「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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第四十七回 ドラゴン通信 「大政奉還」

2010年11月22日 | ゆるちょ!のドラマ・レビュー!
翌日発信 炎上上等 ドラゴン通信

「「男性大河ファン」の直感的で素直な感想」

今週の一言:人にはそれぞれ信じる正義というものがある。絶対的正義なんてありゃしない。それがよくわかった今回でした!

●大政奉還のおかげで、戦を煽っちゃったんじゃね?というか、大政奉還の言い渡しはなし?決意しただけ?伝言聞いただけじゃ、盛り上がれねえ・・・これがクライマックス?うそお・・・全然盛り上がれないよ龍馬さん!
いやあ、勝さん、最後に、「また、会おう!」って、そんなわかりやすい死亡フラグを最後に立てなくたって・・・と思わず笑ってしまった、龍馬伝ラス2です。
なんつーか、慶喜さん、最後までインパクト芝居で終わってしまって・・・不憫です。まあ、容堂みたいに、最後、なんらか気持ちの入った芝居があるのかな、と思ったんですが、
いやあ、最後まで表情だけで芝居だから、ある意味、役者さんに高度な能力が求められるわけで、田中さんすごかったでした。お疲れした!
にしても、ドラマ的には、今回がクライマックスなわけですけど、前回で終わっちゃった感が強かったんで、何の感情も動きませんでしたね。
そんなことより、大政奉還やったことが、逆に戦をあおったような、喜んでいるのは、龍馬ばかり・・・という感じでしたね。なんか、そのあたりがおもしろく感じられ
ました。もう、ミッチー怒ってたしなあ。にしても、倒幕の密勅やらなかったねー。まあ、めんどくさくなるかー。
にしても、日曜日の推測まるはずしでしたねー(笑)。それに永井様の登場、唐突すぎない?まあ、毎回のゲストってことで、石橋蓮司さん御登場だったんでしょうけど、
この期に及んでまだ、やるの?っていうか、なぜ永井さんの警護に新選組が?もうザコキャラになっちゃっているから、龍馬を斬れないことおびただしくて、
笑っちゃいますね。もう、沖田いつのまに、そんなにだめになっちゃったんだーって感じですが。まあ、主人公相手だから仕方ないんだけど、ものすごく
不自然な新選組でしたね。まあ、この原田近藤さん、雰囲気があって、演技力高くって近藤さん、に見えるんで好きなんですけど、この方、大事なところになると、
何も言わずに逃亡するくせが、ありますねー。千葉重太郎に迫られた時も、何も言わずに逃げてましたからね。なんかそんな辺りを思い出しました。
しかし、まあ、大政奉還を劇的にするためだ、ということは分かっているんですが、どうして、皆、
「大政奉還を慶喜さんが蹴る」
という観測を言い合うのか、まったくわかりませんでした。というか、中岡さん、あんたどうなってるんだ?突然出てくるは、また、消えるは、
もう、すっかり中岡病です。ほとんど中岡さん出なかったねー、残念です。まあ、今回もちょろっとしか出なかったし・・・まあ、仕方ないすかね。
いずれにしろ、今回、大政奉還が成った、というのを伝言だけで表現していて、さすがにちょっと、盛り上がりませんでしたね。
だって、慶喜は、ずーーーーーーっと出てきたんだからさ、その大政奉還言い渡しのシーンくらいやってもよかったんじゃないの?
っていうか、それやって、後藤さんが、あの場で感動したりすれば、ずーーーーっと持ってきた龍馬ー後藤のラインの成功というのが、目でみれて、
ある種の感動を生んで、感情が動いたんだと思うんだけど、やっぱり、言葉で伝えられただけじゃ、イマイチなんだよねー。
せっかく後藤さんで表現してきたあたりが、大事なシーンがなかったおかげで、そっちの気持ちが満足できなかったんですよね。
やっぱり、慶喜の言い渡しをなくしたのは、失敗だったんじゃないかなーって思いますね。後藤さんの気持ちは、どうなっちゃったんだ、みたいに感じましたね。
まあ、多分、無理に勝さんのシーンをいれこんだおかげで、すっとばされたのかもしれませんが、勝さんつっこんできたのもどうかな、と思いますね。
ちょっと唐突感がありすぎ。というか、永井さん出さなくても、勝さんに絞って、勝さんに説得させりゃあ、よかったんじゃないの?
なんか無理にゲスト枠使ったもんだから・・・というか、龍馬に最後の手柄を立てさせるために、永井さんを引っ張りだしてきたんでしょうから、
そこまで、無理に龍馬の手柄を増やす必要なかったんじゃないの?って思いましたね。あるいは、永井さん役を勝さんでやれば、
すっきりしたし、尺もうまくいったような気がしましたねーって、ダメだしだ、これ(笑)。
うん。あの龍馬の、
「これで日本の夜明けだ」
シーンもさ、イマイチ盛り上がらなかったんだよねー。あれ、慶喜の言い渡しがなかったからでしょうね。感情が盛り上がらない。
っていうか、龍馬伝の最も盛り上がるべきところが、陽之助からの伝言じゃねえ・・・まあ、みんなやったやった!って言ってたけど、
それは、あとの話で、視聴者的に、ぜったいはずしちゃいけないところだったんじゃないのー?と思いましたね。
っていうか、皆がやったやった言っても、感情的に動かないんだよね。だから、なんか、イマイチだったなあ。
あとさ、まあ、これは仕方がないんだろうけど、情報がいちいち漏れすぎ(笑)。まあ、臨場感を持たせたかったのは、わかるんだけど、
もう少し説得力ある感じにしてほしかったよねー。
だってさー、最後の一番大事な盛り上がりの「大政奉還執行」の情報なんて、藤吉が永井さんとこの家来から聞いたとか、
ちょっとむちゃくちゃすぎない?
どんだけ口軽いんだよ。その藩は、って感じになるんだよね。まあ、藤吉に手柄をたてさせたかったのは、わかるけど、
ちょっとむりくり感がはげしすぎるだろ!って思うよねー。
っていうか、今気づいたんだけど、大政奉還の言い渡し自体なかったってことか。このドラマ世界では。
ただ、慶喜さん決意して、幕臣の一部とか、京都に連絡したくらいってことか。
なーんか、ダサいね、それ(笑)。

●負けた・・・って勝ったんじゃないの?龍馬に負けたって、違うと思うけどねえ!うまく立ち回ったのは君だけだよ、弥太郎!
「わしの負けだ」
と、泣いた弥太郎ですが、巨利を得たんだから、普通に勝ったんじゃないの?と思える弥太郎です。
まあ、龍馬を信じてしまったことが負けだ、というのなら、事態は龍馬でも読みきれない方向へ動いていた、
ということですからね。まあ、大政奉還して、薩長の戦う理由を削除したところで、一度ついたベクトルというのは、
そのエネルギーが放出し終えるまで、そちらに向かいまくるわけで、大政奉還後の原田近藤さんの雰囲気とか見てりゃ、
「こりゃ、戦争に絶対になる!」
と、弥太郎あたりだったら、確信するだろうに・・・と思いましたけどね。まあ、彼は長崎にいるわけですから、
時代の雰囲気がわからないのかもしれませんがねー。
しかし、同じ商家なのに、大浦慶さんとか、小曽根さんとかは、戦で儲けようとしないんですかね。もちろん、グラバーさんも。
なんか、あのあたり、一度は、龍馬を殺しそうな雰囲気をもっていたのに、どういうこってすか?って感じです。
まあ、武市さん、弥太郎、龍馬の中で、一番うまく立ち回ったのは、弥太郎ってことになるわけですからね。
まあ、来週、泣いちゃうみたいですから、怒りの弥太郎もこれが最後なんですかね。ま、そんな感じかな。

●大政奉還は、俺の夢でもある!土佐参政、陪臣だけど、上様にも直言しちゃうよ!でも、クライマックスに俺はいない!俺の気持ちはどうなるんだーーー!後藤さんです!
相変わらず、迫力芝居の後藤さんでした。相手は上様ですからね。いやあ、陪臣もいいところなんですけど、
そのあたりの敬意がありながら、直言するあたりのそういう雰囲気をうまく表現していた後藤さんでしたねー。
まあ、後藤さんにとっても、この回は、クライマックスのはずなんですが・・・上様に直言するだけで、終了しちゃったんで、
なんだかなー、というちょっと残念な感じでした。まあ、龍馬伝だから、しょうがないけど・・・、なんか今回、こころが動きませんでしたねー。
まあでも、あのあたり、かっこ良かったですね。さすが後藤さんという感じで、まあ、他の重役連中がへっぴり腰だから、
しゃーないですけどね。上様相手に十分な演技だったんじゃないでしょうか。っていうか、あの上様、こわいしね。
後藤さんの喜びの笑顔が見られず、ちょっと不満が残りましたね。うん。

●「いくさでごわんどな」しか言えない西郷、こわいミッチー、蒼白木戸!戦煽ったのはやっぱり龍馬じゃん!
「坂本どんを生かしとったのは、間違いでした」
と、最初、殺すつもりだったのか?というツッコミをいれたくなるような西郷どんでした。
しかし、この西郷どん、何かっつーと、
「いくさでごわんどな」
しか、言わないんで、「いくさ西郷!」とでも、あだなをつけたくなりますね。
っていうか、もう、同じことしか言わないし、あっさり記号化しちゃっているんで、笑っちゃいましたね。
まあ、横でミッチーも怖い顔しているし、もう、どうなってんだよ、薩摩は!って感じでしたねー。
さらに、長州では、木戸さん蒼白な顔しているし。こういうのを見ていると、薩長の武力倒幕をさらに後ろから押したのが
龍馬の大政奉還策だったんじゃん!と素直に思えちゃうから、笑いますね。
結局、龍馬は、慶喜の逃げを手伝ったに過ぎない・・・なんて言い方もできちゃうんですから、ちょっとひどいかな(笑)。
まあ、その慶喜さんも坂本龍馬に怒り狂っているみたいだから・・・誰得なんだよ!って感じですね。
まあ、とにかく、敵のみなさんを怒らしちゃったことだけは、確かな、大政奉還策でした。
日本の夜明けじゃー!とか、喜んでる場合じゃ、全然ないんじゃないのー!と、龍馬に、素直にツッコミをいれたくなりましたねー。

●神出鬼没にして、なんだか、よくわからない、ほんとにあるのか陸援隊隊長、中岡さんです!
突然登場の中岡さんです。
いやあ、なんつーか、まったく検討違いな情報を龍馬に流したり、龍馬のことを嫌っている薩摩と行動を共にしていながら、
そのことを龍馬に告げない中岡さんです。あのーところで、陸援隊どうなったの?
というか、中岡さんが突然現れても龍馬は、突然ぶりに気がつかないという稀有な能力を持っていますから、
まるで、すぐ最近まで、一緒に行動をしていたような反応なので、まあ、笑いそうになります。
というか、中岡に対してだけ、変なんだよね、行動が。
にしても、慶喜が大政奉還を各藩の重役の前でぶっちぎる宣言をするなんて、どっから持ってきた情報なんだ?
というか、薩摩藩の諜報能力は高かったんじゃないのか?と思わず思ったりしましたが、それより龍馬、皆から
居場所わかられ過ぎ!そりゃ、暗殺されちゃうって、次回の結論でちゃったじゃん。ま、中岡さんがらみで、
きっと居場所が漏れてたんでしょうね。しかし、中岡さん、神出鬼没だったなあ。あんまり、活躍しなかったし。
それでもう、次回ですか・・・ちょっと残念な中岡さんでしたー。

●新選組と言えば永井様!「組!」以来の出演はサービスか!耀蔵チックな永井様です!
今週ゲスト出演の永井さんだったんですが、一応幕府側も動かしたのは龍馬だった、とするための人物に過ぎませんでしたねー。
いやあ、蓮司さん、相変わらず渋いですねー。このひとは、鳥居耀蔵が似合うひとですからねー。なんか、幕末の幕府側と
言われるとちょっとそのあたりの匂いを感じてしまいましたが、相変わらず手堅い演技です。
しかし、なぜに、新選組が警護しているんだ?っていうか、新選組の剣技って、音だけすごいんだよね。
音だけ迫力あるんだけど、もう、ザコキャラ化しているから、剣を抜いていない龍馬に散々にしてやられちゃって、
ほんと、新選組ファンとしては、泣きたい気持ちですねー。
にしても、まあ、永井様は、このあと、新選組と行動を共にしていくわけだから、まあ、ある意味、一緒にいるのも、
サービスだったのかもしれませんね。永井様と新選組。「組!」のB作さん、というか、
「土方歳三最期の日」の永井様を思い出して、そのあたり、懐かしかった永井様でした。

●容堂とは、インパクト芝居仲間だ!曼荼羅あげたこともあるもんね!まゆげ剃るのは僕の趣味!最後までインパクト演技だけだった!記号化慶喜です!
まあ、このひとも、このドラマ長く出ているんだよねー。
でも、いっつもインパクト演技ばかりで、そういう意味じゃあ、非言語コミュニケーションをやりまくってきた慶喜さんです。
なんか、最後くらいまともな演技をさせてほしかった感じもありますが、まあ、最後まで記号化インパクト演技のみで、
おしまくったわけで、龍馬伝らしいっちゃー、龍馬伝らしい慶喜になりましたかねー。
まあ、わかりやすい、ベイダー慶喜の頃が一番よかったかなあ。
あの長州征伐を前にして、
「俺ならできる。やってやる、やってやるぞぉーー」
と、空をねめまわしているあたりの芝居は、ほんと、ぞくぞくさせるものがありましたし、そういう意味では、田中さんの演技力の高さを
実感するシーンの連続だったとも言えるわけで、演技力の高さに定評のある人間にしかできなかった役だったとも言えますねー。
まあ、セリフのついたまともな芝居がなかったので・・・少し不憫でしたけどね。
でも、案外本人は、楽しんでいたんじゃないでしょうかねー。こう、最後のあたり、慶喜の不気味さがさらに強調されていて、おもしろかったですけど、
とにかく、「ネジアゲの酒飲み」ぶりが、存分に出た慶喜でした。しかし、大政奉還の言い渡し、やってほしかったなあ・・・。

●龍馬と言えば、俺だろう!龍馬じゃなくて、龍馬かぶれ!フラグ立てるのは俺しかいない!唐突な登場、勝さんです!
えー、最後に死亡フラグを立てにやってきた勝さんです。
まあ、最後に勝さんだしておかないと、格好がつかないわけで、それでとってつけたように登場してきたわけですけど、
なんか、ちょっと変な感じでしたねー。
まあ、慶喜を守りきった勝さんですから、そんなようなセリフもありましたが、どうも今回、しっくりこなかった勝さんの作劇でした。
だいたい、幕吏だって坂本龍馬のことを追っているというのに、江戸からちょろっと来ただけの勝さんが、龍馬の寝ているところを
襲えるって、どういうことなの?
それに一応、勝さんは、小栗上野介と同じくらいのお偉いさんじゃなかったっけ?
二条城のあの場にいてもおかしくないんだけど・・・なんか、そのあたり、変!(笑)。
まあ、説得力が薄いのは、このドラマの常なんだけど、勝さんまで、そうなると、あとは、誰を信じていいのやら、という感じでしたね。
非常に違和感のあった、勝さんでした。しかし、新選組にむかって、幕臣が、お尋ね者の龍馬をかばうのは、大丈夫なんだろうか、と素直に思いました。
やっぱり、死亡フラグ立てるためだけに、出てきたってことにしておきましょう!

今週の愚痴
「今週の愚痴」を書くのも、あと2回か、と思うと、いろいろな感慨が浮かびますが、
とりあえず、ドラマ的には、今回がクライマックスだ、ということで、まあ、そのつもりでみたんですが、
クライマックスが人づてじゃあねえ・・・イマイチ盛り上がれませんでした。
まあ、涙してるひともいたし、やった!やった!の盛り上がりでしたけど、何の感情も動かなかったですねー。
いやあ、みんなで、龍馬のことをアゲまくっていましたが、感情が全然おいつかずに、
「ふーん」
と思って見てしまいました。まあ、前回で、終わった感があったし、今回のクライマックスの描き方も上に書いたように不満が残ったし、
なんか、まあ、ある意味、龍馬伝らしい、クライマックスだったんだなーと思います。
大政奉還を言い渡す、慶喜の苦い顔や、後藤さんの喜んだ顔が見たかっただけに、伝言だけで盛り上がれってのもねー。
まあ、龍馬さん、
「日本の夜明けじゃー!」
的なお約束をやってましたが、あの時点で、まったく高揚感がなかったんで、
「ああ、お約束ねー。やったのねー」
的にしか見れませんでしたー。
それより大政奉還後のみなさんの方が怖くて、
「あれれ?なんか、前よりやばくなったんじゃ?」
と思えておもしろかったですね。薩摩は今までも今までだったのに、さらに倍!みたいになってましたしねー。こう、ミッチーって怖いんだもん、いつもー。
西郷さんは、
「いくさで、ごわんどな」
しか、言わない人形と化しちゃったし、桂さんも殺し屋みたいな表情になっていたし、本来感謝するべき慶喜だって、
「坂本龍馬殺す!」
みたいな凶悪な顔していたし・・・今までもけっこうそういう感じだったけど、今回、さらにすごみ増してたからねー。
なんか、あれだけ見ていると、ほんと、龍馬、現実を読みきれず、ひとりベビーフェイス!って感じになっちゃうよねー。
なんか、いいことしたんだか、事態を悪化させたのか、よくわからんって感じです。はい。
だから、
「暗黒の時代のはじまりー」
みたいに俺には、みえちゃったねー。
まあ、実際、戦争の時代に入っちゃうわけで・・・そういう意味じゃあ、戦争の時代の後押しをした龍馬とも言えちゃうから、
歴史というのは、こわいところです。はい。
大政奉還後に、新選組と出会うわけですけど、原田近藤さんには、何か言わせてほしかったですね。
「大政奉還したんだ。新しい日本をつくるんだ。だから、僕らは友達だ」
と、言い張るベビーフェイス龍馬に、
「時代がどう変わろうと、俺達には俺達の正義があるんだ」
的にね。そういうセリフがあるかなってちょっと期待したんだけど・・・まあ龍馬伝では、そういう表現はないか、とも思ったけどね。
この龍馬伝を見てきて、ほんとに思ったのは、絶対の正義なんて、この世に存在しない、ということですね。
龍馬伝では、龍馬が絶対の正義なんですけど、あの近藤さんには、龍馬の正義は、絶対に受け入れられないと思うんだよねー。
守るべきもののために、生きてきた近藤さんと、世界貿易をして儲けたい、その環境を整えることに血道をあげた龍馬では、
武士と商人という立場の違いがある。だから、それぞれの正義があるし、どちらも絶対の正義には、なりえない。
立場の違う正義があるだけだ。だから、あの近藤さんに何かを言わせると、龍馬伝世界の絶対正義が破壊されてしまうんですね。
だから、近藤さんはあそこで、言葉を発せなかったわけです。
そのあたりが、この龍馬伝の浅さを表現してしまっているんですよね。
僕は、今回の龍馬伝、あの原田近藤をしゃべらせなかったことが、龍馬伝という絶対正義をかかげた物語の浅さ、を象徴したシーンになったと思いましたー。
しかし、今回、ほんと、しらけて見ちゃったなあ・・・なんか、白い王子様福山龍馬様アゲに終始していたし・・・それと気になったのは、
「幕府には2万の人間がいるんだよ」
っつー、勝さんに、
「そんなの、なんか仕事させりゃあいいじゃん」
っていう掛け合い。勝さん、何故に納得する?
結局、これから、武士階級消滅まで、西郷さんが大変な想いをするわけだけど、おかげでいろいろな戦争が頻発するんだよね。その武士のエネルギーが消えるまで、
いろいろな戦いがあって、血が流されて・・・そういう歴史を日本人は持っているんだけど、それを
「仕事させりゃあ、いいじゃん」
で、片付けるのはどうかなあ、まるで、自分だけ貿易だけできりゃあ、いいんだよっていう、商人の正義しか、そこにはない。
僕は武士道ってのは、日本人のDNAに刻まれて消えていないと思う人間で、未だにそれは日本人の美学そのものだったりするわけですよ。
武士道があるから、日本人は、宗教に依存しないし、神様だって、信じないわけです。わらをも掴みたい時以外は。
それは、武士という階級が長らく日本にあって、その階級が美意識をしっかり育ててきたからで、武士という階級はそういう意識を体現してきた人間達だったわけです。
それを消してしまうということは、平等にする、ということとは全く違うことであって、日本人を否定することでもあるわけですよ。当時のね。
それが原因になって、戦争がたくさん、起こった。上でも言ったけど、ある意味、龍馬が、そういう戦争の原因になったとも、言えるんだよね。
そういうことをいろいろな話をしてきた立場として言えば、この龍馬のセリフは安易そのもの。
というか、龍馬伝そのもの、とも言えると思います。歴史なんてどうでもいい、その瞬間瞬間納得するような浅い言い訳さえできていれば、全然OK。
そういう姿勢だからこそ、生まれたセリフだなあ、と想いましたね。まあ、ラス2になっても、最初の頃と、おんなじこと、言ってるか(笑)。
さて、みんなから嫌われちゃった龍馬ですが・・・殺されるべくして殺されるってことですかね。
なんか、一人勘違いしているベビーフェイスそのものになっちゃいましたからねー。
まあ、次回の暗殺っぷりを楽しみにしながら、ゆっくりと最後の一週間を楽しみましょうか!

今週の評価ポイント
慶喜とそれに直言する後藤さんですね。後藤さんの演技、慶喜のインパクト演技、演技のやりあいが堪能できました。もっと長い時間、見たかったけどね(笑)。

そのひとなりの、しあわせ感が出ちゃう、お昼ごはん!(あなたはどうですか?(笑))

2010年11月22日 | お昼間カフェ

どうも、ゆるちょです!

いやあ、月曜日ですけど、今日は、いつもより暖かいですねー。

こう、朝、暖房をつけなくて、全然へーき、ということで、

こういう暖かい日は、ほんとに、うれしいです。まあ、雨が降るみたいですけどね。


さて、「龍馬伝」のネタは、夕方、ということで、

お昼間カフェの方は何を話しますかねー。


と、先日、移動のために、電車に乗っていた時の話をかるーくしましょうか(笑)。


まあ、その時は、平日で、天気もよかったお昼ごろのお話です。

僕は、だいたい、外で昼ごはんを食べる時は、時間があれば、だいたい、11時半くらいに食べちゃうんですね。

まあ、ちょっと時間をずらすだけで、食べ物屋さんも空いているし、混んでないんでゆっくり味わうこともできるし、

いいことづくめなんで、そうしちゃうわけです。


まあ、お昼ごはんも大事ですからねー。十分おいしく味わうわけです。

やっぱり、口福は、直接的なしあわせ、ですからね。


まあ、そんなこんなで、その日も、11時半頃に、お昼を済ませて(チャーハンだったかな)、電車に乗って移動していたわけです。


その電車は、全体が対面座席になっている、まあ、よく私鉄にあるような車両だったわけで、僕もなんとなく、前にすわっている人達の

顔を見ながら、ボケーッと考え事などしていたわけです。

まあ、ブログを書くようになってから、暇な時間ができると、

「なんか、ブログのネタになるようなことは、ないかな?」

という感じで、考え事をするようになって、まあ、いい暇つぶしになっています(笑)。

まあ、その時も、

「ブログネタになるような、おもしろいこと、ないかな?」

と思って、乗客たちを眺めていたわけです。


すると、ある駅で、乗ってきた大学生とおぼしき青年が、前の座席に座ったわけです。

時刻は、12時すぎ。まあ、お昼です。

すると、その青年は、バックから、おもむろに、ハーフサイズ缶のチップスターを出してくるわけです。

そして、おもむろに、缶をあけると、一枚一枚、黙々と食べ始めたわけです。

「ん?」

と、僕はそこで、思ったわけです。

「なぜに、チップスターを、そこまで、まじめに食べなければいけないんだ?」

と。

こう、チップスターとかって、そんなに、次々と食べるようなものじゃないですよね?

こう、お茶請けとか、飲みのあてにするとか。

まあ、確かに、チップスターは、やめられなくなるところもあるから、そういう類なのかなとも思いましたけど、

それにしては、確信的に黙々と食べている。

そこで、気がついたわけです。


「これは、彼のお昼ごはんなんだ!」


と(笑)。

全体的な雰囲気を見ると、髪の毛の感じと、表情からして、完全に寝起き、なわけです。

それでいて、大学生然としているわけですから、

「彼は、朝、時間がなくて、近くに置いてあったチップスターを、お昼ごはん用に持ってきて、それを今食しているんだ!」

という結論に至ったわけです。いやあ、すごいよね。チップスターをお昼ごはんにするとは、ねー。

やっぱり、炭水化物とりたいしねー。まあ、僕が食いしん坊すぎるからでしょうか。

チップスターで、お昼ごはん代用なんて、やったこともなければ、想像もしたことがなかったので、

軽いカルチャーショックでしたねー。

まあ、その青年は、チップスターを食べ終わると、周りに落ちたゴミすら拾い上げ、自分のバックにいれると、満足そうに眠りにつきました。

いやあ、なかなか、行儀のよい(?)青年でしたが、ちょっとしたカルチャーショックでしたねー。

まあ、その青年は40分くらい電車に乗っていて、ある大きな駅で降りていきましたから、午後イチの講義にでも、出る所だったんでしょうね。

いやあ、俺だったら、せめて、おにぎりくらいコンビニで買うけどなあ・・・と素直に思いましたね。


さて、次に、今度は、40代中盤くらいの女性が、目の前に座りました。

この女性、さっきの眠れる青年のすぐ脇に座ったんですが、こちらも、座るとおもむろにバックから何かをだしてくるわけです。

そう。この女性も、電車の中で、お昼ごはん食べちゃう派だったんですね(笑)。

この女性が持ち出してきたのは、

「どらやき、2つ!」

いやあ、そういうわけか!という感じですが、一旦、

「電車でお昼ごはん!」

というカルチャーを知ればあとは、わかりやすいですね(笑)。

この女性、さもおいしそうに食べるのかと思ったら、なんとなく、食べ始めて気づいたようですけど、

皆の視線がそこに集中するわけですよ。

なんということもなく、ですけど。

それに気づいた、この女性、緊張しちゃうわけです。

まあ、人前で、おもいきり見られながら、食事するのは、はじめてだったんでしょうねー(笑)。

まあ、そういう緊張感がこちらにも伝わってくるので、めんどくさいので、見るのやめましたけどね(笑)。

緊張しながら、食事しても味わからないと思いますけど、なんか、こちらは、あわくって、とにかく急いで食べてましたねー。


でも、なんとなく、わかりますよね。

大学生は、チップスター。

40代女性は、どらやき。

なるほど、食べ物って、そのひとの人間性が出るなあって、思いましたね。


「これは、いいネタになるかもしれない」


とほくそえんだのは、僕ですけどね(笑)。


「しかし、二人じゃ、ネタとして、なんとなく、足りない感じがするなあ・・・」


なんて、思っていると、今度は、その女性の横に、なんとなく、あまり仕事のできそうにない、堅い感じの50代くらいのサラリーマンが座ってきます。


このおっさん、スーツの上着の前についているポッケから、おもむろに、アンパンをとりだしてきたんですよ(笑)。

まあ、キオスクかなんかで買ったんでしょうけど、そのおもむろさが、ちょっとおもしろかったですけど、

もう、ネタとして、見てるわけです。

親父はそんな目も気にせず、袋からアンパンをとりだし、しげしげと見ています。

そして次の瞬間、この親父、いきなり、両手でそのアンパンをもみこむ・・・というか、思い切り小さくしているわけです。


そして、周りが唖然とするなか、直径3,4センチになったアンパンをポイと、口の中にいれて、モクモクと食べると終了!

あとは、ペットボトルの烏龍茶かなんか飲んで、一瞬にして昼飯終了です!

「えええええええーーーーーーーーーーーーーーーー!」

と思いましたが、ちょっと驚きましたね!

 

いやあ、ちょっと苦笑いですよ。



まあ、当人は、時間の節約のつもりなんでしょうけど、僕には、日々のしあわせを冒涜しているように見えましたね。


なんか、ベクトルが間違ってますよね(笑)。

こういうひとって、こう、手段が目的化しちゃうタイプの典型のような気がしますねー。

まあ、少なくとも一緒には、仕事をしたくないタイプです。まあ、とにかく、苦笑いしましたねー。



大学生はチップスター。

40代女性は、どらやき。

サラリーマン風おっさんは、アンパンのつぶし食い。



なんか、それぞれの求めているしあわせの形、というのが、シンボライズされているみたいで、おもしろく感じました。

おいしいモノをつぶして食うなんて、ちょっと考えられませんね(苦笑)。なんか、自分のしあわせも圧縮しちゃってんじゃないのー?

という素直な感想を持ちましたねー。


みなさんは、どんな昼食をとってますか?


たまには、気にしてみるのも、自分のしあわせを考えてみる、いい機会になるかもしれませんね。


そんなことを考えた、都内での電車の中のできごとでした。


いやあ、強烈だったなあ、あれ(笑)。


ま、そんなことしゃべりながら、

「今日はお昼ごはん、何にしようかな?」

と、のんきに考えているゆるちょでした。


ではでは。



スガシカオさんの「黄金の月」(月曜日の歌詞論考!)

2010年11月22日 | 日本人の秘密

おはようございます!

いやあ、昨日のゲストは、石橋蓮司さんだったのね。

いやあ、唐突感ありまくりだったけど・・・まあ、そのあたりは、ドラゴン通信で書きましょう(笑)。

さて、月曜日ですが、今日から天気悪くなるんだって?ま、週末、気持ちよかったから、仕方ないか(笑)。

と、そんなことを思いつつ、月曜日の歌詞論考、久しぶりですが、いってみましょうか!


えー、先日、自分のCDラックを整理していたら、一時期よく聞いていたCDを見つけて、

「おーう、そういえば、一時期、サルのように聞いていたっけ・・・」

と、感慨を持ったので、そのあたり、論考してみようかなあ、と想いまして。

というか、このひとの歌詞は、ビビットなストーリーを感じさせるんですよね。

まあ、そんなあたり、読み解けたらなあ、ということで、


スガシカオさんの「黄金の月」いってみましょう!


歌詞はこれですね。


スガさんの楽曲をよく聞いていたのは、今から5,6年前ですかねー。

J-WAVEでもよくかかっていたし、その頃は、よくFMを聞いていたので、その影響もありますかねー。

その頃は、FMをかけながら湘南ドライブ、というのが、定番だったんで、よく聞いてました。

なんだか、ちょっと懐かしい感じの楽曲というイメージですね。今は。

まあ、スガさんの楽曲はいくつも好きな曲がありますが、その中でも、一番、好きかな、これ。

まあ、感覚的に好きなわけですが、じゃあ、そこにどういう意味があるのか、ちょっと論考してみましょう!


えー、この楽曲、97年の曲なんですねー。いやあ、13年前ですか!そんなに、前の曲なんだー、すげーなー!

じゃ、行きましょう!


僕の情熱はいまや、流したはずの涙より

冷たくなってしまった



長い時間が経過してしまった、ということを言いたいんですね。

そのために、最初に持っていた熱い情熱が、いまや、涙より冷たくなってしまった。

「冷めてしまった!」

ということを言いたいわけです。情熱を持って事にあたっていたのに、もう、そのために流したたくさんの涙があったのに、

それより、冷たく冷えてしまった、ということを言っているわけです。

それだけ、いろいろなことが、あったというわけです。

年齢を重ねて、重ねすぎてしまった、ということも言っているんですね。

僕は大人になりすぎてしまった・・・そんな誰でも持つ感慨を、ストーリー的に話しているわけです。


どんなひとよりもうまく、自分のことを偽れる

力を持ってしまった


これも同じ文脈、

「大人になりすぎてしまった」

なんですね。誰よりも、自分を偽れる、そんな人間になってしまった。

もう、若者ではない。自分に正直に生きていない。世間を知り、自分の能力を知り、その能力のなさに、うちひしがれないように、

自分を偽ることを覚えてしまった、と言っているわけです。若さや純粋さを無くしてしまった・・・そう嘆いているわけです。


大事な言葉を何度も言おうとして

吸い込む息はムネの途中でつかえた



彼女に向かって、大事な言葉を言おうとするのだけれど、うまくいかない、と言っているんですね。

吸い込む息が、途中でつかえてしまった・・・だから、うまく大事な言葉が言えない。

これ、言い訳なんですね。

女性・・・彼女に、大事な言葉、愛の言葉でしょうか。

それを言おうとするんだけど、なかなか言えない・・・その勇気がないのかもしれない。

自分を偽ることは、できるのに、それだけ十分大人になったのに、

でも、なぜか、大事な言葉は、言えない。

「好きだ」

という言葉でしょうか。

それとも、

「結婚しよう」

という言葉かもしれません。


随分、大人になったのに。純粋さや若さや、一途さを忘れたのに、

大事な言葉だけが、言えないんだって、彼女に甘えているんですね。


どんな言葉で伝えればいい?

吐き出す声は、いつも途中で途切れた


彼女に聞いているわけです。

どんな言葉で、愛を伝えればいいか。

これ、逃げているんですね。

自分で愛の言葉を選べない、そんな弱い自分を、相手にさらけだして、彼女に言葉を選ばせようとしている。

でも、吐き出す声すら、途中で途切れてしまう。

弱い自分を、表現しているんですね。


純粋さや、一途さを失って大人になったのに、でも、大事な言葉を言えない、そんな弱い俺・・・そういう表現なんですね。

20代の終り・・・そんな頃って、そんなもんですよねー。

弱い男性に、共感を覚えさせるいい詩なわけです。

なるほどね。



知らない間に僕らは真夏の午後を通り過ぎ

闇を背負ってしまった


少年から大人になった男達は、いつの間にか、一番熱い季節を通りすぎて、闇を背負ってしまったんですね。

生きていると、背負う闇。それは、嘘や弱さや、自分がうまくできないことや、見たくないもの・・・。

人間生きてりゃ、いろいろな闇を持ちますよね。それを言っているんですね。知らないうちに、僕らは、もう、夏の熱い季節を通りすぎてしまった。

青春の熱い時代は、終り、気がついたら、闇ばかり背負っていた・・・やはり、20代の終りという感じのイメージがわきますね。


そのうすあかりの中で、手探りだけで

なにもかも、うまくやろうとしていた


非常に感覚的な詩ですけど、共感できる詩ですね。

確かに、うすあかりの中で、どうにか、手探りで生きてきた。そんな実感が、あります。

そういう確実性のない時代を生きてきた感覚というのを、

「手探りだけで、なにもかも、うまくやろうとしていた」

という詩で表現しているんですね。これ、非常にビビットですね。

気持ちに、入り込んでくる感じです。


君の願いと僕の嘘をあわせて

6月の夜、永遠を誓うキスをしよう


女性の願いに、いつも嘘で対応していた僕、ということが語られています。

そういうもんですよね。願いを言う彼女と、とりあえず嘘で、彼女の笑顔を引き出していた自分、

そんな感慨がこの詩に表されている。まあ、男性の想いということでしょう。


そして、梅雨の季節でもある6月に、永遠を誓うキスをする。


嘘なんだけどね・・・という僕がいるわけです。永遠なんて誓えるはずもない・・・そういう僕の本音が出ているわけですね。



そして、夜空に黄金の月を描こう

僕にできるだけの光を集めて

光を集めて



光を集めたいんですね。ひかり。

それを、僕に集めてみたい、だから、それを黄金の月に変えようと言っているわけです。

それが、僕に集まったひかりのしるし。

なくしてしまった、いろいろなもの。純粋さ、一途さ、若さ。逆に背負ってしまったもの・・・闇。

そういうものを、とっぱらってしまいたい。だから、光を集めたい・・・そして黄金の月をつくりたい、

それが、僕の願いなんですね。


もういちど、若かった頃持っていた、ひかりを集めたい。


それが、僕の願いなんですね。



僕の未来に光などなくても

誰かが僕のことをどこかで笑っていても

君の明日が、みにくくゆがんでも

僕らが二度と純粋を手に入れられなくても



今、光を集めたい。僕はそう思っているわけです。

その代わり、現状を受け入れる、というわけです。

現状を受け入れて、歩いていくよ、と決意しているわけです。

だから、

僕の未来に光がなくても

笑われていたとしても、

明日に向かって歩いていく、と言っているわけです。

今、君と一緒に、光さえ、集められれば。


君のあしたがゆがんでも、

そして、僕らが、二度と純粋を手にいれられなくても


そう。失った純粋さを、もう一度、ほしいなんて、言っていないわけです。


大人として、歩いて行く、その覚悟を言っているんですね。


夜空に光る黄金の月などなくても



そして、最後には、光の象徴である、黄金の月さえ、いらないって言っているわけです。


今この瞬間、ひかりを二人で集めることができるのなら、

その象徴さえ、いらない、と言っているわけですね。



大人として、歩き出して、いろいろなものを無くしてきたけれど、でも、今、この瞬間、

君と二人で、光が集められれば、それだけでいい。

どんなことがこれから、起こっても、歩いていける。二人なら。



そういうことを言っているのが、この曲だったんですね。

大人になって失ったもの。そして、大人として歩いて行く覚悟。

そして、君への愛。弱い自分。


そういうのが、表現されていたのが、この曲だったんですね。


なるほどー、だから、20代の終わりごろに、共感したんだなー、この曲。

よーくわかりました。そりゃ、共感するよね。弱い自分。大人になること。好きな女性と光をあつめられれば、それでいい、という想い。


大人になることって、いろいろなものを無くすことでもありますよね。

そして、闇を背負うことでもある。

いろいろなことを知りすぎてしまうことでもある。


そんなあたりをスガシカオさんは、うまく言葉で表現している。

弱い自分という出発点から、多くのものは望まず、たったひとつ、彼女と集める光があればいい。

それを言い抜いたのが、この曲だったんですね。

それが、結論かな。


いやあ、よくできた曲ですね。

今回も論考してみて、はじめてわかった感じです(笑)。

いい曲ですね(笑)。

大人になった少年のせつなさを、ビビットに表現している。

だから、好きなんだな、これ。

よーくわかりました(笑)。そんな感じでしょうか!

 

ここまで、読んで頂いたみなさん、ありがとうございました。

また、次回、お会いしましょう!


ではでは。