私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

悲しき恋歌 前半

2022-04-20 21:34:56 | ソン・スンホン(宋承憲)

HPの閉鎖を計画中の為、それに伴う過去のデータの移行中。結構データ量があるので、突然唐突に過去の話題をアップし続ける予定・・・

追記:

悲しき恋歌はクォン・サンウとソン・スンホンが共演するドラマとして撮影前から話題になっていたのだが、このドラマのミュージックビデオ撮影と前後して、スンホンの不法兵役忌避の疑いが浮上。その後再身体検査を受けて入隊した為、ドラマ出演はかなわなかった。スンホンの代役を務めたのは、ヨン・ジョンフン。(ドラマ撮影の関係から、アメリカVISAを取得していたことやスケジュールの都合などで彼が選ばれたと記憶している)

オンタイムで視聴と書いてあるのは、ドラマを放送していたMBCのサイトに苦労してアクセスし、オンタイムで視聴したことがうれしくて、毎回その事実を書いていたのだと思う。

韓国では何度もスンホンが入隊前に録音した挿入歌(いや主題歌と言ってもいいのか・・・)がドラマ内で流れたのだが、フジテレビで放送された際は、版権の関係からか、(それともスンホンがドラマを降板した経緯からか・・・)スンホンの歌がドラマ内で流れることはなかった・・・当時は韓国のサイトをリンクしていたのだが、今はもうそのサイトは残っていない。

송승헌,십년이지나도,,MV

 

悲しき恋歌サイト(日本)2005・4・30よりフジテレビにて放送

2005・1・5
第1回
オンタイムで視聴
俯瞰で捉えたNYの全景から、ヘイン、チュニョン、コヌ 三人の様々な回想シーンが映し出される

最後にビルの屋上でチュニョンが「ボコシップタ」(会いたい)と叫ぶ姿から始まる三人の運命。

米軍基地の町で育つチュニョン。「父親はいないし母親はあんなことしている」といじめられるチュニョンの母は軍人相手のサボイホテルのキャバレーで働いている。
一人息子のチュニョンに「勉強を頑張れ」と諭すものの、ホテルの一角に暮らしながら、母親の働く姿を見ているのだから、勉強どころの騒ぎではない。なぜか海辺の小屋で一人ギターで遊び、いなくなった父親を思い出しながら、寂しさを紛らわす毎日なのだ。目の不自由なヘインはキャバレーまわりの歌手(何故か芸名はオードリー)のイモ(叔母)に連れられサボイホテルのキャバレーにやってきた。

家が近いチュニョンは送り迎えを先生に頼まれるが、そこは小学生の男の子。恥ずかしさもあってヘインに冷たくあたってしまい、後ろから見守ることしか出来ない。
このジュンフン なかなか哀愁を漂わせる小学男子なのだ。お色気満々の同級生ハジャンが、家から持ち出した「朝鮮人参」を誕生日プレゼントにあげたりと、なかなかのモーレツアタックなのだが、冷たくあしらうのみ。

そんなハジャンのモーレツアタックを尻目に、だんだんと仲良くなっていくヘインとチュニョン。しかし母親代わりのオードリーの元に取り立て屋がやってきたりと、決して平穏ではない二人の仲だが、ヘインをかばい子供ながら男気のあるところを見せるチュニョン。

****************

小学生ヘインとチュニョン 二人の恋がこんなにも運命的だということを1時間20分かけてここまでかというくらい 描いているのだ。
雨の学校帰り ヘインを自転車の荷台に乗せ走るチュニョン、秋の小道を自転車で走る二人、自分の好きな歌をイヤホンで聞かせるヘイン、銀杏の木下で休む二人が体育座りをしていなかったら、二人が小学生だったということを忘れてしまいそうな親密ぶりだ。

疲れたヘインの手を引き水辺の小屋に連れて行き、自分で作曲した曲を聴かせるチュニョン。
「人を連れてくるのは初めてなんだ。」
「素敵な曲ね。タイトルは?」
「自分で作った曲だから名前はないんだ」
「この曲をプレゼントするよ」
「私にはあげるものがなにも・・・これをあげるわ (自分のつけているペンダントをはずすヘイン」
小学生がこんな会話を交わすのだ。これが運命の恋でないわけがない。

朝鮮人参をプレゼントするまだまだ子供のハジョンには全然勝ち目がないようだ。
そんな運命の二人の間にわってはいるゴヌ。
貧乏なチュニョンに比べお坊ちゃま然とした様子のコヌ。足を怪我したヘインにさりげなく自分のハンカチを差し出すのだ。

見えないチュニョンの顔をやさしく両手でなぞるヘイン。そのチュニョンの子役の顔がクォン・サンウに変わっていくのだ。
初回で二人が運命の恋人同士だということは十二分にわかった。コヌの入り込む余地はないように思えるが・・・

今回の余計なお世話
しかしチュニョンの子役の子はクォン・サンウというよりソ・ジソプの子供時代といった雰囲気だ。
しかしこのチュニョン、歌をプレゼントするなんて かなりな「スーパー小学生」だ。とても30人31脚をやっている小学生と同年代とは思えない。ヘインに対してはすっかりナイトの風格さえ漂わせている。
そしてなぜかコヌの周りのキャスティングには、ペ・ヨンジュン主演のドラマ「裸足の青春」の香りが漂っている。
2005・1・6
第2回
オンタイムで視聴
高校生になっても川辺の小屋で遊ぶ二人。手を繋ぎ小屋からの帰り、母親と叔母に「どこがいいの?」とお互いに咎められても、一緒にいる気持ちに変わりなし。小学生の頃、あんなに大人っぽい会話を交わしていた二人なのに、高校生になっても会話内容に進歩がないため、今度はちょっと幼い雰囲気が漂っているのが不思議だ。
20歳過ぎの俳優が何の照れもなく、高校生を演じるという韓国ドラマの定番というのがここでも見られる。(クォン・サンウは慣れたものだが、キム・ヒソンは幼さを出すには、綺麗すぎて無理がある)ハジャンはブラスバンドの華になっている。チュニョン目当ての祭りのパレードの誘いにヘインがついて来たのを見咎め、「見えないの来たの?」とはお色気小学生だった頃とひとつも変わっていない。
「見えなくても一生懸命応援するから」と微笑むヘインだが、こんなに純粋なままでは@渡る世間は鬼ばかりの世の中を渡っていけないことは明らかで、チュニョンでなくても守ってやらなくてはと思ってしまう。

二人が田舎祭りに興ずる頃、お坊ちゃまコヌは赤いバイクを駆り、父親に軽口を叩きつつも、「明日時間ある?お母さんに会いたいの」との姉の希望に優しく同行する、姉思いの若者なのだ。

祭りの帰り、ちょっと離れた隙に、街のチンピラ達にヘインを連れ去られてしまうチュニョン。「見えないんだろう」「俺たち相手にアルバイト云々」と言って乱暴しようとする。ただの高校生の悪がきなのだが、やる事が汚いのだ。
ヘインを助けようと殴り合いの末、病院に運ばれるチュニョン。チュニョンの母に「出て行け」と罵られても「私が悪かったんです」と謝るがヘインの「ただ一緒に居たいだけ」という言葉尻を捕らえ、「20歳過ぎても一緒に居られると思っているの?結婚でもするって言うの?冗談じゃない」「ケガウソ」この「ケガウソ」の一言に叔母のオードリーが切れてしまう。
病院から抜け出したチュニョンがタクシーでサボイホテルを出て行く二人を追いかけるが、勿論追いつくはずもない。
一人でも帰ると泣くヘインに「ケガウソ」なんて言われてあそこに居られる訳がない。(今のあんたを空に居る両親が見たら悲しむとかそんなことも言っているようだ)

ビリヤード場でたむろするチンピラの元へ再び殴りこんでいくチュニョンだが、警察に捕まってしまう。(この一人で殴る蹴るを繰り返すチュニョンを下からなめるように撮るカメラワークがなかなかお洒落なのだ。)
もうお前の事は見たくないという母親に連れられて、ソウルに住む父親の許へ預けられるチュニョン。しかし父親が歓迎する訳もなく、一人ソウルの夜の街にヘインを探しに出るチュニョン。

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ヘインは何故あんなに純粋なのか?チュニョンの顔を触りながら、「手が覚えているから判る」と泣かせることを言い、手の冷たいチュニョンに右手だけの手袋を編んであげるのだ。(白地にスマイリーマークの入った手袋をスマイリー手袋と勝手に命名してみる)
そしてチュニョンが本当に格好いいのだ。クォン・サンウ本当に立派だ。ヘインに対しては本当にこの世で一人だけのナイトだ。
唯一無二のナイトだから、声を出さずに「愛してる」と言っても許されるし、ピアノを弾くヘインを影からとろけそうな笑顔で見つめても許されるし、(決してストーカーに非ず)初雪が降った日にキスしようとしても許される。ファンもそんなクォン・サンウを見つめながら画面の前でとろけているに違いない。
勿論ヘインヘとタイトルのついた楽譜を一人小屋の中で握り締める姿を見ながら、ちょっと涙ぐんだりもしているだろう。

「10年が経っても」
ヘインを探すために夜のソウルの街を走るチュニョンのバックに流れる「シンヨニチナド~シヨンニチナド ノルキダリヌンケ」と流れる歌声を聴きながら、ソン・スンホン(宋承憲)ファンの私もちょっとしんみりしたりする。

今日の宿題
「ケガウソ」韓国語には犬という言葉が入った悪口が多いのだという。犬が笑う?多分これもその一種のような気がするが、詳細は自分への宿題とする。
2005・1・12
第3回
オンタイムで視聴
お互いがソウルに居るということを知らずにいるチュニョンとヘイン。
ガソリンスタンドでバイトしならが、右手だけの手袋を見つめるチュニョンと、クリスマスにはチュン ヨンに会いたいだけと、クリスマスのプレゼント用に左手の手袋を編むヘイン。 「言いたいことがあるんだ」とガラスに点字で愛していると書くチュニョンのバックに流れる歌は「10 年が経っても」(涙)

チュニョンはバイト先から、ヘインはオードリーがアメリカ軍人の恋人ウィリーと外出している隙に、 チュニョンは「ヘインへ」とタイトルのついた楽譜を、ヘインは手袋を握りしめ、それぞれ故郷へと向 かう。 「同じ列車に乗っているんだから気づいてよ」とチュニョンに突っ込みを入れるも、どうやら今回のコ ンセプトは「すれ違い」らしい。駅についても、二人を会わせたくないハジョンのせいで会うことは叶 わず。 一人川辺の小屋で待つヘインと、ハジョンの捨て身の行動により、痛くもないのに痛がるハジョンのせ いで、病院に足止めを食うチュニョン。 ヘインがサボイホテルへ行けば、チュニョンは小屋へと二人はどこまでも会えず(ここでもすれ違う二 人のバックに流れる歌は「10年が経っても」(涙)だ。
結局ヘインはハジョンに最終電車に無理やり乗せられ一人ソウルへと戻っていく。 ハジョンを疑わず、ソウルの自分の住所を彼女に託すヘインだが、捨て身のハジョンは当然の如く、紙 切れをゴミ箱へ) ソウルに戻りガソリンスタンドで、オードリー、ヘイン、ウィリーの三人が漢江へドライブへ行くとこ ろに偶然出くわすチュニョンだが、勿論言葉を交わすことなど出来ず(何しろ今回のコンセプトはすれ 違い故)偶然居合わせたコヌのバイクに乗って三人を追いかけたことで、喧嘩になる二人。 (川辺に倒れこむ二人を上からカメラが映し出すのだが、このアングルにスンホンファンとしてはまた 涙が出てくる。)

街中で偶然教会から聞こえてくるピアノの音に気づくチュニョン。勿論ピアノの音の主はヘインなのだ が、今回のコンセプトはすれ違い故、まだ二人は会うことは出来ず。
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思わぬ人の思いやりに涙する。
ヘインに会えず失意のまま戻ってくるチュニョンにヘジャックを食べさせる父。 お前だけ居れば又やり直せるからと涙ながらに訴える父。 (高校生の息子に一杯飲むかと声をかける父親の優しさに、心癒されるチュニョン)
「この店はヘジャッククが有名なんだ」とチュニョンに言っているように聞こえたが、詳細不明。でもヘジャッククって酔い覚ましにいいスープのはずだ。お父さん、普段かなりお世話になっていそうだし、詳しいということにしておこう。

オードリーに優しくせっするアメリカ軍人のウィリー。
絶対年下だと思う(笑)でも「ウリドライブハルッカ(ドライブでもどう)」(花束付きだ)とかなり 優しい。

そしてやっぱり・・・
医者に「お酒もタバコ厳禁」といわれるもチュニョンにだけは自分の病状を知られたくない母。
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今回のコヌの様子
お坊ちゃまコヌは、高校三年生であることを隠してお姉さま達と遊び、自室ではドラムを叩き、英語も ネイティブの美人家庭教師付きだ。(ついでに自宅の居間には誰も座っていないソファーが山ほどある ) コヌが慕う姉さんは、10年以上好きだったという父親の事業を手伝っている男性と婚約。 二人を優しく見つめるコヌだが・・・・
コヌは何故かチュニョンが気になる様子だ。 (チュニョンはヘインのことで頭が一杯でそれどころではない) ガソリンスタンドでもチュニョンに突っかかり、駅までも追いかけていく。 でも仇というよりは、敵(いいライバル)といった感じだ。 お坊ちゃまで世間知らずだが、憎めない感じはよくわかる。 しかし、幼馴染の女の子にいきなりキスされても(おまけに初キスと告白までされても) 「悪いな 俺は違うんだ」などととニヤニヤしながらいってのける。 ヘイン一筋のチュニョンと違って高校三年生でありながら、なかなかのプレイボーイぶりだ。 (この女の子 アメリカ留学前の挨拶などといっているが、これからも関係してくるのだろうか?)


今回の余計なお世話
「クリスマスはチュニョンと会いたいだけ」というヘインが着ているのはモスグリーンの地色にエンジ色の蝶が刺繍されたセーターだった。モスグリーンはいいけれど、胸に飛ぶ大きな蝶は印象強すぎです・・・
そしてダッフルタイプのコートはカジュアル過ぎて、キム・ヒソンのような美人顔との相性はあまりよくないのではと思う。カジュアルな服装が難しいのは典型的な美人顔故。贅沢な悩みとも言える。
ちなみにチュニョンが何を着ていたかはさっぱり覚えておらず。おそらくうっとりとヘインを見つめる眼差しばかりが気になっているせいかと思われる。
2005・1・13
第4回
オンタイムで視聴
ウィリーにポロポーズされ、3人で一緒の渡米を望むオードリーだが、チュニョンに会いたい一心のヘインの心は動かない。ヘインに「良いおじさんになるよ。手術も受けさせる」というウィリーの優しい言葉もオードリーの「どうやって一人で生きていくの?」という涙ながらの説得も受け入れられない。

一方名前も「チェ・ジュンキル」と変え(どうして変えたかは詳細不明。そういえば、冬ソナでもチュンサン→ミニョンに変わってましたね。あれと一緒?)父と二人新しい生活を始めるチュニョン。転校先には、コヌとあのGスタンドのバイト仲間が上手く具合に通っているのだ。コヌのバイクの後ろに乗り、コヌの別荘へと遊びに行く三人。ギターでヘインの一番好きだといった曲を奏でるチュニョンと白いグランドピアノの上に、母の写真を飾り、一人静かにピアノを弾くコヌと、あっという間に仲良し三人組の誕生だ。

そんな頃ヘインは神父の「会いたい人は心の中にいる。思い続ければいつかは叶う。」との言葉に涙し、神に助けを求めるのだ。
アメリカへ旅立つ前日、教会でチュニョンが作った曲を一人ピアノで弾くヘイン。偶然その曲を耳にし、ヘインを探すチュニョン。(ドラマチックに雨も降ってくるし、横断歩道上での偶然の再会は、前半部分のクライマックスとも言えるだろう。そしてBGMはあの「10年が経っても」(涙)なのだ。)そんな中、ヘインは「毎日お祈りしたから会えたのね。」とどこまでも純粋さを貫き通すらしい。

再会したチュニョンと一時も離れたくがないがために、明日の渡米の事は一切口にせず、黙ってチュニョンに連れられコヌの別荘へ行く二人。
暖炉の前でこれからは絶対に離れないと誓い合い、子供の頃あげたネックレスを今も着けたままのチュニョンに感動するヘイン。(チュニョンの「死ぬまで外さないよ」の優しい言葉つきだ)
しかし帰宅しないヘインを心配するオードリーの電話から、明日からの渡米と手術の事を聞き驚くチュニョン。
何も知らないヘインはチュニョンが作った朝食を「叔母さんの作ったのと同じ味がする」(不味いといっているらしい(笑))と明るいが、そんなヘインを見つめ涙を流すチュニョン。そしてここでもBGMは「10年が経っても」だ。
コヌ達が別荘へ来るのも待たずに、ヘインを連れ空港へ向かうチュニョン。
(ここで三人が会っていたらね~と思うがそんなことは関係なく、ドラマはどんどん進む)
空港で騙された事に気づき、「悪い奴(ナップンノム)絶対別れないって言ったのに」と号泣するヘインに「約束する。絶対探すから。世界の果てでも探しに行くから」とこちらも泣きながらヘインを説得するチュニョン。
そして紙袋をプレゼントだといって持たせるチュニョン。
(朝ピアノの傍らでプレゼントをくれる?とピアノを弾くことを頼んだ間に、自分もプレゼントの用意をしていたのだ)
袋の中には自分の住所を書いたエアメールの封筒の束とカセットテープが入っており、そのカセットを聴き、飛行機の中で涙するヘイン。(勿論ここでもBGMは「10年が経っても」だ・・・)

「必ず会おうな・・・又会うときまで絶対泣くな。サラハンダ」
「あなたが見えたらどんなにいいか」とヘインが何気なく口にした一言で別れを心に決めるチュニョンの悲しいメッセージを聞いたら、そんなメッセージがカセットテープから聞こえきたら、ヘインだけでなく、私でも号泣だ。

今回のコヌの様子
前回の川辺での殴りあいの喧嘩で、どうやら友情を感じた二人らしい。特にコヌのほうがすっかりチュニョンを気に入っている様子だ。学校で再会した時も「パンガップタ。チング」とすっかり親友である。お互い感じるものがあったから、ガソリンスタンドでも喧嘩をしたという設定なのだろうが、男同士は心を許しあうのが早いのか、それともドラマだから早いのかは不明だが、とにかくすっかり親友(チング)になったことは確か。(ピアノを弾くコヌの傍らで「死ぬまで、いや死んでも大事な人がいる」とか、多分そんな告白をしているチュニョン。)
そしてコヌは結婚式を控えた姉のウェディングドレスの試着に付き添って上げたりする優しい弟なのだ。
ちなみにかなりお洒落さんであることも判明したが、今回はヘインとチュニョンの涙のチェックで忙しかったので、お洒落さんについては次回ゆっくりチェックすることにする。
2005・1・19
第5回
オンタイムで視聴
アメリカに着いた三人。洗練された都会NYに魅了されるオードリー。ちょっと呆れてそんなに好き?と尋ねるヘインに「私の新しい人生が始まるの!」と言い切っているが、バスに乗って到着した先は典型的なアメリカの田舎町だった。
(オードリー叔母は情けなさに涙ぐんでいるが)見えないヘインには知る由もない。チュニョンからのカセットテープを待つのが唯一の楽しみのアメリカ生活が始まる。ヘインの歌に合わせて伴奏が出来るようにと先輩にギターの教えを請うチュニョン。(そしてギターを練習するチュニョンと歌の練習をするヘインの姿に被って、流れる「10年が経っても」)

お互いの声を録音したカセットテープが、太平洋を渡って二人の間を行きかうのだ。結構壮大な遠距離恋愛である。電話よりもカセットテープというのが、奥ゆかしくて泣かせるし、郵便受けを開ける感じがなんとも切なく、ちょっと古臭いがそれがまたこのドラマの泣かせ所でもあるのだろう。BGMに@郷ひろみが歌った@よろしく哀愁のワンフレーズ@会えない時間が愛育てるのさを思い出させるシーンの連続だ。(そして全部録音するかと思いきや、サラハンダだけは音なしとは、見ているほうがちょっと照れる。)
あっという間に10ヶ月が経ち、チュニョンの父親は一山当てようと不動産業に手を出したようである

チュニョンに対しても頑張れば留学も出来るぞ」と軽口も出、夜のクラブでサンタナの「哀愁のヨーロッパ」を演奏していた頃と比べたら、結構な羽振りの良さだ。
ハジョンは父親からチュニョンの居場所を聞きつけ、ソウルを訪れるが、二人が又会う約束をしていることそして月日が経とうともヘインの事をひと時も忘れないチュニョンの姿を見、ショックを受ける。サボイホテルから母親が倒れたと連絡を受け病院へ駆けつけるチュニョン。
以前から心臓(?)が悪くそれが父親の許へ預けられた理由だと知るが、時既に遅し。手を握り締めるチュニョンに「これしかない」と一通の通帳を残し亡くなってしまう。
母親の遺品の中に、自分の学生服、産着、そして子供の頃作った紙のメダルを見つけるチュニョン。子供の頃は母親の仕事着ドレスには似合わないからと投げつけるようにしたメダルを見つめ、再び涙を流すチュニョン。(韓国ドラマらしい展開だと思う。このお母さんを演じていた女優さん、とても綺麗で雰囲気があったのに、残念である)
アメリカではウィリーの酒乱が発覚。お酒の入っていない時は我に返るが、そうでないと・・・と(かなり解りやすい展開ともいえる)怯えて暮らすオードリーとヘインだが、「スーパーには私たちの食べられるものは何もない」(要するにお金もないのだ)行くあてもない。しかしチュニョンからのカセットテープもウィリーに踏みつけられ、どうすることも出来ず怯えるヘイン。

今回のコヌの様子

コヌの姉さんの夫の会社での浮気が発覚。(会社の会議室での痴話喧嘩をコヌが見てしまうという、大変ありがちな状況である。)不倫中こそ注意しなくてはいけないのに、ガードが甘くなってしまうのは、日本も韓国も同じらしい。(ちなみに会議室が給湯室でも日本では無問題だが、韓国ではどうだろう。ドラマと関係ないことが気にかかる)
義理の兄(オ・サンギン)を演じるのはあの蜜愛の演技がやはり印象的なイ・ジョンウォン。私にとっては蜜愛、ローファームの印象が強い俳優だ。今回も夜の香りがする役柄を大いに期待したい。
勿論兄は否定し、若いコヌも半信半疑であるが、二人を偶然ホテルのロビーで見つけ、逆上する。部屋へ乗り込んでいくが、単なる会社の打ち合わせだったことがわかり、父親に叱責されるコヌ。ヨン・ジョンフン演じるコヌは爽やか過ぎるくらい、爽やかなのだ。母親がいないコヌにとって姉が愛情を感じることの出来る唯一の肉親。そんな姉が裏切られているから怒って当然なのだが、どうも幼さが感じられてしまう怒り方なのだ。次回以降もっと哀愁を感じられる怒りを期待する。
2005・1・20
第6回
オンタイムで視聴
ウィリーに壊されたテープを握り締めさめざめと泣くヘイン。
(本当はおいおい泣いているのだが、コリアンビューティの第一人者であるキム・ヒソンに対する形容詞はやはりさめざめであろう。どんな時でも美人は得だ。)
ソウルではコヌのアメリカ留学を祝し、屋台でしばしの別れを惜しむ三人組。
(韓国では高校卒業すれば飲酒解禁なのだろうか?まぁ細かいことはいい。とにかく焼酎で送別会を開く三人)
ウィリーの許を出てニューヨークの街を彷徨うヘインとオードリー。留学しにきたはずなのに、妙に豪華なニューヨーク生活を満喫するコヌ。こちらも高校卒業したばかりのはずなのに、ニューヨークの夜景をバックに一人赤ワインで乾杯している。
豪勢なコヌに比べ、お金もない二人はアルバイトを探す合間は、公園で時間を潰す有様だ。その公園でコヌがギター弾きにリクエストした曲を耳にし驚くヘイン。(勿論あのヘインが一番好きといっていた歌だ)ギター弾きの代わりに演奏したコヌに、感極まったようにコインを渡し、立ち去るヘイン。
結局ヘインとコヌの関係も、チュニョンがあの曲をコヌに聴かせたから始まったのだ。まぁドラマっぽいがこれが運命の三人、離れられない糸で繋がっているということだろう。
詐欺容疑で捕まった父親のために、母親が残していったお金を差し出すチュニョンだが、父親の愛人が黙って夜逃げ。結局チュニョンは一文無しになってしまう。土木工事をしてお金を稼ぐチュニョン。
(チュニョン コヌより大人かと思ったが、そこはまだ若者。疑うことを知らなかったがために、結局痛い目にあってしまうのだ。がそんなときでもヘインに送るテープには多くは語らず「本当に会いたいよ。」とだけ吹き込むチュニョン。
公園で偶然ヘインの歌声を聴き、興味を示すコヌ。チュニョン宛の封筒を拾おうと噴水へ入り、濡れてしまった彼女に暖かいコート(靴までも)買ってあげるのだ。
コヌの親切をいぶかしがるヘインに名前を名乗り、「声を覚えていて」と気障な言葉を残して立ち去るコヌ。
コヌは非常に格好付けたがる若い男子だ。(本人は大人ぶっているつもりのようだが、男性というよりは、まだまだ男子という雰囲気だ。どうもスタイルから入るのが彼の流儀のようで、女性に対する態度もハンチングを被ったスタイルも、まだまだ精進が必要のような感じだ)がヘインにだけは非常に紳士的なコヌ。「この間ヘインが歌っているのを聴いたんです。」大丈夫きっとできると励まし、ピアノの伴奏を買って出て、舞台に立って歌を歌う彼女の緊張をほぐそうとするのだ。
「覆水盆に帰らず」と言う大学の教授に「戻して見せます」とうそぶく態度とは大違いだ。(あんなパフォーマンスで許されるなら、私でもやりたい)

ウィリーの許から逃げ出したりしたことで遅れて届いたテープを、チュニョンに黙ってアメリカへ送り返してしまうハジョン。自分だけ仲間はずれになったような気分なのだろうが、(黙ってダンスの練習だけしていればいいものを)とんでもない悪魔のような女の子だ。彼女のせいでチュニョンの許にはヘインのテープが届かなくなってしまうし、チュニョンが送った山ほどのテープは、酒乱ウィリーの手で燃やされてしまう。
そこに、金持ちのお坊ちゃまコヌの出現だ。来週の展開に乞ご期待といった感じだ。
2005・1・26
第7回
オンタイムで視聴
舞台で堂々と歌うヘインを見つめ涙ぐむ叔母オードリーとコヌ。
(素直な歌声を聴かせるヘインを演じるキム・ヒソン。演じるヘインの純粋無垢なキャラクターにぴったりの癖の無い歌声だ。)
歌手デビューを祝い、コヌの車で出かける二人だが( コヌはヘインをブルーのオープンカーに乗せ「アメリカで一番良いレストランに連れて行ってあげる」と言い、着いた先が摩天楼を一望できる自分の部屋なのだから、まったく気障な大学生である。)
ヘインとコヌがどんな風に出会ったのか知りたがるコヌの幼馴染(カン・シニ 留学前にコヌにキスをせがんだあの女の子だ)からの電話で仲たがいをしてしまう二人。コヌの部屋、高校時代の三人が写った写真の前で、何も知らずにいるヘインが可哀相だ。

ハジョンの企みによって返送されたカセットの束を見つめ、途方にくれるヘインだが、オードリーの「別の女が出来たんじゃ?」という言葉には耳も貸さず、諦めずカセットを吹き込むヘイン。そして同じ頃、川辺の小屋で一人、母の誕生日を祝い、へインへのカセットを吹き込むチュニョン。(そしてバックに流れる「10年が経っても」)

サボイホテルで働いていたチャーリとNYで偶然再会し、彼からチュニョンの母親が死んだことを聞かされ、びっくりするヘイン。(チュニョンは心配させるようなことは一つもカセットに吹き込んでいなかったのだ。ひたすら愛の告白のみ録音していたらしい。ある意味とてもなんと男らしい・・ではないか・)
チュニョンからのテープが届かないこと、彼に送ったテープが返送されてきたことを心配し、オードリーに帰国を促すヘインだが、カジノ通いをしているオードリーに蓄えなどあるはずがない。そしてヘインにはそんなこと口が裂けても言えないのだ。

ハジョンに気があるチンピラによって袋叩きに遭うチュニョン。「大丈夫?」と駆け寄るハジョンだが、誰のせいで袋叩きにあっているのかよく考えて欲しいものだ。このハジョン若いわがままな女の子らしく、自分のことだけしか考えていないのである。そしてヘインから貰ったネックレスを探すチュニョンを見ながら一人腹を立て、黙ってネックレスを持ち去ってしまうのだ。(一晩中ネックレスを探すチュニョンの姿を見守るのがヘインの歌声なのだ。泣かせる演出である)
チャーリーからの手紙で、ヘインがNYに居ることを知りNY行きを決めるチュニョン。、チュニョンが購入したヘインにあげる指輪も勝手に自分の物と思い込む。違うと解るや否や「いつも横にいるのは私よ。いつまでもヘイン、ヘインって」とヒステリックに叫ぶのだ。

勝手にチュニョンの部屋に入り、郵便物のチェックをし(今回もまたヘインからの手紙を返送していた)横にいるんではなく、付きまとっているだけなのに、彼女の勘違いはとどまるところなしだ。隠し持っていたネックレスに「チュニョンは死にました」と嘘の手紙をつけ、ヘインの許へ送り返すハジョン。本当に悪魔のような女の子である。

送り返されたネックレスを自分のあげたものでないと言い張るヘイン。
ヘインが「韓国へ帰る」と言っている頃、コヌの義理の兄の力を借りることで無事ケネディ空港へ降り立つチュニョン。「世界の果てまで探しに行くって約束したの覚えているかい?約束を守るよ。待っていろ」なんて男らしいチュニョンだろう。

今回のコヌの様子

友達デニーと、ヘインを落とせるかどうか賭けをするコヌ。
こんなことに掛金が1000ドルとは、お坊ちゃまはやはり世間知らずらしい。怒ったヘインが、公園でコヌからもらったワンピースを脱ぎ捨てて帰るのも当然である。(かわいそうであるがこのシーン 逆に「よくやった。ヘイン」と褒めてあげたい。ヘインが忘れていったカセットテープを聴き、(「テープも届かないし、不安よ。でも必ず会えるよね。チュニョン サラヘ」と自分の見たことのないヘインの様子を感じ、はっとするコヌ)コヌがこれからどんな風に改心するのか見守る必要ありだ。
そしてコヌのお坊ちゃまぶりに若干のだめだし。部屋を訪れる女子に自分のワイシャツを羽織らせるなど、如何考えても20年前のドラマの中の演出だ。今更こんな演出は必要なし。もっとスマートなお坊ちゃまぶりを見せてくれることを期待する。

今日の宿題
三人組のもう一人の名前はジュンピル?か。シンプルではあるが名前の聞き取りが案外一番難しかったりする。そして私のこのドラマの解釈は本当にあっているのか?確かめる術はなく、このままの勢いで視聴は進む。
2005・1・27
第8回
オンタイムで視聴
ハジャンからの手紙の真偽をチャーリに確かめようとする叔母オードリーだが、逆にウィリーが自分とヘインを探していることを知り、キャバレーでの仕事を辞め韓国へ逃げ出そうとする。何度も聞き返したために、伸び切ってしまったテープを手に夜の街を裸足で彷徨うヘイン。
(「今日 サムギョプサル食べたんだ。美味しかった。」こんな世間話のような内容をチュニョンはテープに吹き込んでいたのだ。こんなたわいもないテープを擦り切れるまで聴いていたとは・・・)
偶然通りかかったコヌが助けようとするが、車に轢かれ病院へ運ばれるヘイン。(車に轢かれようともネックレスを手放さないのだ)
チュニョンはチャーリーの許を訪ね、一緒にヘインの歌っていたキャバレー、二人の住んでいた部屋を訪れるが、「俺が絶対ヘインを見つけるから。サラハンダ。サラハンダ。サラハンダ。待ってろヘイン。ポゴシップタ」そんなチュンヨンの熱い思いとは裏腹に絶対に逢えないのだ。ヘインの住んでいたアパートの前で待ち、そしてNYの街を探し回るチュニョン。(もちろんバックに流れるのは「10年が経っても」)サラハンダ=愛してるを三回繰り返すとは・・・ポゴシップタ=会いたい 気持ちは伝わってくる。
ウィリーが住む田舎町を訪れ、ヘインに手出しをしたらお前を殺すとまで言い切るチュニョンだが、チュニョンの帰りを待っていたコヌの目の前で、チャーリの麻薬トラブルに巻き込まれマフィアに連れ去られてしまう。(チャーリはウエイターだけの仕事でなくどうやら麻薬の運び屋もやらされていたようだ)
町外れの倉庫に連れ込まれる一人マフィアと殴りあうが、(勿論コヌが助けに入るのだ。そしてここでチュニョンの飛び蹴りなども見ることが出来るのだが)結局警察沙汰になってしまう。
コヌの義理の兄のおかげで事なきを得るが、即国外退去となるチャーリとチュニョン。出国前にとコヌとヘインが居る病院を訪れるチュニョンだが、勿論ヘインとはすれ違いに決まっている。ドアの隙間から見えるヘインの寝姿にも気が付かないし、チュニョンに注がれているように見えるヘインの視線は空を泳ぐばかりだ。(そしてここでも流れる「10年が経っても」)
コヌが目を離した隙に病室を抜け出し屋上に立つヘイン。チュニョンが作った歌を口ずさみながら飛び降りようとするが・・・・ビルの下で何かを感じるチュニョンだが、勿論ヘインと気づく筈もなく・・・

今日のコヌの様子
チュニョンを助けにマフィアと殴りあいもし、NYを出国するチュニョンに「俺が助けられることはあるか?」と優しく声をかけと、コヌが単なる気障な大学生でないということがよくわかる。そしてヘインをこれから守ろうとするコヌの気持ちもよくわかる。
そしてコヌが誰よりも大切に思う姉の夫の化けの皮が剥がれてくる。麻薬トラブルに巻き込まれたコヌを「本当の弟だと思って助けて」という姉に「お前の弟は大したもんだよ」の捨て台詞。どうやら裏社会の人とも関わりがあるようで、あのハジャンに付きまとっているチンピラを手下にするようだ。このチンピラも高い指輪をハジャンに贈っても足蹴にされたりしているし、ここにきて急にドラマの展開が速くなる。
エンジンがかかるのが遅すぎではないかと思うが、これからのジェットコースター式の展開を期待だ。

今日の心配
私はソン・スンホン(宋承憲)ファン故何度「10年が経っても」が使われようとも気にならないが、ちょっと使い過ぎではないかと心配になる。
そうかといって一度も聴けないとそれはそれで寂しいし。ファンの心境は恋に悩む女子高生のように揺れ動くものだ。
2005・2・2
第9回
オンタイムで視聴
ヘインに逢えず傷心のまま帰国の途に付くチュニョン。 すっかりやつれ寝込んでしまっているチュニョンを横目に、あの悪魔のような女の子ハジャンはチャー リーにヘインとチュニョンが逢えなかった事を確認までしている。 チャーリーに「お前本当に怖いわ」と言われているが、本当にその通り。何時か天罰が下るはずだ。 (是非下って欲しい)
「とってもとっても逢いたいの。子供の時初めて聴かせて上げた歌憶えてる?歌って聴かせてあげる」 テープから聴こえるヘインの歌声を聴きながら涙ぐむチュニョンは 「俺 軍隊に行くんだ。除隊まで待っていろよ」と言い一人入隊することになる。
愛車のベンツを売ってヘインの手術代を工面するコヌ。 「負担に感じることなんかない」と素直に喜ぶ叔母オードリーに、何も見たくないと手術を拒むヘイン だが、「私の顔も見たくないのね」との叔母の一言で手術を受けることにする。
「目が見えるようになった時は必ず私の前に居てね。そうじゃないとチュニョンのことがわからないか ら」「判るさ?一番格好良い男が俺さ!」何度もチュニョンと交わしたやり取りを思い出し涙ぐむヘイ ンだが、勿論目の前に居るのはチュニョンではなくコヌなのだ。 ハジャンが送り返してきたネックレスを目にし、改めてチュニョンが死んだ事を確認し再び涙にくれる ヘイン。 そんなヘインを黙って見守りネックレスをつけてあげるコヌ。(ベンツを売ってお金を作るとはやっぱりお坊ちゃまだ。やることが違う。しかし父親のお金を当てにしなかったことは誉めてあげよう)
勿論死んでいないチュニョンは、アメリカに居るヘインに逢える日だけを心の糧にし、軍隊の訓練に明 け暮れているのだ。 (このバックに「10年が経っても」が流れるのだ。スンホンファンとしてはなんとも胸が熱くなる場 面だ)
コヌに見守られ、何度も舞台に立ちどんどん自信をつけていくヘイン。(ちょっと眉毛をきっちり描い ただけですっかり垢抜けた顔立ちになっている。やっぱり美人は得だ。) 「私がもう10歳若かったらコヌを放っておかないのに」などというオードリーの言葉には耳も貸さず 、叔母さんのバイト先ドミノピザを手伝いながら、チュニョンのことを片時も忘れないヘイン故、「手 術して1年経ったんだから、今日も誕生日じゃないか」とNYの夜景をバックに告白するコヌを受け入 れる事が出来ない。
「私の事愛さないで。私はあなたに何もしてあげる事が出来ない。ごめんなさいしか言えないの」(あ あ 一生に一度でいいからこんな言葉を口にしてみたいものだ。) そう言って泣くヘインに 「何もしてくれなくていい。俺が全部してあげるから」(おお こんな言葉も一生に一度でいいから言 ってもらいたいものだ)
(ここで私の悲しき恋歌を語っても仕方ない。悲しき恋歌なのはドラマの方なのだから。とにかくドラマは非常にロマンティックに進んでいく。)
こんなやり取りがあるものの、勿論こんなことで二人が別れる訳はなく、大学卒業を機にヘインの指に 指輪をはめるコヌ。 「これからはパク・ヘインは俺の女だ。お前の歌を沢山の人に聴かせたいんだ。俺を信じろ。お前は最 高の歌手だ。」 と大学を卒業したばかりなのに、コヌいきなりの音楽プロディユーサー宣言だ。
除隊し、韓国の採石場で働くチュニョンをヘインと二人で尋ねるコヌ。 チュニョンを「俺の友達の@チェ・ジュンキュだ 」とヘインに紹介するコヌ。 チュニョンと紹介されればヘインも判っただろうに。何本もヘインに送ったテープには他愛もないこと しか録音していなかったことが、こんな風なことになろうとは。 「好きな女が出来たんだ」と満足げにヘインを紹介するコヌは勿論そんなこと知る由もない。


今日の注目
このドラマ時々あれっと思うようなカメラアングルがあるのだ。
今日は病院の屋上を見上げるチュニョンの表情を下から見上げるように撮るアングルが気になった。ドラマの展開はかなり古風であるが、これからもこんなアングルを是非見せて欲しい。願わくばドラマの展開もどんどんテンポアップしてこんなお洒落なアングルがどんどん増えることを。
2005・2・3
第10回
オンタイムで視聴
チュニョンに「綺麗でびっくりしたろ?俺たち似合ってると思わないか?」と自慢げにヘインを紹介するコヌ。(あれだけ綺麗だったら自慢もしたくなるというものだ。)
ヘインを見つめ一言も発することの出来ないチュニョン。それはそうだ。あんなにコヌが自慢しているし、多分頭の中は「何故だ!ヘイン」という疑問で溢れそうなはずである。それに声を出せば自分がチュニョンだということがヘインに判ってしまうのだから、声も出せないのは当然だ。チュニョンの声を聴き、思わず「チュニョン」と叫ぶヘインだが(これこそ魂の叫びだ)でもチュニョンの顔を見たことのないヘインには確認する術ももない。
解せないヘインは「チュニョンはどんな顔だった?今日逢ったコヌの友達の声がチュニョンにそっくりだったの。顔も似ているんじゃないかと思って・・」叔母オードリーに問いかける。ヘインを見つけ動揺し、チャーリーに「ヘインが他の男と幸せになっていたらどうする?」と問いかけるチュニョンが哀れだ。タクシーを追いかけ走り、ホテルでは追い出され、そして屋台で自棄酒のおまけつきだ。
さらに翌朝諦めきれずホテルまで追いかけてきたチュニョンは、コヌとの幸せを願って叔母オードリーが処分した、自分の送ったテープの束を見つけてしまう。自棄になって自分でテープを燃やすチュニョン。大事にとっていたスマイリー手袋も指輪も火にくべてしまう。(手袋を大事に持っていたのも泣かせるし、指輪を燃えカスの中から拾っていたのも更に泣ける。普通だったら「後から拾う位なら燃やすな」と突っ込みでも入れたいところだが、可哀想過ぎてそんなこと到底出来ない。)

コヌの父親は姉の「二人の結婚を承諾してあげて」という願いにも耳を貸そうとしていない。「婚約式は大事だからお父さんお許しが出てから」と戸惑うヘインにも携帯をプレゼントし、「何でもあげるよ。ネックレスもプレゼントしたい」というコヌ。周りの盛り上がりとはかなり温度差があるコヌの態度だ。おまけに義兄は、あのハジョンを追いかけているチンピラ(どうやらイ・ミノというらしい)をコヌに紹介し、コヌを陥れようと企んでいるようで、好事魔多しという感じのコヌ。(義兄の企みは会社乗っ取りに違いない。乗っ取った後はコヌ姉を捨てるつもりなのだろう。酷い奴だ。まだ何もやっていないのに決め付けているが、絶対そうなるはずだ)

チュニョンは何がなんだか判らず酒に走り、父親の出所に駆け付けてくれたコヌとチョンジェにも辛く当たる。(チョンジェの「友達の父親は自分の父と一緒です」という台詞が泣かせるのだ)オードリーからハジャンの手紙で自分が死んだことになっていたことを知り、驚愕するチュニョン。「どれ位待ったと思うの。コヌのおかげで眼も治ったし、コヌと一緒に居るのが今のヘインには幸せなの」というオードリーの言葉には頷けるが、「あなたが好きだから、ヘインと一緒にいるのがいやだからやったの」というハジャンの言葉には開いた口が塞がらない。さすが悪魔のような女だけのことはある。
チュニョンのテープを無くし途方にくれるヘインは、チュニョンと二人で過ごした小屋へ一人足を向ける。チュニョンの楽譜を胸に抱き、クリスマスプレゼントになるはずだった白いセーターを抱きしめ、携帯の電池も外してしまい、婚約式どころの騒ぎではない。(そんな泣ける場面のBGMは「10年が経っても」だ)婚約式にヘインが来なかったことを知り、あの小屋へ探しに行くチュニョン。もっと早くに行ってあげればいいのに、もうすっかり憔悴しきったヘインはチュニョンが来てくれたことにも気づかないのだ。
ヘインを病院に運びながら(なんで車に乗せず、背負ったままなのかこれも疑問が残るが、ここも可哀想な場面故、突っ込むのは辞めておこう。)「俺を覚えててくれてありがとう。今まで幸せだったよ」とヘインに語りかけるチュニョン。(過去形の物言いなのが切ない)いつの間にかヘインのそばに寄り添っているのはコヌに入れ替わっている。いいのかチュニョン。

「前半戦の最後頑張りました」という展開だった。これからも失速することなく、この調子で走っていって欲しい。願わくばコヌの若々しい姿をもう少し見たかった。髪型をすっきりしてもう少し若々しい音楽プロデューサーであることを望む。
次回は2/16との予告が出ていた気がする。(旧正月休みだろうか?1週間休んで英気を養いつつ、後半戦の視聴も力技で臨みたい。


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