サーカスマンが自分を追いかけてきていると思い、グォンジュに助けを求めるスジだが、一足違いで彼女の元に先に駆け付けたのはグォンジュそっくりのサーカスマン。声とその様子に騙されたスジだが、短く切りそろえたグォンジュの爪とは真逆の長く手入れされた爪を見て、グォンジュでない事が分かったスジだが、時すでに遅し。注射を打たれ拉致されてしまう彼女。
現地の警察メンバーからは「サーカスマンを女だと言ったり男だと言ったり・・・」とすっかり信用を失い捜査から手を引くことを言い渡されるグォンジュ。土地勘のある警察から協力を得られないのは痛手だが、そんな事で引き下がるはずもない。
同じころデレクたちはまだ麻薬組織のメンバーに拉致されたと思われる海女さんの孫を探している最中。
殺されたダイビングショップのインストラクターと麻薬組織から手を引くべきと揉めている最中に一緒に麻薬組織に拉致された彼女。その際中、確かに麻薬の入ったバックはあったのだが、今彼女の手元には麻薬の入ったバックはない。しかし組織のメンバーがそんな事を信じるはずもない。土地勘のある彼女は「地元の人も知らない洞窟に隠してある」と言い、彼らを海の方に誘い、その隙に逃げようとする。しかしいくら土地勘があると言っても敵は金に目のくらんだ男たち。
結局、港に停まっている船の水槽の中に隠れる彼女は、殺されたインストラクターからプレゼントに貰ったGPS付の時計で位置を知らせようとするのだ。
それに気づいたのはシム刑事。更にデレクとシム刑事たちは彼女たち2名以外に事件に関係している人間がいるはずと目星をつけ、麻薬中毒のダイビングショップのオーナーが彼女たちが持っていた鞄を盗んだ事を突き止めるのだ。ちょっとだけお金を稼ぎたかった若い女性より、麻薬中毒の男の方が何倍も無鉄砲だということだ。
GPSだけでは彼女は探せず、グォンジュに携帯で現場の音を聞かせ「自分の力を信じるんだ。君が見つけたら僕が探す」と言うデレク。もうすっかりお互いの役割分担が決まったパートナーになった事で、水槽に隠れていた彼女を見つけることは出来たが、港の灯台そばに遺書と持ち物を残し姿を消してしまったスジを見つけることは出来ない。
ただ、女性だと思っていたサーカスマンが男性の声で子守唄を歌っていた事が大きな手掛かりになる。
どんな風にしても女性は男性の声を出せないし、逆も又しかり。ただサーカスマンの場合は男性の声も女性の声も波長が一緒だったのだ。デレクが遭遇したサーカスマンも、殺害現場から女性とは思えない脚力で立ち去った。
二人はサーカスマンが多重人格ではないかと狙いをつけるのだ・・・
バリバリと仮面を脱ぎ捨て、グォンジュへの怒りを見せるサーカスマン。サスペンスらしい展開は続く・・・・
5話の内容を取り上げた記事