花*花・Flora

野の花・山の花・外来植物・果実や種子などなど、観察したことを気ままに綴るBlogです。 

ラセンゴケ (シノブゴケ科)

2012年03月08日 | コケ植物



日本各地の石垣や岩や木の上に多いコケで、乾燥すると葉は茎に接し、茎全体が犬の尾のように曲がります。



また枝先が細い鞭状に長く伸びることがあります。



乾燥した時は葉は茎にぴったりと接していますが、湿ると大きな葉と鞭状の小さな葉のようすがよくわかります。



葉の中肋は上部でうねうねと蛇行するので “ラセンゴケ” という和名がつけられました。



葉身細胞の並び方が特徴的で、斜めにやや規則的に並んでいて、よく見ると表面がゆるやかに膨らんだものも見られます。



Herpetineuron toccoae
 ラセンゴケ