行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

楓葉経霜紅

2008年12月24日 | 名言・格言
みなさん年賀状は作られたでしょうか。

パソコンで年賀状を作り始めてから、作成にそんなに時間をとられた記憶がなかったので、半日もあればできるかと思ったら大間違い。

結局昨日1日かかっても出来上がりませんでした。

デザインもさることながら、最近は禅語を冒頭に書き、文章を書くようになりました。

字が多くてくどいような気もするのですが、こんなのもあっていいかなという気持ちで作っています。

その時々の気持ちにあった禅語を選ぶのですが、今年は、「来年は厳しい年になるけれども、次の飛躍のための準備と言える年にしたいですね」という意味を込めた言葉を選びました。


同じような意味の言葉で、「『楓葉経霜紅』 楓葉(ふうよう)は霜を経て紅なり」という言葉がありました。

楓葉(ふうよう)とはカエデの葉のこと。

カエデの葉も、骨に達するほど厳しい霜の中を堪えてこそ、美しい紅となるという意味。

人間における苦労・苦難をカエデの葉に例えています。

実際にそういった苦労・苦難に会うと、それが良かったとはとても思えないでしょう。

ただ、そういった苦しみの中でも、ほんの少し気持ちが安らいだ隙間にこの言葉が入り込んで、支えになってほしいと思います。

来年は更に厳しい年になるかと思いますが、その厳しさが若葉と花を咲かせる植物の冬越しのような年であってほしですね。


ちなみに、一昨年の年賀状の禅語は、

『東風吹散梅梢雪 一夜挽回天下春』

(とうふうふきさんず ばいしょうのゆき

 いちやばんかいす てんかのはる)

というもの。

本当は、一夜にして重苦しい冬が過ぎ去り、明るい春が来る年になってほしいのですが。

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