花*花・Flora

野の花・山の花・外来植物・果実や種子などなど、観察したことを気ままに綴るBlogです。 

ベニバナナンザンスミレViola sp. 〔園芸種〕

2015年04月06日 | スミレ

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2年前に山野草店で見かけて購入したものです。 ほったらかしですが昨年も今年も花を咲かせてくれました。
葉はエイザンスミレやヒゴスミレの系統を思わせる深い切れ込みがあります。
花はヒゴスミレのようにどっしりとしていて、紅赤色の花弁がとても美しいスミレです。
店にたくさん売っていたので、栽培品種だと思います。


スミレの砂糖漬け

2012年09月01日 | スミレ



息子夫婦が初の海外旅行にいってきて、ウィーンのお土産に”スミレの砂糖漬け”をお土産に買ってきてくれました。
かわいらしい円柱形のオシャレな入れ物には、このお菓子を好んで食べたと言われている皇女エリザベートが描かれています。



ふたをあけると、スミレの芳香がたたよってきます。 この香りは、そう、ニオイタチツボスミレの匂いを鮮明にした香りです。
いったいスミレのどの部分をお菓子にしているのでしょうか・・・

砂糖漬けを静かになめていくと、口に中にスミレの香りが充満して、とても美味しいお菓子です。
途中でようすを見てみると、スミレの花弁らしきものが見えてきました。



最後に水に浸すと、スミレの花全体が砂糖漬けにされていたことがわかりました。 花弁にはほんのわずかに紫色の色素が残っています。



Net検索すると、ヨーロッパでは代表的なニオイスミレ( Viola odorata )がこのお菓子には使われているそうです。 
じっくり見て見ると、距が太くて短いです。 また萼はかなり大きくて先が尖っています。 



側弁には毛が生えています。 かんじんの柱頭はどんなようすだろうと思いましたが、先っぽが折れていて正確に確認できませんでした。
これらのようすを総合すると、たまたまかもしれませんが、今回口にしたものは、Viola odorataとは違うスミレではないかと思われました。



でもニオイスミレだけでなく、違う種類のスミレが砂糖漬けになって入っていてもなんの不思議もありません。 
いずれにしても、、時代を越えて皇女エリザベートのことやそのころのヨーロッパの時代を思い浮かばせてくれるこの”スミレの砂糖漬け”はとても素敵なお菓子だと思いました。 

ごちそうさまでしたとっても美味しかったですよ。


キスミレ

2009年04月27日 | スミレ

野焼きの黒っぽくなった草原に新緑が芽吹き、黄色いキスミレの花がひときわ鮮やかです。 この風景は何度見てもいいものです。

キスミレの花には、側弁に透明な太い毛があります。 また柱頭にも細かい毛が生えていて、ウーパールーパーを思わせます。 この毛はいったいどんな働きをもっているのか興味があります。


ヒメスミレ

2009年04月06日 | スミレ

今年は公園の土手にヒメスミレがたくさん咲います。 例年はこんなにたくさんのヒメスミレは咲いていなかったのですが、今年は特に多いようです。

真っ白の花のアリアケスミレも、もう咲いていました。 アリアケスミレは姿が良くて、綺麗ですね。

日陰にコスミレも咲いていました。 全体のバランスが良くてブーケのようでした。


ナガバノタチツボスミレ

2009年04月05日 | スミレ

今年の春は、スミレがあちこちで一斉に花を咲かせているような気がします。 ナガバノタチツボスミレはちょうど満開のようです。

アオイスミレは、春1番に咲き始めますので、もう花の時期が少し過ぎたようで、少し枯れ始めていました。

さすがに、エイザンスミレは標高が高いところに咲くために、これから咲き始めるようです。


シロバナツクシコスミレ

2009年03月17日 | スミレ

 ぽかぽかと暖かい日差しになってきました。 近くの公園を散策していましたら、白っぽいスミレが咲いていました。 近づいてみると、どうやらコスミレのように思えます。

花弁は真っ白ではなく、わずかに紫色が残っています。 白っぽいのはこの個体だけではなくなくて、あちこちにたくさん咲いています。

こんな白っぽいコスミレは、今まで気がつきませんでした。 白っぽいコスミレもたくさん咲くんだなぁ・・・と思いながら帰って検索してみますと、福岡県で最初に記録された、シロバナツクシコスミレ(Viola japonica  f. albida).のようでした。


スミレが咲いていました

2007年11月14日 | スミレ

菊池渓谷の道沿いに、白い花が点々と見えました。 もうほとんど花が咲いていないこんな時期に、何の花だろうと近づいてみると、なんとスミレが咲いていました。 それも、あちこちに花を咲かせています、やはり暖かいのですね。

花びらが波打っているので、アオイスミレかなと思いましたが、果実を見て「アオイスミレじゃないぞっ・・おっ このゴマフ模様は!」・・・マルバスミレでした。 
果実のゴマフ模様はマルバスミレ独特ではないかな・・とにらんでいますが、どうでしょうか?
うすのきさんにもお願いしてマルバスミレの果実を写してもらいました。 やはり「ゴマフ」でした。