、社会に出ても、ふしあわせと言う理不尽を感じている」

「オトコ程、その傾向が強いけどね。当たり前だけど」

と、レイカちゃん。

「だいたい、オトコの価値は社会に出てから決まるモノよ。社会に出て使えない東大出のオトコ達がどれほどいるか・・・自分は他の人間とは種類が違うんだとばかり」

「おごりにおごって・・・社会から嫌われ、使い物に全くならなくなる東大出の人間をたくさん見てきたわ」

「そして、はっきり言って頭が悪い。自分は特別賢いとカン違いしているから、成長出来ないのよ。成長も出来ない、他人とも上手く仕事が出来ないバカじゃあ」

「誰にも相手にされなくなるのが当たり前よね・・・」

と、レイカちゃん。

「と、言いながら、その東大出の人脈を駆使して、官僚どもに取材かけるんだから、レイカちゃんは心臓に毛が生えているよ・・・」

と、僕。

「ふふ。わたしは利用出来るモノは最大限利用しているに過ぎないわ。それに、東大出の官僚達は、わたしからすれば」

「恋愛対象外のその他大勢に過ぎないから・・・単なる情報源に過ぎないの・・・利用するだけ、利用するだけよね・・・」

「何の感情も湧かないわ」

と、レイカちゃん。

「そういう所がレイカさんって、クールビューティーですよね。感情でもって仕事をすることがないもの・・・」

と、ユキちゃん。

「あら・・・そんな事ないのよ。怒ったり、かわいそうに感じたり、理不尽を感じたりするからこそ」

「冷たく仕事が出来るのよ・・・わたし、御島さんの前や、ゆるちょさんの前では、随分、感情的になっているもの」」

「・・・感情的に仕事が出来るからこそ、その仕事で冷徹に結果を出すし、それが自分の成長にもつながって」

「その仕事が自分の誇りになるの・・・だって人間は生きているんですもの・・・日々感情で生きているわ」

と、レイカちゃん。

「じゃあ、レイカさんって、御島さんやゆるちょさんの前で、泣いたりすることも?」

と、ユミちゃん。

「泣く事より、怒っている事の方が多いかな。ねえ、レイカちゃん」

と、僕。

「社会の理不尽さに怒ったりする事が多いんじゃないかしら。それは官僚の理解力の低さ、想像力の欠如、それらによる情報劣化や」

「普通の当然の対応が出来ない脆さ・・・それは最近なら、年金機構の対応の駄目さ加減に表れていると思うけど」

「あそこの職員の意識の低さって言ったら、吐き気を催す程よ・・・親方日の丸の組織は危機感が無いから」

「腐ると言うけれど・・・これはゆるちょさんに何度も指摘されたけど・・・ほんとダメ人間の集まりになるのよね」

と、レイカちゃん。

「壊滅していく幕府組織と同じさ。その組織に残るのは、危機意識のまるで無い昼行灯の「俺偉い病」ばかり・・・」

「賢い人物は、その組織がタイタニック化している事に一番に気づき、脱出してしまうから」

「後は危機意識も無い、能力の無い、昼行灯の集まり・・・冊に囲われた羊達の群れ・・・当然、外に出ても使い物にならない」

「勇気も無い怖がりの集まりだから・・・その組織自体、終わっていく・・・・しかも、最もマズイ事に、そういう人間には特権意識があるんだ」

「この特権意識が組織をダメにする元凶だよ。江戸幕府で言えば、幕府の人間と言う事がまず特権意識だった・・・」

「幕末の頃から「ヤクニン」と言う言葉は列強の外国人の辞書に乗っていた有名な言葉だったんだ」

「要は「ヤクニンは口だけで実際に結果を出さない、怖がりで責任感の無いダメな人間だから、まともに交渉してはならない。威嚇あるのみ」みたいな」

「事が書いてあった。笑っちゃうけど、今のヤクニンと同じだ・・・ま、だから、今の官僚組織は、幕末の江戸幕府、鎌倉幕府にそっくりだ・・・と言う事になる」

と、僕。

「あるいは、足利義昭のあり方も・・・特権意識が強く、現実の見えない、口だけで、責任感も無く、能力の無い血筋主義のダメオトコ・・・」

「それが冊の中に最後まで残っている人間たちと言う事さ・・・」

と、僕。

「「特権意識が強く、現実の見えない、口だけで責任感の無い、ダメオトコ」・・・ヤクニンは昔も今も変わらないと言う指摘・・・笑っちゃいますね」

と、ユキちゃん。

「すべてはその特権意識がその組織を責任感の無い人間ばかりにする・・・要は特権意識がその組織を骨抜きにするのさ」

「その特権意識は、江戸幕府では、幕府の人間と言う意識だし、現代では、東大出の官僚と言う特権意識につながるんだ」

と、僕。

「わたしも、ゆるちょさんと一緒に「夜の日本学」で歴史も日本の組織論も検証したから」

「そのゆるちょさんの言葉が本当に身に染みるの。国の組織は本当に腐敗するじゃない。昔の話で言えば、国鉄しかり、日本航空もそうでしょう?」

「だから、わたしはその文脈で、郵政民営化も意味があったと思うわ。だから、郵政民営化に意味がなかったと言ってる連中は反対の為の反対しか出来ない人達だとわたしは思う」

「とにかく、国の組織の腐敗のその元凶は特権意識だけど、あと大事になるのが、日本の最高正義が「和を以て貴しとなす」だから・・・その弊害もあるのよね」

と、レイカちゃん。

「誰もが「金持ちけんかせず」の意識なのよ。官僚は自分たちは金持ちだと思っているから、お互いのあらを探さない」

「結果・・・問題があっても長く表面化しない事態に陥るの。今回の年金機構の問題だって」

「・・・外部から送りつけられたメールを開いた事でウィルス感染した事が原因だとわかっているのに」

「外部との回線切断を実施したのは、次の日でなく、一週間後だったって言うんだから、呆れちゃうでしょう?」

「要は責任を持って、この件を処理しようと考えた人間がいなかったから、ほっぽり出されたまんまだったのよ、この件事態が」

「一事が万事って言うけど、この組織には身を張って、責任を持って、問題を処理する意識のある人間はもういないわ」

「そんな組織に、問題を処理出来る能力は無いわ、もう」

と、レイカちゃん。

「コミュニティを構成する人間が、皆、当事者意識を持って、事に当たっているか、否か・・・」

「そのコミュニティが生きているか、死んでいるかの指標のひとつだ」

「当事者意識の無い・・・責任感の無い人間は、コミュニティのメンバーになり得ないからね」

「簡単な事で言えば、家庭と言うコミュニティにおいて、子育てに対し、当事者意識を無くした旦那がいたら」

「妻はその旦那を激しく非難するでしょう?それと一緒さ」

と、僕。

「特権意識を持った人間は、責任を回避する事ばかり考える・・・だから、決断もしないし、使えない」

「逆に当事者意識のある人間は、責任を持って、仕事をするから・・・決断力もあり、使える人間となる・・・そういう事ですか?」

と、辛辣姫。

「そういう事だ。口ばかりで仕事から逃げてばかりいる人間は特権意識を持っていると・・・そういう事も言える・・・ま、使えない人間と言う事だ」

「そういう人間で構成されたコミュニティは、すぐに終わりを迎えると言う事だ。それは家庭でも、大きな組織でも同じ事だよ」

と、僕。

「じゃあ、年金機構は、コミュニティとしてはもう死んでいる・・・そういう事ですか?」

と、ユキちゃん。

「ま、そういう事よね。そんなコミュニティにカネをかけたりしても・・・絶対に上手くいくはずはないわ」

「それでも、官僚は「同じ東大出の人間が働いているのだから」と言う意識で、「俺偉い病」のダメ東大出を使い続け、国民の税金を無駄にするの」

「それは官僚が美味しい蜜を今後も・・・ううん、退職後も、いろいろな機構を渡り歩いて、たくさんの退職金を得るために」

「官僚組織が東大出の人間の互助会と化しているのが問題なの。彼らはそういう特権があるとカン違いしている」

「そういう意味では東大こそ、この世をダメにしているガン的な教育機関ね」

と、レイカちゃん。

「ま、そこを明らかにし、国民を愚民視し、国民のカネをへーきで湯水のように無駄使いしている東大出の官僚たちの事実を訴え・・・」

「官僚達が自分たちを特別視している・・・「俺偉い病」の実態を国民に伝えようとしているのが、レイカちゃんの本業」

「そういうわけだよね?」

と、僕。

「そして、その官僚一極支配の構図を国民のチカラを味方につけながら、ブレークスルーしようとしているのが」

「ゆるちょさん・・・と言う構図でもありますよね?」

と、レイカちゃん。

「ま、そういう事になるね。だから、御島さんもレイカちゃんを事務所の初期メンバーにしたし、僕も初期メンバーに」

「してくれたと言うわけ。御島さんの構想は最初から、巨大だったから・・・その夢に二人は乗ったと言う事さ」

と、僕。

「「ひとは目標を持つからこそ、その目標を達成しながら、大きくなれる」・・・これはゆるちょさんと最初に仕事をした時に」

「ゆるちょさんがわたしにくれた言葉です。この言葉こそがわたしの背中を押してくれたわ」

「だから、ユキちゃんも、一緒にそういう生き方しよ!」

と、レイカちゃん。

「レイカさんと御島さん・・・そして、ゆるちょさんって・・・最初から高い目標を持っていたんですね」

「すごい・・・すごいです」

と、ユキちゃん。

「だから、レイカちゃんはうちの事務所に無くてはならない戦力なんだ」

「そのあたり、うちの事務所のメンバーは、今後、運命共同体になっていくと思うよ。今まで以上に・・・」

と、僕。

「だから、ゆるちょさん、個人的な恋愛や結婚も後回しにして、今の仕事に・・・」

と、ユキちゃん。

「人間は、仕事の成果を出す事ありきさ・・・目標を達成する人間にならなきゃ・・・特に男性は、ね」

「それが僕の仕事の充実であり、僕が、しあわせになる事そのものだから・・・」

と、僕が言うと、

「ゆるちょさん、わたし、ゆるちょさんとどこまでも一緒に歩いていきます!」

と、ユキちゃんが興奮気味に宣言した。

レイカちゃんがニヤリとしながら、僕の目を見た。


(おしまい)