葉に油をぬったようなつやがあるところからアブラゴケの名がつけられました。 林内の湿り気のあるところに生える柔らかい葉を持つコケです。
葉の細胞がとても大きくて、ルーペで葉を見ると、なんと葉をつくっている細胞を実際に見ることができます。
葉の細胞は六角形をしていて100μm以上もあり、日本のコケの中では最も大きな葉細胞をもっています。
こんなに大きな細胞を持っていても、葉は細胞がたった一層しかありませんので、水分を保つ仕組みはありません。
湿り気が無かったり天気が良い日にはコケは水分をあっという間に失ってしまいます。
Hookeria acutifolia
アブラゴケ (アブラゴケ科)