「逆バージョン」2月26日
書評欄に、ライター和田靜香氏による、『「プロレス社会学のススメ」(斎藤文彦、プチ鹿島著・ホーム社)』についての書評が掲載されていました。同書は、『今の社会はどうなっているのか? 問題は何か? 自分はどうすればいいのか? それをプロレス界の出来事を語ることで、テーマごとに考える』ものなのだそうです。
具体的には、『「プロレスから学んだマイノリティの意識」「ヘイトクライムとプロレス社会」「プロレスから学ぶ『疑わしい情報』の取り扱い方」』などという構成のようです。面白そうだなと思うと同時に、私のブログはこの逆バージョンだと気付いたのです。
もちろん、完成度や論の緻密さでは、同書に遠く及びませんが、私のこのブログは、新聞に報じられた「今の社会の出来事から学校教育を考える」という体裁のものなのです。2月だけに限ってみても、脱石油「公平な移行」、自己満イクメン、霞が関改革、オーロラ研究家上出洋介氏を悼む、芸大学長「アートで社会を変える」、北京五輪フッ素ワックス禁止問題、高梨沙羅黒塗り謝罪、77人殺害犯アンネシュ・ブレイビク受刑者仮釈放、片山さつき二階派退会問題など、様々な社会問題を、半ば強引に学校教育に結びつけ、語ってきました。
先年には、強引にこじつけ的に勝手な解釈をして学校教育に結びつけた小文をまとめ、「断章取義」というタイトルで、本を出版してしまったほどです。ちなみに、「断章取義」とは文章の一部分を切り取り、自分なりの解釈で捉えることを指す言葉です。
このブログは、もう13年ほど続けています。その間取り上げた時事問題や社会現象は1000を超えています。強引なこじつけゆえの粗さも目立ちますが、少しだけ「一般論」とは異なった視点からの指摘や問題提起になっているものもあるはずです。手前味噌になってしまいましたが、一人でも多くの方に読んでいただければ幸いです。できれば拙著「断章取義」も。
また明日から続けるぞ。とりあえずあ70歳になるまでは。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます