散歩道の公園にムベの白い花が咲いています。
ムベは雌雄同株ですが多くの花は雄花です。 先に雄花を咲かせるようです。
雌花は見た目はそっくりですが花数は少ないので、中をのぞきこまないと見分けがつきません。
雄花は3本の雌しべが見えます。
1週間後には2つの雌花のうち1つが受粉して小さな果実ができていました。 秋に実になるまで順調に育ってくれるでしょうか、楽しみです。
九重山にマンサクが咲き始めました。 きっと今頃がちょうど満開でしょう。
九重の山々に春を告げるマンサクの花、また今年も花のシーズンの始まりです。
折れたたまれた4枚の花弁が開いていきます。 鶏卵そうめん(佐賀県の銘菓)を思わせます(笑)
和名のジャケソイバラ(蛇結茨)は、トゲのある茎がつる性で曲がりくねっているのを、ヘビのとぐろを巻いている様にたとえたものだそうです。
冬芽は、1列に行儀良く並んでいます。 1番目のものが主芽で来シーズン成長する枝です。 2番目からはすべて予備の冬芽で、この茎には4つの副芽がありました。 これらの副芽は主芽がうまく育てない場合の予備の冬芽です。 ジャケツイバラは4段階も予備の芽を準備しているなんて用心深いですね。
ジャケツイバラに近づくとこのものすごいトゲで進路をはばまれるだけでなく、着ている服・ズボン・そで口や腕・帽子などところかまわず刺がささって身動きがとれなくなって大変です。
ところが、このすごいトゲがまったくといっていいほど無いジャケツイバラを見つけました。
ご覧のように茎にはトゲがほとんど見あたりません。
かってに命名しますと「トゲナシ・ジャケツイバラ」 あるいは 「ジャケツルツルイバラ」(笑)というところでしょうか。
トゲが無いジャケツイバラに触れてみると、すべすべで優しい感じがしました。
今年は春先まで肌寒い日が続きました。 桜の木も例年よりもかなり遅く開花しましたが、花が一斉に咲いたのでそれもまた見事でした。
4月の中旬に久しぶりに阿蘇の一心行の大桜を見に行ってきました。
今年は天気にも恵まれ、ちょうど快晴の日に満開の一心行の大桜を見ることができました
2004年8月30日の台風で真ん中の大きな幹が折れてしまいましたが、その堂々たる姿は見る者を圧倒する迫力がありました。
(詳しくは「神の宿る大桜」のページもあわせてご覧ください)。

早春の里山の中に真っ白なかわいい花をつけている木を見つけました。 オニシバリに良く似た花だな・・・と思いながら帰って調べてみますと、コショウノキ(ジンチョウゲ科)のようです。 果実がとても辛くて、それを胡椒に見立ててこの名がついたようです。(果実を食べてみたくなりました)
ジンチョウゲに似ていると図鑑には書かれていますが、花は貧弱でか細い感じがします。 香りもかなり弱いようです。

コショウノキ

ジンチョウゲ
顎筒外部に微毛がある点や果実ができるところが、ジンチョウゲとの区別点のようです。 (ジンチョウゲもごく稀にですが果実ができる場合もあります)
微毛の違いを確認しませんでしたので次回の課題です。
樹木の葉もすっかり落ちて、いよいよヤドリギが目立つ季節になってきました。 ヤドリギシーズンの到来ですね。
ヤドリギの果実はそれぞれの株で年によって多くできたり、少なかったりします。
さて今年は果実のでき具合はどうでしょうか。 ほとんど果実がなっていないものもありましたが、毎年見ているヤドリギは今年はたくさんの果実が実っていました。
ヒサカキは雄花をつける雄株、雌花をつける雌株の他に、両性花をつける株も存在しているそうです。 そこで探してみましたところ、いろんなタイプの花があることがわかりました。
この枝には、雌花・雄花・両性花の3種類の花をつけているようにも見えますが、はたしてどうなのでしょうか?
※詳しくは「ヒサカキ 両性花」としてまとめましたので、ご覧下さい。
春先に里山を歩いていると、ぷ~んとあたりが都市ガスのような臭い(香り)がしてきます。 近くの樹木を見回すと、ヒサカキの小さな花がたくさん咲いているのを見つけることが出来ます。
暗紅色の花をつけるものもあり、こちらはベニヒサカキ(E.. japonica f. rubescens)ともいうそうです。
ヒサカキには雄花と雌花があります。 雌花は、雄花に比べて小さくて、花弁は細く先が尖っているような感じです。
日に日に暖かくなってきて、野山の木々も少しずつ春の花を咲かせてきました。 春先は白~黄色っぽい花が多く見られる中に、ピンク色の花を見つけました。
スイカズラ科の花で、2cmほどの花柄に毛が生えていますので、ヤマウグイスカグラのようです。 夏頃には赤い果実が実ります。