寄宿舎で学び、従軍し、結婚し、今は娘とも一緒に遊ぶ時間もなく、仕事に忙殺される日々。そんな大人になったクリストファー・ロビンの前に子供の頃の親友であるプーが突然現れる。「赤い風船は必要ないかもしれないけれど、持っていると楽しいんだ。」と何があっても赤い風船を手放さないプーにやや困りながらも、子どもの頃一緒に過ごした仲間を探すために、プーとともに100万エーカーの森に向かう彼。
プーたちと過ごした楽しい日々とはかけ離れた日常を送り、家族と過ごす時間さえも持てないクリストファー・ロビンの姿は、ちょっと前のモーレツサラリーマンを連想させ、「イギリス式働き方改革?」などと突っ込もうとしたのだが、話はもっと壮大だった。プー独り言のように口にする一言一言は「プーさん式生き方改革」というようなもの。(本当は、そんなネーミングをつけることさえも邪道のように思える)
「僕は頭が小さいから・・・」などと言いながら彼が口にする一言一言は、理屈っぽくなく、丁寧で優しい言葉だ。100万エーカーの森の様子も美しく、臆病な子ブタのピグレットは私好みのキャラクターだった。正直、なんの期待もせずに観に行ったのだが、こんなに楽しめるとは思わなかった。。。。
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子どもの心など無くしてすっかり汚れた私も「平凡な毎日の生活の中で、最高の何かを探します・・・・」とプーさんに誓いたくなるような心洗われる映画でした。。。。
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