花*花・Flora

野の花・山の花・外来植物・果実や種子などなど、観察したことを気ままに綴るBlogです。 

バイカオウレン Coptis quinquefolia Miq.

2013年02月26日 | 野の花



花屋の店先にならんだ~♪ 店で野草を・・・の第2弾は「バイカオウレン」です。



ちょうど花が一輪咲いていて、次の花も開きかかっていた株がありましたので、購入してみました。



大きな花ですね、こちらには花が小さなセリバオウレンしかみられませんので見ごたえがあります。 
葉もようすが全く違いますが葉の質は良く似ていると思いました。



鉢に植え替えて三日目には、花が5つほど咲きました。 光の方向に花茎を向ける傾向があるようです。


セツブンソウ Shibateranthis pinnatifida (Maxim.) Satake et Okuyama

2013年02月22日 | 山の花



今頃はいろんな野草も園芸店で売られているんですね。 
先日久留米市の植木市に立ち寄って、ロウバイやウメやマンサクの花など見ていたところ、この節分草も店の片隅で販売されていました。
 


萼は白くて大きく5枚あり、花弁はY字状になって先が黄色くよく目立ちます。 先端からは蜜を分泌しています。



根出葉はかわいい形で深く3裂しています。



スプリング・エフェメラルの花として有名なセツブンソウは九州には分布しておらず、いつか自生の花を見てみたいと思っていましたので、少し迷いましたが購入してみました。


ヒレンジャク参上!!

2013年02月09日 | 



『早く早く、来てみてっ!』
奥さんが突然大きな声で呼ぶので、何事だろうと家の外に出てみると、



な・な・なんと家のすぐ前の電線にヒレンジャクが群れをなして飛来しているではありませんか!



もう何年もレンジャクを探してヤドリギの森に通いましたが、まったく遭遇しませんでした。 まさかこんなに間近で出会うなんて・・・



レンジャクは群れで行動して電線などにズラリと並んでいる写真を見たことがありますが、まさにその通りの壮観な光景です。



電線に止まってフンをしていましたので、落ちたものを見るとピラカンサのような赤い実などで、ヤドリギの果実を食べた後ではありませんでした。



ヒレンジャクはこの場所に10分ほどじっと止まってチリチリと鳴いたりしていましたが、一息ついたようで一斉に飛び立っていきました。


竹林の土壌発酵菌

2013年02月05日 | エピソード



落ち葉堆肥作りにあわせて、ぼかし肥料も作ってみることにしました。 これは米ぬか・鶏ふん・油かすなどの有機物を発酵させて作る肥料です。
ぼかし肥料を作るときにかかせない発酵菌はさまざまありますが、中でも「竹林のハンペン」と呼ばれる土壌発酵菌を利用すると良いとのことなので、その竹林のハンペンを探しに行きました。



竹林や雑木林の落ち葉の積もったところに白いカビのようなものが生えています。 これがハンペンのようです。 雑木林には厚みがあって、ぷよぷよとした手触りのものがありました、まさにハンペンとはぴったりの名前をつけたものです。

あたりを良く見ると落ち葉が分解して土になっているようすがわかります、そして自然の土の良い匂いがします。



竹林のハンペンはその土地の気候に合った土壌微生物のコロニーなので堆肥作りにとても優れているそうです。