花*花・Flora

野の花・山の花・外来植物・果実や種子などなど、観察したことを気ままに綴るBlogです。 

ヤブマメ・・地下結実

2005年10月31日 | 山の花

ヤブマメの果実が見られるようになってきました。 
普通はこの豆果には3個の種子が入っています。 
ヤブマメはこの豆果だけではなく、地下に閉鎖花もつけて結実します。 
マルバツユクサと同じ、珍しい地下結実ですね。

ちょうど草刈りをやっていた所で掘らせてもらいました。 
 

閉鎖花の種子は1つだけつけますが、豆果の約2倍もの大きさがあります。
確実に芽を出せるように、栄養をたっぷり蓄えているのでしょうね。 

 


ウメバチソウ *ふぞろいのオシベたち*

2005年10月30日 | 山の花

 

ウメバチソウが咲き始めるといよいよ晩秋です。

この花は、とっても端正で美しく好きな花のひとつです。
しかし、写真に撮るときいつもどこかわからないけれども少しだけ違和感がありました。

それがなんだか、やっとわかりました。
“ 雄しべが花によってふぞろい ”なんです。
でも、実は不揃いの理由がちゃ~んとあったんですね。

  この続きは、こちらをクリックしてご覧下さい。


センブリ

2005年10月29日 | 山の花
「千振り」・・・千回振りだして(熱湯にしばらく浸して飲む)もなお苦いとして、胃腸薬として有名ですね。 
私の郷里では、昔はどの家でも軒先に干していたそうです。 
呼び方も「せんぷり」と言っていました。「ぶ」ではなく「ぷ」と濁らずに発音しているところが民間薬っぽかったです。 
それと「とーやく」と言う人もいました。
これは「当薬」で漢方の言い方だそうです。

ムラサキセンブリ

2005年10月28日 | 山の花

ムラサキセンブリもリンドウとともに草原に咲き出しました。 
花もだいぶ大きく、花びらの色が淡紫色なので、センブリとはすぐに区別がつきます。ここのフィールドでは、もっと色の濃いもの~白っぽいものまで咲いています。 
ただ、環境の変化などで個体数がどんどん減少しているようです。
いつまでも自然のままで咲き続けてほしいですね。


イヌセンブリ

2005年10月27日 | 山の花
イヌセンブリが、咲き始めました。
ここではムラサキセンブリやセンブリよりも、少し先に咲き始める様です。
蜜腺の周りの毛が長いのが特徴です。 葉も少し違います。
「センブリに姿は似ているが、苦味はない」・・とばかり思っていました。葉を咬んでみて、ちょっと驚きです!! ちゃんと苦味がありました。 
でも苦さにかけては、やっぱりセンブリにはかなわないですね 

イボクサ

2005年10月26日 | 野の花
田んぼの畦や湿ったところに咲く、イボクサ。 
名前はこの草をイボを取る薬として使ったところからだそうです。
花をよくみると、青紫色の長い雄しべと 淡紫色の仮雄しべがあり小さな花ですが美しいです。
ツユクサ科なのですが、花はツユクサにはにていませんね。でも、葉の感じはとてもよく似ていますよ。

ひっつきむし・・オオオナモミ

2005年10月25日 | エピソード

ひっつきむし新情報です!
今まで「ぬすっと」「どろぼう」「バカの実」・・などと不名誉な呼ばれ方の報告が多かったのですが、ついに名誉回復の名前がありました~♪
金沢市の友人が知らせてくれました。 『 くんしょう 』だそうです。 

そして『くんしょう』という言い方は、な・なんとその家の95才のおばあちゃんも、子どもの時から使っていたそうです!!
すばらし~い。 ついに名誉回復ですね「ひっつきむし」くん。


ミゾソバの閉鎖花

2005年10月24日 | 閉鎖花

やや湿ったところに、今ミゾソバが満開です。
花は10数個集まってついていて
ピンク色のものから、上が赤く下が白いものとさまざまです。
アップでみたらなかなか綺麗です。

根元をみると、なんと白い花が1つだけついています。

閉鎖花です。そっと開いてみました。


雄しべが雌しべにぴったりと寄り添っていました。
確実に受粉させる方法なんですよね。

 


ツユクサの閉鎖花

2005年10月23日 | 閉鎖花
ええっツユクサに閉鎖花! この情報にはものすごく驚きました!!
スミレの閉鎖花は有名ですが、ツユクサにも閉鎖花なんて・・。
花の咲く時期が待ち遠しくなってきました。

ツユクサの花がたくさん咲き始めた8月下旬、苞を1つ1つ開きながら探してみました。まるで、宝物を探しているようなワクワク感があります。   
しばらく探していると・・・ありました、ありました。
 
続きは この画像をクリックして「4.ツユクサの閉鎖花」をご覧下さい。 

イヌタデ

2005年10月22日 | 野の花

サクラタデ(10月20日) は、ちょっと注意しないと見つかりませんが、
イヌタデはいたるところに咲いています。
たくさん咲いているとこちらもまた綺麗です。

ゴザとともに、かつて“ままごと”には欠かかせなかった
アイテムですよね。
そういえば、外で “ままごと遊び” をしている子どもは最近
見かけなくなりましたね。